リーダーとは五月節句の似合う人/どおくまん「暴力大将」

一巻から完結巻までの間に何が!!!!
暴力大将 (1)
暴力大将 (23)


ガビンさんのツイッターで紹介記事を読んで、連休中、Kindle Unlimited に再加入して読んでみた。リンク先の記事はこんな文章で始まります。

これからしばらく、どおくまんのマンガの紹介をしていこうと思うのですが、俺の中でどおくまんの最高傑作……というか、すべてのマンガの中でもベスト級の作品だと思っているのが『暴力大将』というマンガです。

この誠実で朴訥な日本語に惹かれて読んでみました。Wikipedia ではこの作品を紹介する独立した項目はなく、暴力大将(1975年 – 1985年) – 『月刊少年チャンピオン』にて連載。戦前~終戦直後の混乱した大阪を舞台に描く。と紹介されているだけです。1975年というたらあなた、戦争が終わってまだ30年のこと。今から30年前といったら昭和が終わるあたりのこと、大韓航空機爆破事件が起きたり、U2がWith or Without Youを歌いだした頃。30年前なんてほんのちょっと前のこと(ツイッターに10年もハマるなんて、開設当初誰が想像できたことでしょう?!)さすが戦争の記憶がまだ生々しく描かれています。特に南方から引き上げてきて「鹿児島で遊びましょうや」と笑いながら接岸してみたら、鹿児島全域が焼け野原になっていてショックを受ける場面とか。ねぇー。

そして読んでいる間、私がなにに一番驚いたかといいますと、あるコマを見て「この漫画読んだことあるわ・・」と記憶が呼び起こされたこと・・・あわわわ・・・。私が読んだのは矯正院編までだったんですけど、一体どこで読んだのでしょう、この昭和な男臭い漫画を・・・。

この作品を読んでの気付き。
・「ククク、やつはこの四天王の中でも最弱・・・」の元ネタはこの作品?
・女性の登場人物が大変に少のうございます。コマで統計したら全体の2%くらい?
・絵に描いたようなだめリーダーがちらほら登場してくる、それも戦地で。そのたびに、このリーダーしかいない、という思いを新たにする。
・こういうのを読むと、水木しげるってよく生きて帰ってこられたな、と。
・現在、どおくまん作品のほぼ9割がKindle Unlimited で開放されています。まさに床屋漫画! のんびりしていた時代を懐かしみながら、ご興味ある方ぜひー。

天領の村の葬儀や納豆汁 木下咲子

5月1日の昼、姉からの電話で伯母が亡くなった報せを受ける。

伯母は母親の姉。昨年11月の終わりに旦那さまを亡くした。その後、急に体調を崩してしまい、1月の私の父の葬儀には出ることができなかった。名代として年長の従兄弟が参列してくれた。父の葬儀からこっち、月に一度は実家のある土地へ帰り、その都度、叔母の家にも立ち寄っていった。もともと小さな人だったけれど、どんどん痩せていく、「もう早くあっちに行きたい」と言い出す、酸素ボンベをつけるようになる。なんてことだ。近づいている。あちらが近づいてきてしまっている。去年の夏には「私のことを母親と思ってくれていい」と言ってくれた彼女が、母親の顔にそっくりな彼女が、どんどんあちらに近づいて行ってしまっている。そんな心配をしていた矢先の出来事だった。

葬儀は連休の間に執り行われた。本当に、こんなことを言ってはアレなのだけど、この九ヶ月で同じ火葬場に三度足を運ぶことになった。叔父の葬儀にも参列した姉は四度、身寄りのない親戚の葬儀を先月執り行ったばかりの別の従兄弟は五回もその火葬場に行くことに。担当の男性たちとも顔なじみとなってしまい、粛々とした気持ちはあるもののなにか慣れのようなものも湧いてしまう。しかし拾骨のときには「こんなに小さくなってしまったのか」と膝が落ちそうになった。

慣れといえば、葬儀も随分と緊張感のないもので、葬儀屋は故人の名字を間違い、弔事は一切飾りのない型通りのもの、精進落しの場で献杯の挨拶では長老が「これからの故人のごはっt・・・」と言い間違える始末。まったくもう、慣れるもんじゃないですね。

父親の遺影もきちんと整えてない時点でこんなことになってしまった。年齢によると思うけど、七十五を超えると、先だった相手を半年以内に追って行っちゃうものなのかもね。叔母は五ヶ月で、父は半年で、相手を追っていきました。おばさんにはもう少し甘えたかったんだけどな、お母さんにそっくりだったから。

ウカといふ床屋がありてギロッポン/UKAのスカルプブラシ「ケンザン」がとても気持ちいい

諸般の事情で美容院の迷走中のわたくし、いろいろ渡り歩いているところでございますが、昨日はミッドタウンのukaに行ってみました。
ukaさんって、もともとは床屋で、たまたまネイルサロンやったら当たって、飛ぶ鳥を落とす勢いなんですってね。銀座シックスではリフレクソロジーのサロンも持っているそうです。私もネイルサロンとしての印象がなんとなく強かったのですが、実はあそこ美容室もあるんざんす。

ここはシャンプーの女性がすごかった。「何のスポーツをやったらそんな握力をつけることができるのでしょうか」という力強さ。頭を洗われているのか、小頭施術をされているのか、判別しかねるほどの痛気持ちよさ。「うちのケンザン使って洗いますねー」と取り出されたるはこちら、ウカスカルプブラシ ケンザン ソフト。有り体にいうと、ukaさんのロゴをかたどったゴム状のヘアブラシ、猫の抜け毛をゴシゴシ取るアレにそっくりです、そっくりです、というかアレです、アレそのものです。

MW 犬用 猫用 ラバーブラシ マルカン ミニマルランド ラバーブラシ 小動物 ブラシ ムダ毛取りブラシ ペット用品 ペットラボ (ピンク)

これが「ふひゃー」と声が漏れるほど痛気持ちいい。ふふふ、どういう事情で私の頭はこんなにワッシャワッシャとされているのでしょうかと問い質したくなる気持ちよさ。シャンプーの女性は、このケンザンを両手に持って左右から攻めてくる。ワッシャワッシャゴッリゴリ、前世でなにか恨みでも買ったのかしらんという力強さ。素晴らしい。あまりの気持ちよさに、また施術日はお買い物がなんでも一割引になるというので、このケンザンを2つ買いました。一つはお風呂用に、一つはデスクトップに。

なぜかと申しますとこのケンザン、デスクワークな人の各部位をいろいろと癒やしてくれます。マウスを握る右手の腱、ひどい凝りの肩、首筋の後ろ、気になるところをゴリゴリゴリゴリ。これは良い買い物をいたしました、たぶん。黒がハードで、ピンクがソフトらしいですよ。ご興味ありましたらぜひー。あのシャンプーの女性にまたごっしごしやってもらいたいものですわ。商品URLはこちらから。
http://www.uka.co.jp/products/hts/scalp_brush_soft.html

まぁ楽天でこういうの買うと400円もしないんですけれども・・・
La・VIE(ラ・ヴィ)スカルプマッサージボール ハード 3B-4763

おうちでもヘッドスパなぞできる時代/薬用ホットタブと重炭酸スパークリングシャワー

ホットアルバム 薬用ホットタブ 重炭酸湯【医薬部外品】 15g×100錠

重炭酸スパークリングシャワー Hot Tab

(前略)という流れで「全部(劣化していく)筋肉のせいだ!!!」と結論づいたわたくし、美容ライターもやってるお友達から「そういう人は自宅でヘッドスパやってみたらどうだい?」とご提案いただいた。ヘッドスパ! 美容室で大体2000~4000円でやってくれる頭皮がすっきりするヘッドスパ。あのシュワシュワ加減が楽しいヘッドスパ! 余分な汚れがごっそり取れて「洗い流すときにすごい色になる人もいますよー☆」と店員さんが朗らかに笑いながら教えてくれるあのヘッドスパ! 

「そんなの自宅でできますのん?」
「もちろん簡易的なものなんだけどね」

教えていただいたのは「ホットアルバム」というメーカーさんの重炭酸ホットタブ。ちょっと大きめのタブレットで、バスソルト代わりに使うこともできます。取扱説明書によりますと4錠ほどお風呂に入れるのが吉、シュワシュワと泡立ち、じんわり体があたたまるとのこと。美容ライター氏によれば「タバコ吸う人だったら、皮膚につまったヤニが剥がれ落ちて、ダシが取れるって聞いたよ」とのこと。ダシ! 喫煙家の自宅のカーテンを洗いますと洗濯槽がとんでもない色になったりしますがあのダシが、人間が入ってるお風呂で取れるとな! あいにく愛煙家ではないのでその真偽の程はわかりませんが、誰かー愛煙家さーん、やってみてー。

お風呂は・・そんなにポカポカする・・・印象を受けませんでしたが、シュワシュワは保証します! ポカポカだけだったらこちらのコスパ最高バスソルトがおすすめです! わたくし、まとめ買いしております。

その重炭酸がシュワシュワ出るタブレットを入れる専用シャワーヘッドも売られておりまして、この2つをセットで購入しました。漫画みたいな単純な作りで、タブレットをカチッとはめる箇所があり、そこを経由してお湯が出てくるというシャワーヘッド。こんなんでシュワシュワするんかいな・・と半信半疑で使ってみましたが、意外とくる! 『シュワシュワしてる、私、いま、シュワシュワしてる』と小躍りしたくなるくらいシュワシュワしてくれる。

もちろん美容室でプロの手にかかって行われる炭酸ヘッドスパの威力を思えば、その半分くらいな印象ではありますが、シャワーヘッドを経由して頭皮にじわじわやってくるシュワシュワな刺激・・・ディ・モールト・・・素晴らしい・・安上がり・・・楽しい・・・コスパ良子さん・・・。1タブレットで15分くらい保つので、その間に十分洗髪することもできます。皮脂汚れがどれくらい取れるのかわからないんですが、気分がいいことは確かです。私は髪にコシが戻ってきたような気がします。amazonのユーザーレビューも熱いぜ! こちらもあわせてどうぞ!

こういうグラビティを感じ始めた肉体と折り合いつけていく事案がこれから増えるのですね。全部劣化していく筋肉のせいだ! 次回、「目の下の小じわと折り合いをつける資生堂の最終兵器はこれだ!」とお届けします。全部筋肉のせいだーーーー!!!

夏近し女王の国からこにゃにゃちわ/COLDPLAY A HEAD FULL OF DREAMS TOUR

半年くらい前、お友達のHさんが「東京ドームにコールドプレイがやってくるんですが、乗っかりたい人いたらチケットとりますよ」と声かけてくれてので、ぜひぜひぜひとお願いして取っていただき、昨日行ってきました。風邪が治ってよかった、ほんとうに治ってよかった。間に合ってよかった。

コールドプレイはすきは好きですし、なんとなく彼らのヒット曲も抑えているつもりです。が、どちらかというと、エンタメとしてのステージを見てみたいなという動機が強かった。最近の五輪の開閉式やスーパーボウルのハーフタイムショーなどを見ていると、「このグローバル社会なご時世に世界一周のワールドツアーをやるようなバンドがただ歌って踊って「TOKYO, I LOVE YOU!!!」などといってステージを後にする・・・という単純なことをして済ませるはずがない、見せていただこうじゃござんせんか、COLDPLAY の実力とやらを、という気持ちで伺いました。が、素晴らしかった、本当に素晴らしかった。なんて盛り上げ上手のみなさんなんでしょう、礼儀正しく優しい人達なんでしょう。以下、感想を箇条書きに。

・会場の年齢層はいろいろ。明らかに「奥さんに連れられてきたけどよくわかんない」なお父さんも。がんばって! 目の前の席の丙午生まれな感じのお姉様は2時間ずっと踊ってた。多分、お茶かお花をやってる方、わかる、Tシャツにデニムのスカートだけど、あの後れ毛の処理は和装のもの。お姉さま、すごい。ファンになっちゃった。

・前座はRADWIMPS。前前前世なだけかと思ってたら、まぁまぁなんて楽曲がお上手なんでしょう。姪っ子にラインしたら「なんでーーーーー」という絶叫返信がきた。RADWIMPS、40分やってたけど、あたい、ファンになっちゃったよ。ボーカルの尾崎世界観・・・じゃなくて、野田洋次郎さんの衣装がヘムレンさんみたいだったよ。

・会場で手渡されたリストバンドはLEDつき。ライブの間、曲にあわせて光を放っていた。最初は赤で、「なんて立派な王蟲の群れ・・・」という感じに東京ドーム中が赤く。2曲めのYellowではレモンイエローに。ほんとに綺麗じゃったんよ。

・このワールドツアーは、去年の春、アルゼンチンから始まって、今年の夏にヨーロッパで終わる。ツアー詳細はこちらから。すごいよ、興行収入も会場ごとにまとめられているよ。
どこの都市でも、アジアならソウル・シンガポール・台湾でも2daysやってるんだけど、東京は1日だけ。えっ。東京は1日だけ? 日本の洋楽産業ってそこまで落ち込んでるの? 
人口が半分の韓国やシンガポールや台湾でも2日やってるのに、東京は1日だけなんだ。昨年のスコットランドのグラスゴーがやはり1日開催だったんだけど、この聴衆の数がだいたい東京ドームと近い。東京は、グラスゴーと同じくらいのマーケットなんですぜ、音楽業界にとっては(暴論)。洋楽聞かれてないんだ、音楽まで内向きになっているのか、とちょっとびっくり。フェスは人が集まるみたいなので、このあたりも時代の変化なんですかね。

・コールドプレイの皆さんは大変に礼儀正しく、お優しい方たちで、一曲終わるごとに「アリガトゴザイマス」と頭を下げる。各国で各国の言語で同じことをやっていると思うのだけど、なんて腰の低い青年たちなんでしょう。ビートルズの初来日のことをおもうと、なんていう時代の変化なんでしょう。

・どのくらい優しいのかというと、コールドプレイの演奏している姿がよく見えない席のひとたちのために、ステージの途中移動して、小さなステージの上で素朴な編成で3曲演奏してくれたりしているのです。なんてお優しい。

・ステージは素晴らしかった。まさか私の人生で、iTunesの壁紙みたいな空間に身を委ね、腕をあげて踊り狂う日がくるなんて思ってもみませんでしたよ。大変にSNS映えする舞台装置の連続で、大変にガーリー。普通にしててもインスタグラムのフィルターがかかってる状態。風船は飛ぶわ、紙吹雪は雪よりも激しく舞うわ、大型液晶にファンの姿が映し出されるわ(まぁ野球見に来るとこういうことは起きるよね)、「写真やビデオオッケーよ、SNSで拡散してね☆」というご時世です。私も好きな曲は一曲分ムービーに撮りましたよ。うふふ。よい時代。こういう感じ。

コールドプレイの皆さん、あれもまたひとつのファンサの鬼ですよ。お値段以上のライブでございました。行ってよかった、声かけてもらって挙手してよかった。たまにはよいものですねー。よかったー。