空海と密教美術展

http://kukai2011.jp/ 
国宝重要文化財98.5% のキャッチコピーもいさましい「空海と密教美術展」をみてきたよ。空海という人はあれですかい、「曼荼羅の概念って超わかりにくいからさ、ちょっと俺がビジュアルに起こしてやんよ、ニャッハー!」という功績の人だと理解しちゃっていいのかしら? 
11時15分東京国立博物館着、チケットはあらかじめ買っておいたのでさくさくと入門、入場制限があり25分並んだ後に入館、並んでいる間は日傘サービスあり、給水ポイントありで、至れり尽くせり。この炎天下に大人気コンテンツの展示をよく無事に稼働させたものだとスタッフの方たちの努力に頭が下がります。
展示は、パート1が書中心、パート2が仏像中心。パート2の最後に「立体仏像によるリアル曼荼羅」が登場します。すんばらしい!!いつもは見上げる仏像たちを、中二階くらいの高さからみおろし、しかもフロアに降りれば一体一体を360度、あらゆる角度から眺めることができます。圧巻! 帝釈天騎象像がとにかくハンサムよ! 帝釈天様の美しさにため息つきながら、出口まで一度出て、その後改めて彼をみるためにもう一周。柴又の帝釈天と、この帝釈天が同じ人なのよねぇ。いえいえ、柴又の帝釈天は見たことないんですけれど、まさか渥美清の顔をしているわけではあるまい。けれど、なんというか、不思議な感じよねぇ。
空海と・・・を見たあとは、常設展をついでに。この常設展コーナーがすごい。紀元前6世紀の石器から近代洋画までずらずらーっと並び、歩いても歩いてもまだ終わらない!  埴輪から菱田春草まで・・・ふぅっ、なんとおなかいっぱいに! 菱田春草の「拈華微笑」はここにあったのね、生まれて初めてみたわ。
「拈華微笑」とは、釈迦が弟子の前で蓮の花をひねる。弟子全員ポカーンとしていると、弟子のひとり摩訶迦葉だけがその意味を悟り微笑む、その姿を見て釈迦も微笑み返す、という場面を描いたものです。たまたま居合わせた年配のご婦人と「そのお弟子さんってどれ?」としばらく談義。「目線でいうとこの人らしいんだけど」「でもずいぶん端に描かれてますねぇ」などと。ご回答ご存知のかたいらしたら教えて下さい。「拈華微笑」はこちらからご覧いただけます。
http://www.geocities.jp/whiteprince1jp/nann.html

地下のミュージアムショップも結構な広さで、ついカッとなっておみやげのクリアファイルを大量購入。suicaが使えるし、店員さんたちは親切だし、海外へのお土産にもいいわよ、実際、外国からのお客様も多かったし。
そんな楽しい上野な一日でした。

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