「秀吉」を我が家でもする二度三度/三成はどこにでもいるのです、そうあなたの町にも。

真田丸 完結編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)

この夏、真田丸で、死にそうになった秀吉に三成が「念の為遺言書ちゃんと書いてね!」と詰め寄るシーンがございましたでしょ? 瀕死の秀吉に筆をもたせる、「ねむーい、書きたくないー」とぐずる秀吉に、三成は強い声で「書けっ!」と声を荒げる。あのシーンが放映されたあたりで、我が家でも秀吉事案を複数回開催しておりました。

母親の生命保険の受取人は父だったのですが、その父は、母の死からストレスからくる心不全から低酸素症や各種数値の悪化などで起き上がっていることもできず、ろくに書類にサインも書けない状態。しかし郵便局も生命保険会社も「受取人の自筆が必要なんです、私たち立ち会いますから」とみなさん病室にいらっしゃる。「ねむーい、ペン持てないー」という父に「書いてくださいっ」と詰め寄る三成外交員たち・・・ひぃぃぃ、お父ちゃんがんばって!!! 

四十九日前に一緒に旅立ってしまうのではと危ぶまれておりましたそんな父親も、日本シリーズ最終戦の夜には「日ハムが勝ったね!」と元気に電話してくるほどに回復いたしました。それはそれでちょっとイラッとしている娘がここにいるわけですけれども。

見いつけた 小さい秋の消失を/春に買った革ジャンが一瞬しか着られなかったお話

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革ジャンとかライダースジャケットって大変便利でよいことは理解しているのですが、若干暑がりなわたくしは、革ジャンを羽織ったときの熱から逃れることのできなさっぷりに辟易してまして、室内だと暑いー → 脱ぐ → 手に持つ → 手が塞がる → 重い → 早く家に帰りたい → 帰る → 猫よ、私の暑がりっぷりを理解してくれるのはお前だけだよ → ふざけんなババァ寄ってくるんじゃねぇよ、ふぎゃー → バリバリバリ → ぎゃー背中にー傷がーという無間地獄のインファナル・アフェア。この歳になってまで納得の行く「風は通さないが薄くて軽い」革ジャンに出会った試しがなく、モニョモニョしていたところ、リック先生の革ジャンが海外のサイトでバーゲンになっていたところを見つけ、輝けクレカきらめけ青春そして届いたラムスキンジャケット。軽い薄い快適だ! これはすてき、シルエットもよい、腕のところがニットになっているのであがきもよい、うふふふふ。こんなに具合の良いものがあるなら人生のもっと早い段階で流通していてほしかったわよねー。 

とか思って10月は毎日のようにこれを着ていたのですが、伊勢丹タンの店頭の女性が「コートの中に着ることができるくらい薄いので」とおっしゃっていたのを先日、思い出しました、えぇ、なんというのでしょう、薄いんです寒いんです。風は通さないけど、薄く薄くなめされたラムスキンはやっぱり寒いんです。ラムスキンの上に昌幸パッパのワイルドジレとか羽織ったほうがいいのかしら。もっと言うと着られる時期が10月4月の2ヶ月だけなのでは? ええええーご無体なリック先生ごむたいなー!!!! 

とかいってたら昨日はダウンジャケットを着始めた人をたくさん見かけました。秋の消失。冬の到来。まだ11月にもなってないのに。秋はどこに行ってしまったのでしょう。

霜降にシンプル仏具届きをり/買ってみた-手元供養仏具6点セット ちいさなオールインワン Sottoポタリン

amazonで届いたよ、仏具もamazonで買う時代だよ。
そしてオシャレ仏具だよ。小さいよ。かわいいよ。

紙製の筒のかわいらしいパッケージ。マグカップくらいの大きさです。

布製の袋に入ってます。これで携帯もできますね。

6点セットはこんな感じ。白い一輪挿しに引っ掛けてある木の輪が、チリーンとお鈴を鳴らす棒代わりです。なるほど! この輪が移動中の緩衝材・消音材としての役割も果たしてくれるようです。頭いい! さすがグッドデザイン賞!

やっと自宅にも母と対話するスペースができました。
ちょっと時間かかっちゃったね。親不孝でごめんなさい。

ちいさなオールインワン仏具 Sottoシリーズ ポタリン ピンクゴールド

宝塚無音発声鑑賞会/星組公演グランステージ「桜華に舞え SAMURAI The FINAL」ロマンチック・レビュー「ロマンス!!」

句会のマダムのお一人から「鶉ちゃん(わたしの俳号)、北翔海莉さんの退団公演のチケットがあるんだけどいk」と声を掛けていただき、「行きます行きます行きます!」と挙手して行ってまいりました。

さて、今回の「桜華に舞え」は、明治維新ののち、田原坂で散った鹿児島藩士・桐野利秋のお話。西郷隆盛に憧れている少年剣士だった中村半次郎が攘夷、そして維新の波にのまれ、会津戦争では会津城の受取を執り行い東京で活躍したのち、政治闘争に巻き込まれ涙を飲んで鹿児島に戻ってきて、そして田原坂で散るお話。あたい、この演目で明治維新から西南戦争までの流れがよく理解できただよ! ありがとう、宝塚! 日本人はもっと近現代史の勉強に時間を割くべきだよね、ね!

素晴らしいステージでございました。どんなイケメンアイドルでも実際に演じるには躊躇しそうな切れ味がよく見栄えのする殺陣、「いやーん、桐野さんが死んじゃうぅぅぅー」という局面間近なのに素晴らしく格好よく見栄を切るので、客席は歓喜の涙! 後半、ぐすんぐすんと鼻をすする音があちこちから聞こえ、客席にはさざなみのようにひらひらと動くハンカチの波が。わたしも出かける前に「どんな演目か知りませんが、多分涙をながすことになりそうなので!」とゆるめの織りのコットンのハンカチを持っていきました。もちろん双眼鏡も持参しています。前から4列目、通路のすぐ隣の超絶良席だったにもかかわらず、人は双眼鏡で男役トップスターの顔を覗いてしまうものなのです! そしてハンカチはぐずぐず。退団公演の演目に、散って名を残すような物語を残すなんて、うわぁぁん、ほくしょうさーーん!!!!

続くレビューも素晴らしかった。この公演を最後に退団してしまう北翔海莉さんと妃海風さん。レビューの舞台は近世ヨーロッパだったり、50年代のアメリカだったりするけれど、二人は星組の永遠の男役トップスターと娘役トップスターなんやで、二人はどの時代に生まれても結ばれたんやで、お前ら、目ぇかっ開いて二人の姿を記憶にとどめておくんじゃぁという演出側の思いがひしひしと伝わり、涙がダバダバリ。このレビューの間も要所要所でぐずぐず泣いてしまい、もうハンカチが意味をなしてないっ! なによ、この出し惜しみのなさ! バカー! 阪急のバカー!!!

 

そんでな・・・前から4列目、通路のすぐ隣の超絶良席ででしてな、あのオーケストラをぐるりと囲む花道ございますでしょ? あそこにスタァたちが並ぶとふわぁぁっていい匂いがするの。今回はね、グランステージ(お芝居)のときにも通路使われたし、レビューのときもスタァなみなさんがわぁぁーって駆け抜けてくれたの、調子に乗ってハイタッチしてもらったりしたの。そのときね、わたしのまわりに薄桃色のふわぁぁっていい匂いがする霧がかかったの・・・・

 これがオーラなの!?

 これが宝塚のスタァたちが放つ

 オーラというものなの!!!

シンゴジラ見てる時、口を手で覆って「ひぃぃぃぃ」と身体硬直させて2時間集中して見ていたけど、今回の宝塚もそんな感じだった。わたしにはわかる、通路の反対側に座っていたボーダーシャツのあのお嬢さん、ずっとお芝居の最中、「やめてー」「こっち見ないでー」「妊娠しちゃうー」「神様はなんでこんな人をこの世に送り出したのー!」「おねがいー!」「ぎゃー花道に花道に!」「フェロモンが届いてるの、客席にっ、あなたのっ、フェロモンがっ、届いているのっ!」「このフェロモン兵器が!」「退団するくせに退団するくせに、こんなフェロモンを放つなんて!」「バカー」「やめてー(振り出しに戻る)」っての繰り返してましたもの。わたしもそれ繰り返してましたもの。恐ろしい! 宝塚というのは、みんなお行儀よく静かに見ているけど、実は無音できゃぁきゃぁ発声してる鑑賞会なんですぞえ!!!

 

見終わったあと、マダムたちとお酒一杯だけ飲んで帰りました。平たくいうとみなさんお顔つやっつや。「パリのムーラン・ルージュを見てきたけど、観光業って感じで滅多糞だったわねー」「そうよそうよ、宝塚の爪の垢でも煎じて飲むべきよ!」「この出し惜しみのなさと女性ならではのフレキシブルさが魅力よねぇ」「そうよそうよ、松竹の一万六千円のチケットは高すぎるわよ!」などと。わたしもお顔ツヤッツヤ。あの劇場から一体どんな物質が放出されているのか、毎回不思議な思いがいたします。みんなも行こう、宝塚! そして、ふわぁぁって飛び出てるあのいいにおいを嗅いでくるがいい!!!

憲法は行間読まないものなんです/明日のアーvol.2(第二回公演) 『猫の未来予想図Ⅱ』

 

明日のアー見てきた。キ●ガイっぷりに磨きがかかってました。しゅてき! 
ものすごく金のかかったチラシが美術館レベルの出来に見えます、しゅてき!
栩秋さんの身体性を惜しみなく発揮した「ネットワークビジネスの上の方」、最高でした。
大北さんのガスガスキックが楽しめる「芸術としての裸婦」、期待以上の内容でした。
「ありふれたアンドロイド」、藤原君の若々しさがまぶしかったですよ!あと土手美!

 

「明日のアー」を見る前に、急遽人と食事をすることになり「短い時間になっちゃうんですが」と前から気になってた店にするっと入ってみた、ら、控えめに言って噴飯物の合コン向け店舗で、采配の悪いエントランス、看板フォントに見合わぬ雑駁なメニュー、稚拙な盛り付け、粗雑な食器、「これで金を取るにはあまりにもアレでないですか」というお味、甘ったるい割にアルコール度数が消して低くない酔わせるためのお酒、もったいぶった接客、なんじゃこらぁ、こんなことなら失敗の少ない台湾料理屋さんにでも行ったほうが金の払いでがあったわい、不覚!! 今週の不覚!!!、と苦々しい思いで食しておりました。座ったカウンターの奥には、デートでやってきたと思しきピカピカした笑顔のヤング女子がいて、「うん、あの清らかさは私にはもうないんじゃよ、ないんじゃよねぇ」と菩薩の心で見守っておりました。正直もう逃げ出したい気持ちでおりましたら、一緒に行かれた方も「〆ましょうかね」と声をかけてくれて、一時間足らずで退店。その後、HUB的な気楽そうな店をみつけ、「口直しに」と明確に言葉にした上で、キャッシュでお酒を買って、席に運び、ぷはーっと飲んでからしばらくしてからどちらともなく「ひどい店でしたね!!!!」と。あぁあのひどさ! 思わず文章としてアウトプットしておきたくなるひどさ。ここで働いている人たちはこの店が標準になるのだろうか。まさか一休ドットコムのレストラン予約できる店のラインアップとしてあがったりはしてないでしょうね(一休ドットコムのレストラン予約は、何回か使ったけど、大事な食事のときには使っちゃいけねんだなって感じがしますが)。食べログで評価3.0以上だったりするのかしら。あぁ、こんな評価社会いやぁぁぁぁー。

 

という思いの後で観賞しましたので、なんだかそういったものがすべてバカバカしく感じられまして、肩の力が抜けるというか、面倒な事案からは距離を置いても死にはせんのやでと気楽になりました。帰りに表参道で重機ちゃんたちがイルミネーションをつけている現場を拝見することもできましたし。シンゴジラでゴジラの口の中にざばーっとアレをアレした重機が平和利用をされているのです、平和が一番タバ作戦☆