白牡丹母国の名前で出ています/国立新美術館開館10周年 チェコ文化年事業『ミュシャ展』

会議と会議の間に時間ができたので見てきましたよ、ミュシャ展。素晴らしい素晴らしいと聞いていた「スラブ叙事詩」、予想を上回る大きさで圧倒されました。叙事詩を書かねばならない国というものを考えながら、わたくし、彼が生まれ育ったチェコというの国の成り立ちを全く知らないのよね、オシム監督の名言集なんかは買ったりしたことがあるのにあのあたりの国々のことをあまりにも知らなすぎるのね、と少し反省したりした。

しかしーこの大作と来たら!!! シネコン的美術館であるところの国立新美術館でしか展示できないわよねー。さーらーにー午前中のがお客さんが多いと聞いていましたが、平日の午後にあんなに鑑賞客がいることにも驚きー大混雑の東京駅丸の内口みたいな雰囲気だったわよー。大学生からおばあちゃままで、幅広い年代の方がきていました。

展示概要はこちらから。
http://www.nact.jp/exhibition_special/2016/alfons-mucha/

『※パリでその名を広く知られるようになったため、日本では「ミュシャ」というフランス語の発音に基づく表記が用いられてきたが、本展ではチェコで制作された《スラヴ叙事詩》に関してはチェコ語の発音に基づき「ムハ」と表記する』、とのことで、至るところで「ムハ」と訂正されておりました。アルフォンス・ムハさんなのか! オシムさんもそうだけど、カタカナ読みできちゃう名前が多い地域なのかな?

会期は6月5日まで。急げ急げ!!!! オペラグラスというか、双眼鏡持っていってもちょうどよい感じかも。みなさんがちょっと離れて見ている雰囲気が、上の写真から伝われば幸いです。ハイヒールではなくスニーカーで。20作を観るだけで1時間かかります。

もう一回見てもいいな、ミュシャ展。アール・ヌーヴォーな絵のうまい人だとばかり思っていたら、こんなに熱い情熱の作家だったとは。そしてパトロンの名前にはロスチャイルド家が。当時のご当主がこっそりと彼に萌え絵とか描かせていたに違いない、そしてそれはロスチャイルド家の秘密の蔵に隠されているのですよ、きっと、きっと。建国っ!!!

ミュシャ展

母のいない子が集まりし夏の庭/宮沢りえ「湯を沸かすほどの熱い愛」

湯を沸かすほどの熱い愛 通常版 [Blu-ray]

天才子役現るっ!!!! いじめられっ子の女子高校生役をやった杉咲花ちゃん(高畑充希さんに似てるなーと思ったら、とと姉ちゃんで彼女の妹役をやっていたのですか!)もよかったけど、愛人の連れ子役を演じた伊東蒼ちゃんがすごくよかった。あれは小さな安藤サクラですよ、昭和で言ったら乙部のりえですよ、伊東蒼ちゃん、恐ろしい子!!! その他、主人公の宮沢りえが頼った探偵の娘役をやったお嬢さんも可愛らしくて芸達者でした。

地方都市の銭湯を舞台にした物語。母親がいなくなる/いない話でねぇ、もうね、お母さん役の宮沢りえが台所から大声で放つ「ごはんだよ!」という声で、私の中でなにかの糸がぷつんと切れてしまい、そこから先はメソメソ泣きながら鑑賞しました。

しかし、あんなに美しかった宮沢りえがあんなに倍賞千恵子感みなぎる容姿になるんだなー(宮沢りえでさえああならば、いわんや一般人をや!)とか、ちょっと悪ぶりたいお年頃の松坂桃李のイメチェンっぷりとか(柳楽優弥かと思ったよ)、意外とポテンシャルがあるのではと伺わせる笑福亭鶴瓶の息子の駿河太郎とか、みなさんほんとにがんばってらっしゃる。宮沢りえの夫役を演じたオダジョーが永遠にオダジョーで安心した。そしてタイトルがオチになるという、あぁまさか、途中からももしやと思っていたのですが本当にタイトルがオチになるという、えぇ、もう、続きはDVDなどでどうぞ! 

ギンレイホールで、今週金曜まで。

衣替て居て見てもひとりかな 小林一茶/鈴木智彦「ヤクザ専門ライター 365日ビビりまくり日記」

尾崎放哉より侘しさ倍増! さすがの一茶、そこに痺れる憧れるぅ!


冬物を片付けた。ブーツとかダウンコートとかかさばるものがたくさん。
コートというものは買ったときの金額が高いものだから、古い形になってもなかなか手放す踏ん切りがつかない。今シーズンもクローゼットの中に吊るして「次のシーズンで最後にしよう」とココロに決めたりする。決めたりするけど、実際に袖を通すことは少ない。手放したい、心の中では手放したいと思っている。しかしこんな軽やかな良い素材のカシミヤのコートを、今後の人生で買う機会がくるようにも思えない。でもカシミヤ、着るのか? このあとの人生で着るのか? 軽くて温かい素材のものがこれだけ流通した世の中で、カシミヤって着るのか?

 

お洋服に関しては現在、大変な迷走中。筋腫でお腹がせり出していたときに買ったデニムがサイズが合わなくなっていたり(当たり前だ)、形が合わなくなったブラウスやスカートが多数。

最近では「ウカやん、そのジャケットにそのスカートは短すぎるよ」というセリフを二度聞いた。一人は「短すぎる、純粋に短すぎる」、もう一人は「短すぎて就活生に見える」とより踏み込んだアドバイスを。長いスカート持っていたかしらんと、黒いスカートが何枚も重なっているあたりを探ってみたら、香港のアウトレットで買ったちょうどよい長さのスカートが出てきた。忘れてた。この存在を忘れてた。これも筋腫がせり出していてウェストがきつくて履くのを控えていたスカートだったのだ。おぅ、衣替え、素晴らしい。やってみるものです。しかし、自分の実際の体と、記憶のサイズ感に2年ほど時差があるのにおのろいた。若い頃の2年間は筋肉もしっかりとあるし大した誤差ではないけれど、ここからさきの「2年間」というものはライク・ア・ローリング・ストーンなのでは? そう考えると、一年中半裸おじさんでいられる御年70歳のイギー・ポップとか、ベジタリアンで健康に気を使ってる御年73歳のミック・ジャガーってほんとに偉大だわ。女性だとそういうモデルってどこにいるのかしららん。なにを目標にすればよいのか、誰か私の灯台になってください。

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ヤクザ専門ライター 365日ビビりまくり日記

金曜の夜、お酒飲みながらつるっと読んだ。ヤクザの話も原発の話も面白かったんだけど「出会い系で出会った200人くらいの女を抱いた」「ねちっこいのをするのなら四十代が一番」などという赤裸々な記述に「のひー」とのけぞった。出会い系アプリってそんなに普通に使っているものなのか。そして200人をハンティングに行くガッツに脱帽。それって多い方なのかしら、少ないほうなのかしら、よくわからない。

最近の鈴木智彦さん、土井善晴さんと梶本レイカさんの伝道師となりつつある。「ヤクザBL」というジャンルが確立されていることも初めて知った。世界は私の知らないものでこんなに満ちていたのに、私ときたらぼんやりと猫を抱いたまま、特に新しい世界に触れることもなく、この数年を過ごしてきてしまったのだわ。まぁ、それはそういう時期だったのだ。

読みました。
悪魔を憐れむ歌 1巻 (バンチコミックス)

どうでもいいですけど、上の「ヤクザBL」に関連して「はっ!ゴールデンカムイのBLはあるのか!?」と検索してみたら、本編自体が変態すぎるためか、あまり見つかりませんでした。さみしいな☆ なにしろラッコ・・・いや、なに、ゲフンゲフン。

ゴールデンカムイ 1-9巻セット (ヤングジャンプコミックス)

道具屋でバカラの花瓶を買いまして

うちの近所って、たまに軒先で勝手フリマやってる方がいらっしゃるんだけど、先日、そこでバカラの花瓶が三千円で売られてまして、これを入手した経緯と手放した経緯についてじっくり問い詰めたい気もしましたが、売り手の方は「預かり物で」とおっしゃる、なるほど、そしたらこれはわたくしが購入して使うことにいたしましょう、と相成りました。

 花瓶くらい、使っちゃえばいいのに!!
 クリスタルでもないんだし、普通の硝子なんだし!
 一輪挿しにぴったりサイズなんだから、
 毎日楽しくゆかいに使っちゃえばいいのに!!!!

そんでamazonで検索すると「ほほぅ、こういう価格帯の品物か」と把握できちゃう世知辛い世の中。ほんと世知辛い世の中ですよ!

バカラ(Baccarat) 花瓶 エキノックス #2102-661


世知辛いといえば、市況かぶ全力2階建てさんで知ったんですけど、本日は丸の内仲通りのザ三菱なエリアで、企業間綱引き大会が開かれたんですってねー。

市況かぶ全力2階建て:綱引き大会に参戦の三菱地所、地主力の違いを見せつけ主催者自ら完全制覇

ザ資本社会!!! 参加企業はこちらから。メモメモ、星野リゾートとドイツ連銀は丸の内仲通りにあるのね、メモメモ。あの三菱通り、本当に美しいわよね・・・・。

白牡丹母の遺産がまだあって/とあるアラ子「美人が婚活してみたら」

生前、母は病床から「うちはお金がない、金がない」とずーっと言っておりました。いやいや確かにお金ないかもしれないけど、父親は厚生年金で母は国民年金の組み合わせ。裕福な人はたくさんいるし上を見たらきりがないけど、家も田畑もある(固定資産税だって微々たるもの)年寄りが暮らすには十分な金額が支給されていて娘達からの仕送りも若干ある、行政の介護は手厚い。「お母さん、自分でいうほど貧乏じゃないよ。もっと大変な人もいるよとは言わないけど、少なくとも私がこれから迎える老後よりははるかに恵まれているよ」と何度も口にしたものです、それがどのくらい伝わっていたかはわかりませんが。

昨年6月に姉と「母が持っている現金ってどのくらいですのん」と調べあげた。その金額は数百万、都会のリッチなサラリーマン家庭の家の子たちからみたら本当に僅かな金額(この金額をAとしておきます)だけど、地方だとしたらちょっとよい有料老人ホームに入れさせることができるくらいの金額です。その金額を母に告げたら、「そんなにあるの?」と驚いた顔をおどけて見せてくれました。でもあの金額の話をしたために、「それだけあればお父さんが一人残ってもなんとかなりそうだし、じゃ、もういいかー」と母親なりになんだかスッキリ納得してしまったようで、その数日後にあの世に一人で旅立ってしまったのです。なにか引き金があったとしたらあれで安心させてしまったことだと今でも思います。

母が亡くなったあと、私達が把握してなかった保険や定期がまだあったことがわかりました。また各種預け金やら組合費などが戻ってきて、合算すると当初の1.5Aに。そうこうしているうちに父が亡くなり、今度は父の残したお金の受取が始まる。父は保険には入ってなかったけれど、これもまた娘達が預かり知らぬ定期にいくつか入っていて(多分母親がこっそり入れておいたものだと思う)、結局なんやかんで父母が残したお金は当初の倍の2Aとなりました。

こんなにお金があるなら(何度もいいますが、都会のリッチな-以下略-)、もっとよい老後生活を送らせることができたのに、もっと楽しい思いをさせてあげることができたのに、と心から悔しく思っています。私達にお金残さなくてよかったのに、自分たちでお金を使い切って豊かな最後を過ごしてもらいたかった。老後にお金を残すことも大事なことですが、うまく使い切って死ぬことはなかなかできない。海外に行った帰り、現地の空港での搭乗直前に、残った小銭を手頃なカフェですべて使い切る、そんな風に人生を終わらせることはなかなかできない。

自分たちも時間やお金を多少犠牲にしてきたが(犠牲という言い方もなんだけど)、これだけの現金があれば母にしてあげられたことはもっとあったのではないか、もっと要望にこたえてあげることもできたのではないか・・。
などとさめざめとしている最中、若手官僚たちが作成した未来への提言資料『経済産業省:不安な個人、立ちすくむ国家 ~モデル無き時代をどう前向きに生き抜くか~』が転がり込んできた(※この資料P24にもあるけど、うちのママンは「胃ろうなんて絶対しないから」とそこははっきり言ってましたからね、どこかでそういう情報を耳にしていたのでしょうか)。

人生とは、この時代に生きるということは! 生きるということは!

この前、好きな漫画家さんのツイートに背中押されてこの漫画を読んだけど、
美人が婚活してみたら

現実、私が今、読むべきだったのはこっちだったよね、てへ☆ 
これは紙の本で買おう。近いうちに!
マンガ 自営業の老後

その点、猫はいいなぁ。スパイごっこしてるだけで1日が終わるんどすえ。
試験も納税もない♪ いいなー。
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