点滴の流るるを見る大晦日(鶉)

父親の入院先に年末から泊まり込んでます。お風呂やトイレのない個室で却って広く使えてますし、引き出し型の大きく頑丈なソファベッドでそこそこ快適。がっちがちなルールでもない病院で、それなりに居心地良く付き添ってます。とはいえ、食事はスーパーやコンビニのものだしお風呂も入れないし、熱湯が手に入らないのが辛い。2日連泊して元日の今日は松本まで遠征し、休憩。松本平のスーパー銭湯でくつろぎ、お風呂上がりの自分の顔をみて「ぎゃークマが取れてる」「ぎゃー顔の皮が一枚ペロンとめくれてるー!!」とおのろき、生ビールをゴキュゴキュ飲み、楽しい休憩時間となりました。そして夕方、病院に戻ってきて、TOKIOのお正月特番見ながら父親にリンゴや蜜柑食べさせているところ。

中村俊輔が難しいキックを決めるやつだな、これって思ってみてたら、今年から中村俊輔じゃなくて清武がやるんだね。お母さんがお正月番組ではこれが好きで、毎年楽しみにしていたのを思い出しました。TOKIOのお正月番組のことも、中村俊輔が無茶振りに応えるこのコーナーのことも、普段の生活の中ではすっかり忘れていたのに、元日になったら急に思い出してそこにチャンネルを合わせているのですから記憶というか習慣というものはなかなかあなどれないものです。そしてその瞬間になって初めて、お母さん、この番組が好きだったんだよなって思い出しました。「中村俊輔っていうひとは何歳かわからん顔してるけど大した人だ」と毎年毎年口にしていました。そして父親がいま、「お母さんはこの番組が好きだが、(奥の部屋から)呼んでこなくていのか」と私に声をかけるのです。母親は別室で寝ているものと思っている父は、母のいる部屋のテレビをつけてやってきてと私にいうのです。こういうとき、なんと答えればいいのかしらねぇー。

とかいいながらも父親の様子を見ながら、漫画のカイジとかいまさら読んでるところで「ざわ・・・ざわざわ」としているところですよ。人生にきちんと向き合うためにもカイジみたいな漫画は必要なのかもしれませんねえー。Kindle unlimited などで。もう折り返し地点をはるかに越えているというのに。

福本伸行 人生を逆転する名言集 2

2 COMMENTS

はな

カナダからこんばんは。なにかメッセージをお送りしたい、でも言葉が乏しい私にはお伝えするすべがありません。ただ、ただ、思いをはせております。

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ukasuga

はなさん、ありがとうございます。年末はどうなることかと思いましたが、年が明けたらおかげさまで寛解しました。これからは本格的な介護問題ですね。それはそれでまた・・・

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