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引く鳥と星の時計のLiddellかな/内田善美「星の時計のLiddell」

星の時計のLiddell 1~最新巻 [マーケットプレイス コミックセット]

消えた漫画家と言われて久しい漫画家の内田善美さん。彼女が1980年代に描いた最高傑作「星の時計のLiddle」がこちらのサイトで全話公開されているということで懐かしく読みました。子供の頃に背伸びして読んだときは、なんとなくわかったような気がしておりました。この年令で読むと、逆にもうわからなくなったりしてるような気がしないでもないんだけど、いやそう言い切るほど心が曇ってるわけでもないし、すれてしまったとも汚れちまった悲しみとも思わないのだけれども、はてさて、はてさて!!!

そんなことよりもなによりも、わたくしは2016年という21世紀もだいぶこなれてきた今頃になって初めて、内田善美さんが女性だと知りました。なんというか弓月光的なペンネームなのかと思っていたんです・・・あんな密度の濃いイラストをまさか女性が描いているなんてまったく思いもよらなかったんざんす。「こんな男の理想みたいな女の子を描くのは、きっと童貞に違いない」などと思っていた私の眼力のなさときたら、もう、なさときたらもう!

内田善美さんの活躍時期はたったの10年。その10年で漫画として描きたかったものを、この作品で描き切ってしまったのだな、と。わたくしはこの作品で金木犀が丹桂という名前も持っていることを知りました。大人になって読み返しますと、あの資料や情報の少なかった時代によくここまで綿密な取材をし、外国の物語をリアルに描いたものだと感心するばかりです。この人の作品はすべて単行本で持っていたのに、それらを全て手放してしまった。後悔しています。あぁ。もう。amazonのマーケットプレイスで一冊6000円とかしてるんどすえ、してるんどすえーーーーーー! みなさまもぜひー。耽美派のマダムの皆様もぜひー。

「引く鳥と星の時計のLiddellかな/内田善美「星の時計のLiddell」」への2件のフィードバック

  1. 教えてくれてありがとう!一気読みしちゃいました。私もなぜ、単行本を手放してしまったのか…大後悔時代…。草迷宮も持ってましたよ。ぶーけ、全盛期、リアルタイムで連載読んで、お小遣い貯めて単行本買いましたね。今読んでも喪失の哀しみが襲ってきます…

    1. 草迷宮・・・読み返したい!!!
      本当にすてきな本でした。立派な装丁の。あの変わった判型のぶ~け、本当にお世話になりました。

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