夏近し女王の国からこにゃにゃちわ/COLDPLAY A HEAD FULL OF DREAMS TOUR

半年くらい前、お友達のHさんが「東京ドームにコールドプレイがやってくるんですが、乗っかりたい人いたらチケットとりますよ」と声かけてくれてので、ぜひぜひぜひとお願いして取っていただき、昨日行ってきました。風邪が治ってよかった、ほんとうに治ってよかった。間に合ってよかった。

コールドプレイはすきは好きですし、なんとなく彼らのヒット曲も抑えているつもりです。が、どちらかというと、エンタメとしてのステージを見てみたいなという動機が強かった。最近の五輪の開閉式やスーパーボウルのハーフタイムショーなどを見ていると、「このグローバル社会なご時世に世界一周のワールドツアーをやるようなバンドがただ歌って踊って「TOKYO, I LOVE YOU!!!」などといってステージを後にする・・・という単純なことをして済ませるはずがない、見せていただこうじゃござんせんか、COLDPLAY の実力とやらを、という気持ちで伺いました。が、素晴らしかった、本当に素晴らしかった。なんて盛り上げ上手のみなさんなんでしょう、礼儀正しく優しい人達なんでしょう。以下、感想を箇条書きに。

・会場の年齢層はいろいろ。明らかに「奥さんに連れられてきたけどよくわかんない」なお父さんも。がんばって! 目の前の席の丙午生まれな感じのお姉様は2時間ずっと踊ってた。多分、お茶かお花をやってる方、わかる、Tシャツにデニムのスカートだけど、あの後れ毛の処理は和装のもの。お姉さま、すごい。ファンになっちゃった。

・前座はRADWIMPS。前前前世なだけかと思ってたら、まぁまぁなんて楽曲がお上手なんでしょう。姪っ子にラインしたら「なんでーーーーー」という絶叫返信がきた。RADWIMPS、40分やってたけど、あたい、ファンになっちゃったよ。ボーカルの尾崎世界観・・・じゃなくて、野田洋次郎さんの衣装がヘムレンさんみたいだったよ。

・会場で手渡されたリストバンドはLEDつき。ライブの間、曲にあわせて光を放っていた。最初は赤で、「なんて立派な王蟲の群れ・・・」という感じに東京ドーム中が赤く。2曲めのYellowではレモンイエローに。ほんとに綺麗じゃったんよ。

・このワールドツアーは、去年の春、アルゼンチンから始まって、今年の夏にヨーロッパで終わる。ツアー詳細はこちらから。すごいよ、興行収入も会場ごとにまとめられているよ。
どこの都市でも、アジアならソウル・シンガポール・台湾でも2daysやってるんだけど、東京は1日だけ。えっ。東京は1日だけ? 日本の洋楽産業ってそこまで落ち込んでるの? 
人口が半分の韓国やシンガポールや台湾でも2日やってるのに、東京は1日だけなんだ。昨年のスコットランドのグラスゴーがやはり1日開催だったんだけど、この聴衆の数がだいたい東京ドームと近い。東京は、グラスゴーと同じくらいのマーケットなんですぜ、音楽業界にとっては(暴論)。洋楽聞かれてないんだ、音楽まで内向きになっているのか、とちょっとびっくり。フェスは人が集まるみたいなので、このあたりも時代の変化なんですかね。

・コールドプレイの皆さんは大変に礼儀正しく、お優しい方たちで、一曲終わるごとに「アリガトゴザイマス」と頭を下げる。各国で各国の言語で同じことをやっていると思うのだけど、なんて腰の低い青年たちなんでしょう。ビートルズの初来日のことをおもうと、なんていう時代の変化なんでしょう。

・どのくらい優しいのかというと、コールドプレイの演奏している姿がよく見えない席のひとたちのために、ステージの途中移動して、小さなステージの上で素朴な編成で3曲演奏してくれたりしているのです。なんてお優しい。

・ステージは素晴らしかった。まさか私の人生で、iTunesの壁紙みたいな空間に身を委ね、腕をあげて踊り狂う日がくるなんて思ってもみませんでしたよ。大変にSNS映えする舞台装置の連続で、大変にガーリー。普通にしててもインスタグラムのフィルターがかかってる状態。風船は飛ぶわ、紙吹雪は雪よりも激しく舞うわ、大型液晶にファンの姿が映し出されるわ(まぁ野球見に来るとこういうことは起きるよね)、「写真やビデオオッケーよ、SNSで拡散してね☆」というご時世です。私も好きな曲は一曲分ムービーに撮りましたよ。うふふ。よい時代。こういう感じ。

コールドプレイの皆さん、あれもまたひとつのファンサの鬼ですよ。お値段以上のライブでございました。行ってよかった、声かけてもらって挙手してよかった。たまにはよいものですねー。よかったー。