こちら、映画見た直後の私の感想です。
ギンレイホールで「エル・クラン(一族)」という映画見てきた。口あんぐりの壮絶なクライムサスペンス・ファミリーストーリー。なんなんだあの賑やかで豪胆なエンディングは!凄惨な話なのに画面を華やかせる美人続出なのは、ボルベールのペドロ・アルモドバル監督作品だからか。美人眼福。
— ウカ・ヌマエ (@ukaukatter) 2017年3月31日
あらすじはeiga.com から。
「オール・アバウト・マイ・マザー」「トーク・トゥ・ハー」などを手がけたスペインの巨匠ペドロ・アルモドバルが製作を務め、アルゼンチンで実際に起こった身代金誘拐事件を「セブン・デイズ・イン・ハバナ」のパブロ・トラペロ監督により映画化。第72回ベネチア国際映画祭で銀獅子賞(監督賞)を受賞した。
裕福なプッチオ家は父と母、5人の子どもたちと幸せに暮らしていた。ある日、二男が通う学校の友達が誘拐され・・・
ぶっ飛んだ映画でした。実話なのに、テロリストの話なのに、人が実際に死んでいるのに、エンディングで実際に人が自殺を試みたりするのに、最後の最後は賑やかすぎるコメディ映画のように畳み掛けるようにして終幕。文字通り、口あんぐり。凄惨なシーンがあるのに、効果的な音楽や声の使い方がポップでおかしい。シリアスで非道な話なんですよ? でもどこかおかしい。一族のパパの美しく澄んだ青い瞳の狂気がおかしい。そんなことはまったく知らず、「裕福な暮らしをさせていてくれる素敵なパパ!」だと思っている彼の娘達がまぶしい、アルゼンチン美女たちがまぶしい。主人公の妹役の女の子がホットパンツ姿で登場したときには、ギンレイホールの客席から「足ながっ!」という声が本当に聞こえました、ザワ、ザワザワ。
制作の一人に「ボルベール」のアルモドバル監督、だから美人のキャスティングに容赦がなかったのですね、わかります。監督は1971年生まれのアルゼンチン人パブロ・トラペロ。2015年作品。南米の映画って、なかなか凄まじい話が多くてよいですなー。興味がある方是非!