彼もまた善人なれば鶲鳴く 映画「ヤコブへの手紙」


このブログを読んでいる人で、名画座好きな人は薄々気がついてるとおもうけど、今、我が家から一番近い映画館は飯田橋のギンレイホールです。以前はキラキラデート向きの六本木ヒルズ・TOHOシネマだったことを思うと、映画界の南から北へって感じの軸のうつしっぷり。一番近い映画館がシネコンじゃなく名画座ってのが渋すぎる、渋すぎるわい。
しかも、一年間映画見放題のギンレイシネマカードも愛用してる。年間10,500円。これ持ってるとお連れ様も1,000円で見られてたいそうお得なの。名画座なので予告も少なく、さっと行ってさっと見てさっと帰ってこられる大変優秀な施設なの。映画館の手前にファミマがあるので、ファミマで飲み物とお菓子を買って(えぇ、氷結果汁とじゃがりこですが、なにか?)、カードを見せて入館、シアターの扉の前で缶をプシュッ・お菓子のフタもぺりりと剥いで、静かにそろりと着席、という模範的鑑賞者。じゃがりこは音を立てないように、一本一本丁寧に味わって静かに食べてます。ギンレイのお客さんって、そういうのにうるさそうな人が多いんですものー。
ギンレイホールは、単館見はぐり系や、シネコンでも小枠でしか上映されなかった作品が多いので、自分の映画の趣味にあってるところも嬉しいです。なので「いや、これはないなー」という作品以外は積極的にふらりと行っていますのよ。
願わくば、目黒シネマのように、映画をかける順番を週ごとでかえてほしい。目黒シネマは、AとBという映画をかけるとき、第一週目はABABAB、二週目はBABABAと変えてくれるの。だからっ、お勤めの人でもっ、両方見られてとてもよいの、素晴らしいの! あとは家の近所に銀座シネパトスがあれば最高なんだけどなー。シネパトスがあれば!!! 
今日は、1970年代のフィンランドの片田舎を舞台にした「ヤコブへの手紙」を。うっかり鼻水が出そうになるほど泣いた。映画が終わったあと、トイレに行ったら、涙で顔がぐずぐず、顔は真っ赤、切符もぎりのおにいさんが軽くひきながら「・・・あ、ありがとうございました・・」と。1時間15分、こんなに短い時間なのに、俳優もほぼ3人しか出てないのに、超低予算と思われるのに、やられた。あ、このDVDのキャッチやパッケージみたいに、ふんわか☆ほっこり北欧映画ってわけでもないからね! みなさんもお時間あればぜひ。飯田橋ギンレイホールで11月11日まで。
昨今のヨーロッパの映画は、見る作品見る作品、登場人物たちが高齢化してて心配。