クリスマスふなきちさんと宝塚(加筆)


幕間に帝国ホテルのお手洗い借りたら、
鳳凰の間(だったっけ?)が杉内投手のホニャララ場所じゃった。


今日はふなきちさんと宝塚見てきた。
 はうっ!!!!!
宝塚の舞台表現の奥深さに感激したよ。さすが自前の劇場持ってるだけありますな。これだけのバリエーションある表現力!!! 感服いたしました。
あたい、今回、十輝 いりすさんがたいそう気になったのですが、なんというのかしら、宝塚界の小塚崇彦とでもいうのかしら? とても気になるわ! 
生の舞台にたいそう感激したので(観劇だけに!)、こんどしばたっちとシモムランを連れていこうと思いました。レビューのクリスタル大判振る舞いっぷりがんもう!!!
2003年に人に誘われて有楽町の宝塚劇場に行ったことがありましたが、あの頃に比べて、衣装のキラキラっぷりが八倍増くらいしていました。確かに、携帯とか、ネイルとか、そういった身近なところにもキラキラしたものが増えているものね。いや、ほんとう、ネクタイのさきっぽにキラキラがついてたり、ジャケットの半分がキラキラで覆われていたり、パンツの脇線にキラキラが埋め込まれていたり、みんな歩くミラーボールみたいに本当にキラキラ。
衣装の色使いは華やかながら繊細で、ステージの様々な部位の色の構成も丁寧に計算されていて素晴らしい、ルミナリエのちっちゃい版のような照明も美しかった。隅から隅まできっちり練られていたし、時間軸の違う場面の表現力には驚かされました。自前の劇場を持っているからこその構成力です。いやすごい。3時間たっぷり見させてもらってS席で8500円、これはすんごいお買い得なコンテンツなのではないかしら。なんというのかしら、お芝居にしては明朗会計だし。
演目は「クラシコ・イタリアーノ」というお芝居で「王様の仕立て屋」のようなイタリアの仕立屋さん物語。祝日・クリスマス前ということもあって、カップルのお客さんも多かったです。ふなきさんのすすめもあって、オペラグラスを借りました。デポジットが5000円(!!)、レンタル料が500円のオペラグラス、ケースから取り出してみたら、野鳥の数を調べることもできそうなしっかりした双眼鏡。いやー、借りてよかった。さっきいったネクタイの先っぽのキラキラの数まで数えられそうな解像度の高さで、華やかさ256倍増。キラキラで目がー目がー。お話もわかりやすくてよい内容で、宝塚の男役のみなさんの素材をうまく活かしているように思いました。
「宝塚ってさー、毎日チャンチャンバラバラやってる実業の女性たちが見るのにぴったりだと思うのよー。日常からちょっと離れて、たっぷり浸ってさ」「大阪豆ゴハンのおかあさんみたいにね」「そうそう、すごい指輪つけて、布団の中で『まぁこれがあるからえぇか』っていう場面!」
そうなのよねー。大阪豆ゴハンというのはサライネスさんの漫画で、主人公のおかあさんはバリバリ働く還暦前後の女社長。すっごい指輪をつけてるんだけど、「まぁこれがあるからがんばれるねん(という趣旨のこと)」っていうのです。私はこのシーンを見て「ふむ、キラキラが働く女性の心を癒してくれるのね」という教訓を得て、許す予算内でダイヤのつぶつぶが多めについてる指輪と時計を買いましたのん。打ち合わせの最中に、見積もり書を前にしてお客さんに「ここいらないよね?」って赤鉛筆でぎりぎりぎりーって赤入れられたときも、『うんうん、こういうときのために、キラキラがあるんじゃよ』と思ってやってきたもんです。見終わったあと、そのことをなんだかじんわりと思いだしたりしましたよ。
というわけで、みなさんも機会がありましたら、宝塚劇場へぜひ。
自前の劇場がある強みを生かした舞台をぜひ。

宝塚ムック
阪急コミュニケーションズ



(2010-06-15)

5 COMMENTS

ふなき

楽しんで頂けて何よりです。
私はかねがね、宝塚の魅力はクオリティーだと主張しているのですが、それは例えば出演者だけでなく、音感、装置、照明等々、総合職な質の高さだと思うんです。
脚本演出、作曲、振り付け、衣装、道具、全て座つきで持っていることは強みですよね~。
これを機会に是非宝塚ワールドへ♪いざ!!

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シモムラ

宝塚界の小塚崇彦…大層気になります。顔?雰囲気?が似ているのでしょうか。
DVDでもキラキラしていましたが、生だともっともっと絢爛な世界なのでしょうね。
機会があれば是非ご一緒したいです。

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スガ

シモムラさん、ふなきさんにお願いして今度一緒にいこう~。サングラスが必要なくらいキラキラしてるわよ~。
ふなきさん、誘ってくれてありがとうー。あのクオリティの高さ、多くの人にも知ってもらいたいですねー。

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ふなき

実は・・・
昨日、宙組の今回の公演のDVD(宝塚大劇場で上演されたものを収録しています)を買ってしまいましたの・・・。
ショーの終盤、例の坂の上の雲のところでやっぱり号泣しましたことよ!!

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スガ

あの「坂の上の雲」はずるいっすよ、私もハンカチ片手にぐずぐずしましたもの。あれはよかったですね。あの楽曲は、本当に体にずしんとくるものがありました。

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