夏の夜 ニトリでいいやと 人は言い/猫ちゃんバリバリ伝説


私の記憶が正しければ、これは、白い革張りのソファだったはず、こんな素敵なグランジ加工(?)はされていなかったはず。大人が寝そべることができる3人がけのこのソファ、いつからこんなことになってしまったのか。。それは、猫が、あの猫が、「でっかい爪とぎのプレゼント、ありがとう! バリバリバリバリ」と数年かけて育ててくれたから。

という話を猫を飼ってた人に話したら「猫なんてそんなもんですよ」とさらりと一蹴。そうかーそうかー猫なんてこんなもの、猫なんて呼んでもこない、猫なんてぇそんなもの。といってもこのソファも10年ほど前に買ったもの。これも買い替え時期なのか。

 

三連休は長野の姉の一家にお世話になっていて、地元の巨大なニトリに立ち寄ってみました。なんか・・しゅごい・・家具・・・しゅごく安い・・・。お値段を見ていたら、3人がけの布張りのソファを7万円前後で買って、5年くらいで回して買い替えていったほうがいいんじゃないかしら。そう、家に猫がいる限り。色も素材もバラエティ豊か、できれば撥水加工にしてくれれば、猫ちゃんが感極まってジョーってなったときにも対応可能じゃないですか。5年も経てばライフスタイルも変わるだろうし(いや、待てよ、ここ数年全然変わってないような)、大きなものに固執してなくてもいいじゃないですかいいじゃないですか。お高いL字型ソファを導入するような身分じゃないし、新しい家具をお手頃値段で手に入れて、部屋に新しい色を入れて、バンバン変えていけばいいんですよ!(はっ、日本中でこんなことやってるから、細い消費ばかりが続いてデフレから脱却できないのでは?) しかもそのお店、「3万円以上お買上げの方、ただいまソファを引き取りますっ!」などとキャンペーンをやっている。うぉぉぉ、もちろん、東京都はこのキャンペーンの圏外だろうけど、それは嬉しいサービス! もうええやん、ニトリで。

「いいじゃん、ソファ買えば。びっくりするような値段じゃないんだし」と姉がいう。「でもうちの近所にニトリない。一番近くて鶴見とかじゃなかろうか」という会話をしてこの話は終了。そして今日、ニトリを検索したら、あれ、都心にたくさんありますやん。髙島屋、銀座マロニエゲート、上野マルイ、渋谷と笹塚(インテリア雑貨のみ)、錦糸町・・・あれ、ニトリってこんなにありますのん? どんなお店の跡地にニトリが入りましたのん? なにと引き換えにニトリが入ったの? 日本中でこんなに家具が必要なのか・・?

以前、腰が痛くなって床に座るのが辛いといっていた父親に地元の家具屋でソファを買ってあげました。その後、ニトリで同じソファが地元家具屋より一万円安く売られているのを知りました。家具も手頃なお値段で買えて、みんなユニクロと無印着て、プチプライス礼賛で、コスパの良い丁寧すぎる接客の外食産業を楽しんで、なんかなんかなんだか、えぇまぁ生活しやすいんですけど、しやすいんですけれども・・・。いつまでデフレでいるのかしらん、まぁ暮らしやすいんですけれども。

デフレの正体  経済は「人口の波」で動く (角川oneテーマ21)

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