おでん煮る柳宗理のおたま買う

柳 宗理 スキンマーS (穴開きお玉)

きゃー、Amazonで買うと1268円なの!? 百貨店で買ってきちゃった。あわわー。

最近おでんにはまってるんですが、おでんを煮て食べるとかなりの塩分の効いただし汁も一緒に吸収してると思われ、穴あきおたまの登場が待たれていた、ので買ってきた。穴あきおたまって言わずにスキンマーっていうのね。これで減塩おでんライフを実行します。むんっ!

おたま買ったあと、でっかい肉厚のチーズバーガーが食べたくなり、丸の内にあるお高めのハンバーガーショップを目指した。しかし途中で見かけた複合レストラン施設でチーズバーガーの看板を見つけそこにふらふらと寄り注文。希望どおりの迫力バーガーで大変に満足しました。

寄ったお店は「ZEST」なんですけど、 株式会社グローバルダイニングさんって立派だよねぇ、昭和48年創業、資本金14億、何年ぶりにこのお店に立ち寄ったんだろうと指折って数えたりしたもんですが、えらい、ほんとうにえらい、頼んだ生ビールもおいしくて、ビールサーバーが清潔に保たれているのが一口でわかったし、時間が早かったのか店内ガラガラだったけど、店員さんたちも気持ちよいし。この産業を続けてこられて本当に立派だと思う。

>・500株以上所有の株主様に対し、15%割引の株主優待証を1枚贈呈いたします。(回数制限無し)

あらっ、まぁっ。通うかどうかは別として持ってても悪く無いわねぇー。

山田詠美「明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち」

明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち

人生よ、私を楽しませてくれてありがとう。
ひとつの家族となるべく、東京郊外の一軒家に移り住んだ二組の親子。澄生と真澄の兄妹に創太が弟として加わり、さらにその後、千絵が生まれる。それは、幸せな人生作りの、完璧な再出発かと思われた。しかし、落雷とともに訪れたある死をきっかけに、澄川家の姿は一変する。母がアルコール依存症になり、家族は散り散りに行き場を失うが-

読んだ。この人って「どうやってこの気持を言葉に綴っておけばよいのだろう」という、平たくいうと所謂「モヤッとした」思いを美しい日本語に表すのが本当にうまい方だと思います。「あぁー、私が、あのとき感じた思いって、こうやって言語化しておけばよかったんだと」と膝を打ちながら読みました。アルコール依存症って辛いもんですな。カモちゃんはよく依存症を治せたね。よいお話でした。


金曜から土曜にかけてのニュースメモ。

・天皇皇后両陛下、フィリピンにて戦没者慰霊
・甘利さん辞任
・日銀マイナス金利砲
・選抜出場校決定
・澤さん引退セレモニー
・五輪アジア予選 日本の劇的な逆転勝利、彼らってばすっごく体力あるんじゃないですか。

四世紀有田を祝ふ椿咲く/d-labo 伊万里磁器と江戸時代の歴史

お友達のFacebookで「自分にいろいろが還元されるこんな愉快な銀行があるんやでー」と紹介されていたスルガ銀行の「d-labo」というサイトにアクセスしたら、ミッドタウンで「古伊万里を知る」というテーマでトークショーが開催されると知りました。今年は有田焼が生まれて400周年とのこと、現地でまた都内でもいろいろなイベントが開催されるようなので、その知識を仕入れるために行ってきました。

私自身は白に藍の染付の器が大好きで、毎日使う器はだいたいその色合いにモダンな山中漆器を添えるような感じ。一時期あっさりした染付のロイヤルコペンハーゲンのボウルにはまって、小を二つ、中を一つ、そのもういっこ上の中サイズを一つ、重くて持てねえよという大サイズをひとつ、合計5点を重ねて保管しています。あぁスタッキングできるのって素敵! 波佐見焼の箸置きや、山中漆器などとも相性がよござんす。実家には、派手なものはないけど、見ればほっとする見慣れた食器が食器棚を占めて、その中には気がついたら40年近く使っている器がちらほらとある。これが正しい家庭の器というものかもしれない。句会マダムのおうちでは、それはそれは素晴らしい染付の器や、ぼてっとした土物の器が登場し、この辺が審美眼と年季の入り方の違いだなと納得しながら毎回の句会を楽しんでおります。そのくらいの器に対する接し方でございます。そして得た知識は、器って意外と欠けない、割れない、長いつきあいになる、というもの。10年前のお友達の結婚式の引出物で使ったお皿を、その縁を欠けさせることなくいまでも毎朝使っています。15年前に買ったマグカップも、さすがに少々色あせてきたけどまだ現役です。この二つは「人生おつきあい小物」の最長不倒距離を目指していただきたいと思っています。

さて、そのセミナーなのですが、そんなほっこりした暮らしと器に関するあれこれ・・・ではなく、「古伊万里と日本史」のお話でございました。講師は日本骨董学院 学院長の細矢隆男先生。セミナー開始時に渡されたレジュメには、1568年信長入京から1871年の廃藩置県までの江戸と中国、欧州の歴史がびっちりと書かれている。真田丸の時代から新選組の時代まで、ぶんきゅーう三年! 「大政奉還はね、坂本龍馬がやったんじゃないですよ、あれは英仏代理戦争なんですよ、覚えておきましょう」、おっ、先生やるね、もしかして私の史観と似ているのではないかしら、この方とはすっごくお話が合いそうー! で、先生の駆け足陶器と日本史のお話。

信長・秀吉時代のキリスト教の話などを踏まえたあとで、「もう国内に領地がない!」となった秀吉は朝鮮出兵をする。ちなみに「もうやれる領地がない!」といち早く気がついた信長は、「茶器にえっらい値段つけてそれ与えることにしよ、そんで殖産もしよ、一石二鳥やん、俺ってあったまいいー!」とさっさと判断しその方向で政治を進めていた。朝鮮出兵ののち、半島からは陶工たちがたくさん連れてこられ、彼らは有田に住んだ。有田に磁器の成分となる土があることを発見した彼らは、徐々に有田焼を産業として成立させていく。さて、そんな頃、内乱のため荒廃しつつある明から輸入先を変えようとしたオランダ東インド会社から「磁器作れるのん? ちょっとやってみてくんない?」と陶器の大量発注を受ける。「えぇー俺ら半外様だしぃーそんなに作ってたら、江戸のみなさんに怒られちゃうぅー、チラッチラッ」と一度は断る鍋島藩、しかし外貨が入って生かさず殺さず程度に稼いでくれる分にはお江戸も潤うよね、「やりなよー、You、輸出しちゃいなよ」と1660年、輸出開始。輸出されたものはいわゆる柿右衛門様式。美しい素地と鮮やかな色絵の器は欧州でも大人気! 1709年には、これに目をつけたポーランド王、「これ、自分ところで作っちゃえばよくね? そしたらがっぽり稼げるんじゃね?」とJ.F.ベドガーという錬金術師をお城に幽閉し磁器焼成技術を完成させ、のちにマイセンが成立する。彼の地で磁器が流通しはじめると東インド会社の貿易量も激減、有田への注文も減ってくる、不況・飢饉・天災を経て享保お改革、かの時代の一億層活躍時代かなんか知りませんが庶民に意見を求めた目安箱なんかを作ってるようじゃぁだいぶの危機的状況でございます、有田も大変苦しい時代を迎えます。そしてとうとう1799年、東インド会社が解散! 「なんか極東の地に、俺たちがまだ植民地にしてない島があるんだって?」と各国がやってくるようになります。1853年ペリー来航、翌年日米和親条約締結、そして日本は開国の道へ! そして上の「英仏代理戦争」に話がつながります。つながった、なんだかよくわからないけど、私の中では有田と日本史がいまつながった!

トークの最中、古伊万里のよきものを先生がスライドにて紹介してくださる。大阪夏の陣から元禄までのよき古伊万里たち。それらを見せたあと、日本の陶磁器にインスパイアを受けた欧州の陶磁器が映り出された。マイセンとロイヤルコペンハーゲン。

「ロイヤルコペンハーゲンはですね、白磁に藍の染付に魅せられまして日本の唐草模様を西欧風にアレンジしたんですよね、これ原型は有田の蛸唐草です」

蛸唐草。

これが彼の地では、こうなる。

「で、この有田、高台の中に手描きの型番や波波の模様が入ってますが、ロイヤルコペンハーゲンにも入ってるんですよ。見てください」

はっ!そういえば、そうだ! 先日、有田焼のそばちょこがほしいなーと探していたところ、こちらの商品にヒットしました。そこで紹介されている高台のお写真、どこかでこの数字の描き方を見たことがあるなーと思っていましたら、自分家のボウルにも確かにそんなようなものが刻まれておりました。

「この柿右衛門なんかマイセンにそっくりなのがありますよ」

こっちがアンティーク柿右衛門。

こっちがアンティークマイセン。

「古伊万里は一時期すごいブームになりましたが、今は下火です。今なら面白いものに出会えるかもしれません。古伊万里も株と一緒で安く仕入れておいて、高く売ればいいんです! ね、簡単でしょう?」

いやいや先生、それができればみなさん甘利砲だのマイナス金利砲だのにアワアワせずに済むのではないのでしょうか。

「ちょっとでも怪しいなーと思ったら買ってはダメです。そこも株と一緒ですね」

先生がちょっとずつ株の小ネタを挟んでくるのはなぜ・・・。

講演が終わったあと、「ささ、ここに古伊万里持ってきたのでみなさんご覧になって」と壇上に呼び寄せてくださる。えっ、これ、1600年ころの器なんですよね・・・先生、こんなにさらっと見せてくれてよいの? こういう惜しみない中高年になりたいものですじゃ。先生の講演があったらもうちょっと聞きたいですわー、遅刻して残念でしたわー、会場のみなさん半数がコクコクと船を漕いでおられたけど平日午後7時開始ではそうなってもいたし方ないわよねぇー。

さて、最後に今日のまとめです。

・貿易は儲かる

・しかし隆盛を誇った東インド会社だって解散するんですもの、ビジネスには賞味期限がある。

・歴史のエンジンは経済だ

・器はなかなか割ったり壊れたりしないので慎重に選ぼう

これも買って読んでみよっと。
休日は、骨董 (祥伝社新書)

立春の前にお財布買い換えたい その3/とうとう楽天で買ってしまった

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こちらね、2014年6月に撮影した写真なんです。預金通帳数冊も入るこのブルーのポーチが、バックインバッグとして大活躍しているのですが、このポーチの容積の問題が。札入れと小銭入れ、さらにiPhoneと通話用のガラケー、さらに手帳、ボールペン、お財布とは別の現金を入れています。このポーチさえ持っていれば、ひとまず火急の御用にも対応できるというもの、しかしお支払いの段階があまりにもスマートでない。

お買い物をするときは、ポーチの札入れからお札を出し、ポーチの小銭入れから小銭を出し、お釣りが帰ってきました、ポーチの小銭入れに小銭を戻し、あ、え、お札のお釣り? じゃ、それはポーチの札入れにお札を・・・・あぁっ、入れる時間がない、もういい、お札はじかにポーチに入れよう、あわわ、レシート、レシートですね、はいいただきます、えっとこれも・・・えぇーいこっちもじかにポーチに入れますぅー、てなことになる。スマートでない。

ではいっそのこと、このポーチと同じような大きさの長財布に(↓こんなのね)すればよいのではないかという話になりますが、こんな大容量の長財布に入れるほどの現金を持ち合わせていない。またラウンドファスナーって、お金を出し入れするたびに、びぃっと引っ張ったり閉じたりするのよね、補修はできるだろうけど、かなり早い段階で傷みそう。悩ましい。

希望としてはクレカ1枚、Suica1枚、銀行ATMカード1枚とお札数枚が入る札入れが好もしい。しかし単純な札入れのみに機能を絞ったものを探すとなるとなかなか見つからない。楽天内の検索力を駆使しても、この印伝のものしか見つからなかった。うん、機能はずばりこれなんだけど、残っている柄が好みのものではなかった。

で、この三つ折財布。いろいろ考えたんだけど、三つ折になり長さを節約した分、厚みが増してしまい、これはまた好ましくない。ムクッとした厚手のものはあまり持ちたくない。これも熟慮の末、却下。こういうピンクとかの陽気な色を使ってみたい気もするんだけどね。

薄い財布も考えてみた。この薄さで小銭入れをつける根性に脱帽しつつも、お札の収納法がいじましくて、これは無理、まるでお金をつかうな、一切使うなというばかりの設計ではありませんか、それでは本末転倒でございます。お金の出し入れに四苦八苦したくないんですよ、ぼかぁ。

もっとこう、お金の出し入れが極限なまでにシンプルにでき、水色ポーチに収まる薄い品物はないのかと探していたところ、こちらを見つけました。このデザインで蓋がないのが希望なのですが、それでは実際、多くの方が希望している「財布」ではなくなってしまうので、その点については妥協することにしました。小銭入れもついてます、カード入れのスペースも必要最低限で願ったり叶ったり。18.5cm ✕ 9cm ✕ 1.5cm と希望する薄さ。よしんば買い物に失敗したとしても、お値段お手頃税込3939円、これなら失敗しても我慢できる。国内縫製のお品らしいですけれども、どんな品物が届くのでしょう、ちょっとワクワクしております。

これが届きましたら、いま使ってる札入れ・小銭入れは購入した時の箱に戻して一年ほど休憩してもらい、立春大吉の日に新しい物をおろそうと思っております。うーむ、それにしてもこちらのエルメスのお財布40万円、これならインデックス投信でも買ったほうがいいんじゃなかろうか。財布に対しては出せて10万、時計には80万(出さないけど)ってところじゃないかなー。いやはやいやはや。

全面改訂 ほったらかし投資術 (朝日新書)

立春の前にお財布買い換えたい/その2

コムデギャルソン 財布 二つ折り財布 COMME DES GARCONS GOLD SA2100G GOLD 並行輸入品

コムデギャルソンの。なんというか、その、大変にご利益のありそうなお財布でございますな。ドクター・コパ先生の推奨銘柄だったりしないのかしら。このラウンドファスナーのデザインって、ちょっとこう、エルメスの手帳カバーっぽくて案外使い勝手がよいのではないのでしょうか。「ネイルとエステと観劇しか予定がない人向け」のあの手帳な!

[エルメス] HERMES アザップ シルクイン アジェダ 手帳カバー 手帳 レモン(シルバー) ヴォーエプソン [中古]

札入れと小銭入れを分ける暮らしをもう止めたい。「あ、小銭入れ忘れてきちゃった!」というときがなかなかに面倒くさい。それでなくても、年に数回「あっ、私、現金まったくもってないっ!」というときがあるというのに!


今日、百貨店でお使い物のお会計をしていたら、隣のカウンターに並んだ同じような年代の女性が100万円札の束をバッグから取り出して「これで足りるかしらー」とザッバザッバとやっておりまして、いやいやいや、なかなか豪快豪快、その札束の風圧にこちらまでアワアワいたしましたことよ。彼女は現金主義なんだろうね、うむ。