石楠花に地震ファッションヒストリエ

朝、風通しのよい場所で(飼い主の机の端)で朝寝するウカちゃま。

昼過ぎ、地震が起きて「世界の終わり怖い」と机の端が安全地帯と判断したウカちゃま。

夕方、「世界の終わりにはこいつを連れて行くわよ」と大好きなイリオモテヤマネコのぬいぐるみを仕事場に運んできたドヤ顔のウカちゃま。もちろん、連れて行きますともえぇ。


ヒストリエ(9) (アフタヌーンKC)
ヒストリエ9巻買いました。一巻からもう1回読み直しましょうっと。主人公がどんどんかっこ良くなってる。だましたなーよくも騙したなー!

ポケット版 ワンハンドレッド ~きれいな女性が持っているおしゃれアイテム100
昨今のファッション関係の書籍では、必ずマッキントッシュのトレンチコートが紹介されているような「ハズレのないアイテムご紹介本」というイチジャンルがありますよね。ほんでまぁそういう本を買ってもいいんだけど、ハズレのないアイテムを持つことも大事ですが、残り少ない人生、自分らしく楽しく愉快にお洋服を着る愉しむというのもとても大事だと思うのですよ。流行が早く回り過ぎるので追いかけるのも大変ですし。

先日、バーゲンでリックオウエンスのロングワンピースを購入したのです。ロングのワンピースをずるずると着るのが好きなんです。ところがこのワンピ、バーゲン会場では気が付かなかったのですが、ふくらはぎの途中までの丈で裾は筒型、ハイヒールを履いて足の甲から足首、ふくらはぎへの綺麗なラインを見せそこから上は神秘のコットンで覆い隠すという主旨のデザインで、つまり大股開いてザックザク歩いくためのドレスじゃなかったんですね。ガガーリン。でもすっごく肌触りのよい謎のコットンで、上半身のデザインが素晴らしく優雅で、あぁなんで君は裾がそんなことになっているのだ、バーゲン会場で目が眩んでいたのかわたしは(はい眩んでいました)、と反省したのち、ベルトで腰のあたりをしめてひざ上ワンピとして愉しむことにしました。えぇそれにはまず間違いのないベルト選びから始めないといけませんね、シンプルな洋服群に気の利いた小物を持つことが人生を楽しませてくれるのではなかろうか、そうだそうだそうに決まった、というわけで本屋さんをウロウロしていたらこのご本に出会ったというわけです。

かわいいイラスト満載の手にもつとちょうど良いサイズのご本、理解していなかったファッション用語の内容がしっかりとわかる。「エル」「マリ・クレール」のファッションディレクターをやっていたというニーナ・ガルシアさんのオカマっぽい口調も楽しい! ファッションに関するトリビアも大変勉強になる。シャネルのマトラッセのバッグ「2.55」は1955年2月に誕生したからその名前がついたのだとか、女性がブーツを履き出したのは1960年、マリー・クアントがミニスカートを発表し、それにあわせてアンドレ・クレージュが考案したのがハイファッションなブーツを考案したからとか。こういう人たちが築いてくれたファッション街道をいま私たちは存分に楽しんでいるわけですね。 

この中で「インベストメントバッグ」という項目がありましての「投資する価値があるなら、数週間分のお給料をつぎ込んでも、後ろめたくないのがインベストメントバッグ」とザクっとご紹介してらっしゃる。あぁわかるわかる、エルメスのおかばんなんていますっごい値段で売り買いされてるものね。アメリカ人のヴィンテージモノ扱ってる人が「日本にはーダイコクヤというしっかりした鑑定屋がありましてのぅ」などと話しているのを耳にしたこともある、大黒屋さんは質屋だっつの。そうだねぇ、鞄と時計はよいもの買っておけばあとでまた売れるものねぇ。マンション買うのも時計買うのもバッグ買うのも、投資という視点でみたらあんまり変わりはないのよねー、最初に出て行く金額と払う税金と持つコストをちゃんと計算すれば。うむ。いや、このお話のオチはそういう帰着ではなくてね、えぇ。

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