秋田駒高山植物豊富です

昨年、あるお山の山頂で一緒になった年配のご夫婦に「秋田駒ケ岳は素晴らしかったよー、花の百名山ってことだけはあるねぇ」と教えていただき、いつかいつか花の季節のうちに行ってみたいものですじゃー、と思っておりまして、この週末おともだちとあきたこまちに乗って行ってきました。着いた土曜は温泉めぐり、ホテルにチェックインしたら不当に部屋数の多い家族部屋に通され(4部屋もあった・・・)、ちょこんと真ん中の部屋にずっと居座り、ダイオウイカのテレビを見ながら秋田県内の各所に発せられる大雨洪水警報にビクビクし、それでも夕焼けがあれほどまでに綺麗だったんだから、なんとかなるんじゃないかしらと淡い期待をいだいて就寝。翌朝、霧が深いけど雨が降ってないのを確認し、行けるところまで行こうと駒ケ岳八合目までのバスに乗り込みました。

その前日の夕焼け。田沢湖がちらりと。

秋田駒ケ岳の案内地図。ひとまず阿弥陀池を目指し、その先は着いてから考えるということでスタート。

歩き出してすぐ笹森山への分岐。

笹森山ってこんなお山、登山道の両隣に咲くのはニッコウキスゲ。

5分ほど歩くと火山感満載のエリアに。ほほぅ、これが温泉の素に・・

登山道の土が煉瓦色なのにびっくり。


登山道の脇にはお花がいっぱい。

道がひらけると、そこはニッコウキスゲが一面に。
やーん、晴れた日に、お山の稜線くっきりに見たかった!

登山道をひと通り上り、山頂付近の阿弥陀池に到着。霧でノー視界!
そこに居合わせた人たちに話しかけおすすめコースをお尋ねする。「私達、岩手から来たんですけど」という彼女たち、駄目だ、岩手こっちゃこいテレビの野間口徹さんのお顔がチラチラしちゃう。そこで教えていただいたのはこんなコース。
阿弥陀池に避難小屋があって、そこから横岳を経由し、国見温泉方面に進みます。大焼砂というところで、国見温泉と男岳に分岐するところがあり、男岳にすすむとムーミン谷と呼ばれるエリアに出ます。そこから阿弥陀池に戻るのもアリ、男岳に登るのもアリです。降りるのはちょっと怖いところなので、登っちゃったほうがいいと思いますよ。
ありがとうございます!ふむふむ、それではそのルートで進みましょう。

砂礫の道を10~15分ほど歩くと、国見温泉と男岳への分岐が。霧が深く道は単調で正直このまま道に迷ってしまったらどうしようかと思っていた所でしたので、ほっとしました。

男岳方面に道を取ると、砂礫の山肌のところどころに緑が。
自然って健気で偉大だわ。

ややっ!こんなところにコマクサが!

群生してるー。高山植物って健気だなぁ。

しばらくいくとまた両脇に緑が復活。

そして道がひらけると、手入れされた遊歩道が出現。

しばらく歩くと霧が晴れ、すてきな風景が目の前に広がる。
両脇がフィヨルドのような谷に囲まれた野原!
ここがムーミン谷かー。

もうね、すごいの、緑とチングルマが!

雨に打たれて形がくずれちゃったけど、かわいいね、がんばってるね。

あぁおまえも綺麗な色だね、かわいいねぇ。

花の美しさに目を奪われながら10分ほど歩くと、山のとっつきに。
赤いリュックが見えますけど、先を行く三人のグループの姿です。
「えっ、あれに登るの?」

現場の道はこんな感じ☆ ハフハフ這ってゆきます。

でも左右はこんな風にニッコウキスゲだらけ。
この急坂を20~25分ほどで上り、また阿弥陀池に戻り着きます。
ここからは脇目もふらず一気に下山。

あぁーちょっと晴れた!!!田沢湖がチラリと(見えてる気がする)

下山途中に笹森山が見えるー、民話の山みたいな山だねぇー。
道中は振られずに済んだんだけど、バスに乗り込んだところでザバーっと雨がきた。ラッキーでした。その後、温泉で汗を流し、ビール飲んで「秋田にまたくるー(またくるー)(またくるー)」と絶叫を残しながら帰路につきましたとさ。
今回、玉川温泉に行ってみたんだけど、あれはまた立派な湯治場ですなぁ。放射能を有するラジウム温泉ということでしたが、お湯はピリピリと酸性で刺激的、岩盤浴はじわじわっと汗がでる強力なもので、これは効きそう! 味気なさそうーなレストランの稲庭うどんがうまくて泣いた。
秋田に一泊二日するだけで2kg太るんだよなー。うまい日本酒と米のせいだよなー。今週は体重調整週間です。秋田の乳頭温泉と田沢湖温泉郷のあたりが好きー、女満別の次に好きー。なんで女満別があれほど好きなのか自分でもよくわからないのだが。

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