炎昼や大倉孝二の白い脛/舞台 ジョンソン&ジャクソン 『窓に映るエレジー』

「私、予定が重なってしまって行けなくなっちゃったんですぅ」とこのお芝居のチケットを2枚託され、あわわわ、あたい、大倉孝二は好きだけど、高梨さんやった池谷のぶえさんも好きだけど、他の人わからないし、ましてや若者の街渋谷が怖い・・・!、劇場がある渋谷が怖い!、地下道もよくわかんないし!、とちょっと困っていたら、お芝居好きのM屋さんが「あたくしがつきあってあげてよ」と助け舟出してくれたので日曜の昼、行ってきました。

出演者は以下の方々。
大倉孝二 新選組の勘定方河合耆三郎役で初めてちゃんと役者さんとして認識。映画『ピンポン』のアクマだったのよね。
村岡希美 ナイロン100℃。あっ、この人ってもしかして蓮子様のお兄ちゃんのいけ好かない奥様では、と気がついたのは芝居の後になってから。村岡花子さんは大叔母かー。ふむぅ。
池谷のぶえ 高梨さん
菊池明明 背が高くて脚が長くてスタイルのよい若くてきれいな女優さん。Tumblrやってるみたいなのでフォローした。
川原一馬 若いイケメン。
池田成志 八重の桜に大隈重信役で出てたのかー。

どんなお話かさっぱり知らないまま会場へ脚を運びましたが、現地ではあははははうふふふふとたいそう楽しい時間を過ごしました。休憩がないお話だったのでよりよかったです、2時間くらい一気に見させろい。さて、お芝居が終わった後、スコールに煙る渋谷を見下ろしながらヒカリエで二人で反省会を開催。

「ウカやん、面白かった?」
「舞台が貧相でびっくりしました」
「小劇場とはそういうものです!」
「衣裳も通販やコナカで買ってきた感じがして節約してるんだなって」
「小劇場とはそういうものです!」
「コクーン歌舞伎とかとは全然違うんだなって」
「あれはチケットの半分は設備費衣裳費人件費です!」

実はお芝居や舞台に見に行くのがたいそう億劫な気分がするもので、とこっそり打ち明ける。なぜこんなに腰が重いのか、劇場の独特なハイソな雰囲気にの飲まれてしまうのか、開演前の長蛇の列のトイレから緊張感がみなぎっているのがなんとなく怖いのか・・。どうして映画館と違ってこんなに気構えてしまうのでしょうかと、告白。

「うーん、でもね。大倉孝二がたかだか240人入るか入らないかの劇場で、240人にあてて演技するのよ! 映画の何倍も何倍も濃いじゃない!」

たったしかに。濃かった! 池谷さん意外とボインだとか、「この空気どうしてくれんだよ」とかアドリブ名言も浴びるように聞けたし。

「私は逆に映画館に行くのが腰が重いんだよなー。ハリウッド映画はだいたい似てるし」
「いえいえ、奥様、怪獣や宇宙人や大統領が出てこないハリウッド映画も多数ございましてよ」

ウルフ・オブ・ウォールストリート (字幕版)

夜はギンレイホールでそのハリウッド映画「ウルフ・オブ・ウォールストリート」を見に行った。ホーチミン旅行のとき機内で見ていたのでした。せっかくギンレイホールでやってるので、もう一度見ておくかなと3時間の超長尺映画を。

機内で見た時は普通の乱痴気映画だったけど、全裸女性の下半身にぼかしが入るようなシーンは全般的に端折られていたのかな、とおもったりした。レオナルド・ディカプリオがSM嬢にいたぶってもらうシーンとか、どきっ!肌色だらけのラスベガス・独身最後の乱痴気旅行のシーンなどは見た記憶がないような。機内放送用に編集されてるのかもしれないよね、私が見るにはいいけど、たまたま隣に座ったちびっこの目に触れされるわけにはいかない、ということはあるものね。と思うと、なかなかに素敵に下品で精力的なお話でなお面白かったわね。でもこのお話じゃアカデミー賞は取れないわよね、仕方ないわよね、ま、取る気もなかったのかもしれないわね。

スイス旅券を持ってる家族を総動員させ「スイスのひみつ銀行にまでお金を巻きつけて乗り込む」シーンが大好きです。2014年のいまとなってはできない話なんでしょうけれども。ドラッグを浴び続けた主人公のジョーダン・ベルフォートさん、よくドラッグ中毒で死ななかったわね。

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