佐野洋子「シズコさん」読了

佐野 洋子
新潮社

¥ 1,470

(2008-04)


「シズコさん」は、佐野洋子の母親の名前。
7人産んで3人死なせて4人大人に育て上げた。
まだ誰も成人してないときに夫は死んだ。
そこから働き始め残った4人を全員大学に入れ、貯めておいたお金で静岡に家を買う。
買った家にいついたヨーコさんの弟夫婦の嫁に追い出された。
追い出されたシズコさんをヨーコさんは紆余曲折あってホームへ入れる。
ヨーコさんはシズコさんとの間に深いわだかまりをもっている。
「金で親を捨てた」といいながら、働いて働いて月30万のホーム費を払い続ける。
性格のきついシズコさんも、ボケて最後はきれいで上品な生き物に変わった。
骨が透けてみえそうなほどに痩せて、小さくなっていく。
ひとつの母娘のリアルな戦後史とリアルな物語と読みつつも、これから先、これが自分と自分の両親に待っているのかとずしりと響いた。うちは比較的良好なほうだと思うんだけど、それでも今の状態がベストではないのもわかってる。でも姉妹が3人いてよかった。それぞれがきちんと独立できていて本当によかった、と思う。ちゃんと3人そだてあげて、親はえらい。

 

それとは別に。ケニヤの子供たちの復興支援の歌。

ロード・オブ・ザ・リング 第三章 ウカの帰還/震災支援

香港に行ってる間、ウカ様をどうしようかと考えていたらこの大地震。計画停電もあり、電車の稼働もまだ安定していない、水がなくなるとパニックになっている都内に暮らす友人たちに猫を預けるのは少々忍びがたく。てんで、長野に住む姉の家に2週間ほど預けていた。この週末ピックアップしにもどり、昨夜一緒に東京入りしたところ。
空気が変わったからか現地で突然発情しはじめ、かなりの粗相をしたらしく、「布団にマーキングした」「こっちの毛布にも」「ソファにもね」「消耗品も補充してくれるとうれしいな☆」、ひらひらひらっと諭吉さんが飛んでいきました。まぁね、これも遠慮のない姉妹という間柄だからこそできることよね。ペット消臭のファブリーズを買ってみましたが、姉の家では結構な威力を発揮しました。






土曜の行きの新幹線は、「国内旅行にしては荷物が大きいよねー」というトランクを引きずった乗客がちらほらいましたが(疎開組なんでしょうか)、日曜の帰りの新幹線もそれなりに満席。春休みだし、子どもを実家に預けてきた人も多いのかもしれません。
ちょっと気になったので、姉の家の近辺の不動産広告をちらちらっと見てきました。新幹線が停まる上田駅徒歩10分圏内の全戸南向き・新築マンション2~3人家族用が1700万円~。中古戸建てなら500~600万くらいで手に入る。キャッシュで買えるなー。ふむぅ。上田って東京まで片道5780円なのよねー。ぜーんぜん東京圏内なのよねー。春にはシネコンができるって言ってたなー。2月頃は、マンションか家を買うつもりでいっぱいだったんだけど、この地震でどうも気持ちが削がれた。友人の勝ち組夫婦のお嫁ちゃんの会社が香港に移転するかもといってた。東京にいなくても仕事ができる時代が到来してたけど、ようやくその判断していいタイミングになったのかちら、どうかちら!!!
さて、ウカ様ですが、行きの新幹線はか細い声でニャーニャー鳴いておりました。姉の家には、動きが読めない六歳男児と、思春期と軽度の反抗期を迎えた中学一年生のお嬢ちゃんがいます。移動した初日は事態がまったく飲み込めず、逆に普段通りにしていたのですが、明けた翌日、これはどうも違う家のようだ、自分にとって一大事らしい、と常に緊張モードに。耳はピンと外へ向き、尻尾は地面すれすれに。六歳児の機敏且つ大きな動きにビクッビクッ。しかし発情してだいぶリラックスしたのか、最後にはその家の飼猫のようになっておりました。
再会して「ウッカ~☆」と抱き上げてみるとなんだか体重が軽い。3階建ての姉の家で激しく運動したためか、発情したので食欲が落ちたのか、六歳児に翻弄されストレスを味わったのか、悪いことしたのかな・・・・。猫好きの一家なので、非常時のウカ様の疎開先は確保できたようです、ありがたいこってす。家族が分散して暮らしているというのは心強いことです。帰りの新幹線で、使い道のない金目のものはさくさく現金に変えておこーとも。さらに荷物減らしておくべ、と。
■今日のデータ通信カードメモ
mifi のデータ通信カード、FTPできない、動画が見られないという触れ込みだったのですが、実はその二つの機能は生きていたのです、が、この震災でFTPがブロックされるようになりました。がっくし。データ通信カードを買い替えなきゃー。んもー。FTPできないデータ通信カードってなんだよー。
メールとブラウザだけ、っていう人、使ってみたい人がいたらゆずるよー。声かけて☆
■往復の旅のおとも
佐野洋子「役に立たない日々」「シズコさん」
ある年代の女性たちが「そーゆーことなのよ!」と「ー」を使って表現するのを見かけますが、佐野洋子さんもそうだった。そうか、ああいう世代の文化なのか。

■今日の震災メモ
南相馬市
http://www.city.minamisoma.lg.jp/shinsaikanren.jsp
ピンポイントで支援金投入!
栄村
http://www.vill.sakae.nagano.jp/
あまり報道されていないですが、ここも大変な状況です。
余裕が有る方ぜひ、栄村にも手を!
ふるさと納税も有効だと思います。ものすごく有効な節税!
http://www.furusato-nouzei.jp/guide/slide.html

暗い街

地下鉄の駅が節電のため暗いけど、これくらいでちょうどいいよって明るさとも言える。
「なくても平気」な電力は、これからどんどん節電しちゃっていいと思うよ!
香港のエルメスたんを各所でまわりました。今日、仕事帰りにちょいと覗いてみた日本橋三越のエルメスたん、ハンドバッグに限っていえば、も・もしやアジア一の品揃えなのでは? 香港のショップはどこもあんなに品物なかったぜよー。あんなに色数豊富じゃなかったぜよー。
その百貨店は午後6時で閉店。店内の隅っこに設置されている銀行系ATMも節電のため稼働しておらず。これも「あれば便利はなくても平気」なものなんじゃろうか。
「買い締めするなら本屋でー☆」という画像をtwitterで見たので、今日は漫画とエッセイを、酒屋ではブリュット一本買ってきた。3月11日前とそれ以降では歴史がぱきりと変わってしまったのだな、と思いつつ。。。
今日の漫画 ↓ 。

香港で HSDPAのSIMカード買って、滞在期間中1000円以下でwi-fi経由でネットを確保する方法


 
三連休は香港に行ってきました。羽田を出発したときは三泊四日の旅程のはずでしたが、なぜか途中で飛行機の都合で四泊五日に。行きの飛行機は、香港脱出組のアジア人・欧米人で満タンでしたが、帰りの飛行機は、がらがらでした。羽田空港の出発日の混雑も、平日とは思えないものでした。
以下、いろいろメモ。
【HDPSAカードで wi-fi 設定】

香港の「3(旧 Hutchison )」というブランドのSIMカードをホテルのビジネスセンターで68HK$で買う。日本円で約680円、これに100MBの転送量がチャージされています。持っていったb-mobile のwi-fi 卵ちゃんにSIMカードをセット。b-mobile の設定画面(http://192.168.0.1 など)にアクセスして、3G設定にHutchison を追加。id とパスワードはブランクでOK。これで使えます。よくわからない場合は、3 のショップに行って、スタッフさんに設定してもらうこともできるみたい。
Hutchison 
http://www.hthkh.com/eng/global/home.php
モバイル事業はこちら。数字の「3」にドラゴンをかぶせてあるかっこいいロゴです。
http://www.hthkh.com/eng/business/mobile_hk.htm
コーズウェイベイとか繁華街の大通り(といっても大通りのくせに狭いんだけど)にショップがあるので見つけやすいと思います。
【お買い物はパシフィックプレイスがおすすめなような】
6年以上使っていてボロボロになってしまった財布を新調するのが目的のひとつだったので、今回は、各種ブランドショップを探してあるく。いろいろまわった結果の感触です。
・セントラル(中環) 
リーガーデン:ビル全体がお高く止まってて、ちょっと居心地悪いです。建物がこぶりなのでショップも小ぶり、品揃えは物足りないです。紀尾井町にありそうな感じ。
プリンスビル:ビル中央のエスカレーターが無くなっていました。ここはもー大陸からのお客様でごった返ししてます。ここはほしいものが見つからなかった。丸の内にあるお高い商業ビルみたいな感じよねー。
ランドマーク:広いばかりで疲れるビル。印象薄い。2Fの広いカフェの法外な値段のさしておいしくもないランチが今回の旅の失敗。
IFC:ケイト・スペイドとか、なんというかよりファッショナブルな松屋銀座的品揃えのお店。ゴハン食べるところは、見た目ゴージャスだけど、どこも手頃です、迷ったらぜひ!
・アドミラルティ(金環)
パシフィックプレイス:建物がとても大きく、それぞれのショップもたっぷりと面積があり、ハイブランドの品揃えが一番豊富に感じました。どこのショップも、親切な店員さんが多かったです。トイレがすっごくオシャレ。感動のあまり写真撮影してしまいました。

・コーズウェイベイ(銅鑼湾)


そごう:ほぼ日本のデパートの構造を思い浮かべていただくとちょうどいいです。ショップの面積が小さいので、品揃えは薄いです。エルメスに限っていえば、たとえば日本橋三越のエルエスの半分くらいな大きさでした。
タイムズスクエア:ZARAからFerragamo、iPhone にpatagoniaのウェアまでなんでも買えるとってもとっても便利な商業ビル。今回、自分の趣味にあった洋服屋さんが見つかりブラウスやシャツを5枚も買ってきた。ラッキーな出会いじゃった。また電化製品、パソコンショップ、携帯電話屋さんもあって、いざというときにも便りになります。
【現地の地震についての反応】
スタバやセブンイレブンには義援金箱が、日本語が話せる人からは「大丈夫ですか?」と心配の声をいただく。タブロイド紙が多いお国柄ですが、「政府優柔不断」という文字が踊る一面を見て、なんとなくうなずいたり。日本の報道ではみない写真も多く、また、「核汚染」というきわどい言葉を遣っている紙面もあり、関心の高さがうかがえました。
現地の人の話では、日本食レストランに早速客がこなくなってしまい、このままでは現地の七千人の従業員たちが職を失ってしまう、という話が印象的でした。風評被害が国境を越えていくのを目の当たりにしました。
【キャセイパシフィック】
座席のエンターテイメントシステムが、Linux ベースだった。

【北角のホテル】
今回、北角(North Point )の新しいホテルに。香港に行くたびに毎回ホテルを変えていますが、まーっ、ホテル代高騰してるわよねっ! 
ホテルは新しくてピカピカで、ちょっとルームサービスがマヌケだったけど、全体としてはまあまあ。Oil Streetという通り沿いにあるので、アプローチは、そりゃー、ペニンシュラとか四季酒店ほどよかぁありません。ホテルの真ん前に小さい車工場があって、そこでなぜかシベリアンハスキーが飼われていて、しかもつながれてなくて、ワフワフとうろうろしてますし、車工場は歩道にも資材出しっ放しで、ほんとーにアプローチがよくないですけど、あとはまぁいいんじゃね? 近所のお粥屋さんも現地カフェも安くておいしいとこばかりでした。写真は、その車工場の軒先で麻雀に興じるみなさま。楽しそうー。

 
ホテルの部屋でNHK総合がみられたのでずっと地震の情報を追っていました。3月11日からずっと気持ちが落ち着かなかったし、今も原発の事故のニュースを目にするとそれだけで気が滅入ってしまっっています。それでも、一日も早く日本が元気を取り戻せるよう、今の仕事に真剣に丁寧に立ち向かう、立ち向かうんですよ、ぼかぁ、と自分自身の気持ちが固まった旅でもありました。
♪ がーんばろうー、がんばれる人はー。

3月11日の地震から

金曜日からいろいろあったけれど、気持ちも落ち着いたし、なにしろネットが使える状態だったので、いろいろな人の声が助かりました。とはいえ、この週末は予定が4つあったけれど全部流れ、今日のお昼すぎまではなにもする気が起きず、布団の中でウカ様とツィッター追ったり、関連情報サイトをいろいろみたり。「サラリーマンは自宅を買うな」という本を読んでいたのはなにかの暗喩か。。。。
あ、この本は「いろいろ可能性がある人生なのに、住宅ローンに縛られるのってすっごくもったいないよ! バブル崩壊後、自分の親世代が体験したようなことはもう起きないんだから! あ、買うな、と言ってるわけじゃないんですよ。不確定なことだらけのこれからの世の中で、住宅ローンに縛られる生き方が勿体ないって言ってるだけですよ!そこんとこヨロシク!」という内容の本です。
金曜日は、バイトの女性がくるはずだったのですが、木曜から花粉症で体調悪く、金曜は自宅作業をお願いしておいたのであった。それがよかった。たまたまだけど本当によかった。
あの大きな地震があったとき、まず猫をキャリーバッグにぶち込んで、窓をあけ、猫抱きながら外の様子を見ていた。電柱があんなに揺れるなんて・・・倒れるかと思った。幸い、近隣でガテン系のお兄さんたちが二箇所で働いており、彼らの声に結構助けられました。あの人たち、たくましいわー。
大きな揺れが収まったあと、テレビを見ていたら名取川の津波。目を覆う。映画のようだけれど、あの中にはおそらく人が。なんということかとそこから48時間ほど思考停止。
その日の朝、九州新幹線開通のCMを見て「わーすてき!」などとのんきに感想いいあっていたのに。日常って、あっさりと。
幸い、冷蔵庫にも、貯蔵庫にも、食料・水を備蓄していたのでそんなに混乱はなかったのだけれど、乾電池は補充したわ、充電できるものは全部充電したわ、ノーパソ主体の仕事スタイルで助かった、ということになりそうです。明日から計画停電が始まるみたいで、断水も発生するかもしれない、とのこと。はい、万全の対応で臨みます。
今回読みふけったサイト:
原発がどんなものか知ってほしい
『原発がどんなものか知ってほしい』について (←追記)
「原発がどんなものか知ってほしい」は知る人ぞ知るネット上の怪文書だ。
この文章は、読者を二重に混乱させてきた。第一種の読者は、書かれていることを普通に信じてしまう人で、ブログで共感の日記を書いたりするのだが、事実を知る人からコメントがつき自分も確認して恥をかく…そんなことが繰り返されている。
第二種の読者は「この文章は平井という人が書いた反原発プロパガンダで、内容は間違いだらけ」と認識しているが、それもちょっと事実と違う。