うっかりなんでも鑑定団を見た

 なんでも鑑定団の再放送見ながらそうめんすすってた昨日のランチ。
満州で曽祖父が『信頼の置ける中国人』から高値で買ったという合子の器のセット。高値で売れたらそれで海外旅行に行きたいという曾孫が鑑定に持ち込んできました。「信頼の置ける」という人が「売りつけてくる」時点でつっこもうや!という感じなんですが、案の定の鑑定結果。


あの温厚な中島先生が「日本人向けに作られたコピー商品で、古いものに見せるための加工がやりすぎ!ひどい!」となんとなくふるふる怒ってた。でも最後に「第二次世界大戦の満州から生き延びた歴史の証人とも言える器です。ぜひ大事になさってください」と結び、なんてよい人なんだろうとほれぼれとした次第。


http://www.tv-tokyo.co.jp/kantei/kaiun_db/otakara/20130702/03.html



100万で買った電車グッズが市場価格70万だと知り、がっくりしてた男性がいたけど、お店から100万で買って市場価格が70万だったらまずまずの買い物だったんじゃねぇーのと思ったりもした。
http://www.tv-tokyo.co.jp/kantei/kaiun_db/otakara/20130702/02.html



キース・ヘリングとウィリアム・バロウズのシルクスクリーンのセット作品『アポカリプス』、600万で買い、現在の市場価格が400万。『アポカリプス』の発表が1988年、当時の為替が120~130円、今の為替が95~98円。20年経過したところで現地価格では変化なし、って計算できるよね。よい買い物だったのではないでしょうか。すごいな。
http://www.tv-tokyo.co.jp/kantei/kaiun_db/otakara/20130702/06.html
美術系のデータベースを辿って行くと面白そうだなー。1994年放送開始なんですってね、奥様。来年には放送20周年ですわね!! ご長寿番組になったものですわねぇー。今田耕司の司会はちょうどよい庶民っぽさがあって安心して見ていられます。
こういうびっくり鑑定があったりするからなぁ、侮れないわ!
http://www.tv-tokyo.co.jp/kantei/kaiun_db/otakara/20111227/03.html
http://www.tv-tokyo.co.jp/kantei/kaiun_db/otakara/20120828/12.html

2 COMMENTS

いち

ずいぶん前に中島先生にインタビューしたとき、
「思い出に値段はつけられない」
「お金の話だから、非常にデリケートに考えて話さないといけない」
「偽物です、安いです、で終わりではなく
『日常でお使いになる分には充分良いもの』
『残してくださった方の愛情が感じられます』
『当時の生活を今に伝えてくれていますね』
といったなど、なくても成立するけど
あるとないとではまったく印象が違うコメントが
非常に大切で、番組を編集する方も
そこはとても気を使っている」
…というようなことをおっしゃってました。

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