阿部ちゃんがいてよかったよ、私の人生

句会仲間に告ぐ！
■文学座公演・紀伊國屋書店提携
「風のつめたき櫻かな」―久保田万太郎作品集より―
5月22日（木）～6月1日（日）
チケットがまだあるかどうかわからないんだけど、行ってみたい方いませんか？　いや本当、まだチケットがあるかどうか全然わからないんですけど。
—
私は高校時代に大学受験ストレスでひどいハゲになり、髪がすごく薄く少なくなったのだけど、三十代になってから髪の量がもさもさと復活し、実は剛毛だということにも気がつきしかも伸びる速さも尋常ではなく、いやぁ生きてるといろいろなことがあるなぁと思い至るようになりました。３月に２０センチ髪を切ったと申し上げましたが、そのときは肩甲骨あたりまであった髪をばっさりと短くしたのです。そして短くすると不思議なもので、またどんどん短くしたくなり、個人的にはちょっとした事件もあり、ある決心の元にもういっちょ切るかと、夕方のａｉｒに駆け込んだ。
平成の髪切り男・阿部ちゃんには、「イケイケな女社長って感じでばっさりと（原文ママ）」とお願いした。阿部ちゃんは快く受けてくれ、どんな感じになるかと待つこと２時間半、鏡の中には、襟足を世間様にさらすショートカットの女性がいたのです。なんて短さ！　なんてすてきな！　やるなぁ阿部ちゃん。西麻布の奥にある新しいタイプのおすし屋さんで、おまかせコース１５０００円って感じのオーダーで、とろけるような幸せな気分を味わうかのような・・・。
阿部ちゃんの真価を生かすために、最近は自分の具体的な要望を伝えないようになりました。「シェフの気まぐれサラダ」くらいのざっくりしたオーダーで、どんな髪型が出てくるか楽しんだほうが、料金分のエンターテイメントになるのです（美容はエンターテイメントではありませんが）。
というわけで、また１５センチ切っちゃったよ。
ヨヨ・カサよりは若干長い程度です。どうぞよろしく。
しかし髪を切っている間は、髪を切るに至るまでの事件の推移を思い浮かべ、ちょっと涙ぐんだりした。帰ってきて、ウカさんにご挨拶したら、その後後頭部を噛み付かれたよ。やるなぁ、ウカッコ。そのくせ夜には私の枕の脇で一緒に寝るのよ。なんてぇの、ツンデレ？　ＤＶデレ？　
—
全然関係ないけど、時計を買ったときに、数ヶ国語で書かれた分厚いマニュアルめいたものが添付されてきますが、みなさん、あれってどうしてます？　捨てちゃってもいいものなのかしら？