4月と5月のあれこれ

概況

4/14 猫が体調を崩す。足をとじることができない。階段を登れない。突然の老い。
4/18 私も体調を崩す。なにかにあたったようでした。39度でたけどコロナでもインフルでもなくてよかった。
4/20 べらぼう。平賀源内退場回。重い40分だった。
4/23 猫ちゃんにブラシを新調する。小刻みな猫階段を導入する。慢性関節炎らしい。おばあちゃん! 痛み止めを処方してもらう。
4/27 小諸の懐古園へ。来年の春はもっと時間をとってゆっくりとまわりたい。
4/29 カムカム最終回。録画しておいて毎晩正座してみた。アニーさん長生きで元気ですごい。
5/03 JAZZコンサート三連戦。渋さ知らズを久しぶりに聞いた。令和でアングラ貫くってすごい。
5/06 友人宅に届いた彼女のご実家の断捨離品の選別に行った。ワンハンドルのサフィアーノレザーのバッグをもらった。iPadMiniとハンウェイの折りたたみ傘が入るワンハンドルのハンドバッグは大正義だよ!
5/09 ジロ・デ・イタリア開幕。アルバニアの牧歌的な風景を満喫する。
5/14 ヤマケイ文庫の「ドキュメント生還2」読了。一週間以上の長期遭難からの生還をまとめている。「帰りの飛行機をとっていたから急いで下った」「最終バスの時間が近づいていたので焦っていた」という理由で遭難しているエピソードが収録されていた。気をつけよう。
5/19 代々木上原のVILLA COUCOU、代々木上原はすんずくくの富裕層とレベルが違うということだけはよくわかった。これが当たり前の景色で生まれ育ったら後が大変!
5/19 神田伯山PLUS、「全然取れないチケットなのよ!」というもののご相伴に預かる。神田伯山のライブを初めて見たけど、こりゃ確かに取れないわ! 四谷怪談エピソードゼロ、素晴らしかった。その後、ビールで沖縄料理をつついたのもなんかよかった。
5/24 姉たちと別所温泉でご飯会。小雨と曇りだったけど素晴らしい土曜日だった。
5/25 池波正太郎「獅子」読了。真田丸の大泉洋(真田信之)の最晩年の物語。小諸に行ったときに気になって購入し、やっと読了。中編なのに。
5/28 「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」読了。労働者と読書の150年史!圧巻!引き合いに出された「花束みたいな恋をして」もいいスパイス。
5/31 猫ちゃんの小刻み階段最終章。長椅子前にセットした小刻み階段の使い方を習得した。猫よ!! 今はすっかり元気です。机の上までドスドスやってきてキーボードの脇でゴロンとしてくれます!

ジェリーの災難

アメリカに移住した台湾人男性に、ある日突然中国公安から電話がかかってきて。。「大型犯罪の首謀者の一人があなただと被疑者がいっている、このままではあなたを拘束しなくてはならない。それを回避するために手段がある」という流れで振り込め詐欺にひっかかってしまう・・・。ラストのオチからのまた次のオチの! 配信で見る機会がありましたらぜひお見逃しなく! なにしろ原題は「Starring Jerry as Himself」です。

ミッキー17

俺たちのポン・ジュノ!グエムルとスノーピアサーと半地下の家族のポン・ジュノ! 肉食ツヨツヨガールがあの船にいてほんとうによかったね。そして彼女は多分カマラ・ハリスで、マーク・ラファロがトランプ大統領。マーク・ラファロが「哀れなるものたち」からなにかが吹っ切れてしまったようでそこがいい、でもちょっと馬鹿を演じすぎたかも。クリーチャーがかわいかった。ボン・ジュノ監督はずっと貧困と格差を描いている。

機動戦士Gundam GQuuuuuuX

地上波アニメが始まる前に見てきた。あ、ラジオでよく聞く米津玄師の歌はこの作品の挿入歌だったのかー。地上波アニメの1話から4話までは、この映画をそのまま(多少編集して?)放映していて、あれ、劇場で見る必要があったのかなとあとで思ったけど、でも映画館は没入感が半端ないからあれでよかったのです。しかし機動戦士ガンダム第一話の放送から45年、ここまで遠くにくることになるとは。メカの輪郭が複雑で描写が大変そう。

アマチュア

仲間ゼロ、体力ゼロ、だけどIQだけは190もあるデスクワーク中心のCIA勤務の男が、テロに巻き込まれて死んだ妻の復讐を遂げる物語。ラミ・マレックって重宝するというかなんというか、こういう作品にぴったりハマる得難い俳優さんです。いま、ハリウッドで上等な紺のカシミアのコートが一番似合う俳優さんではなかろうか。マルセイユの街の汚さがリアルだった、マルセイユ行ったことないけど、観光で目に触れないところはあんなもんなんだろう。

トワイライト・ウォリアーズ 決戦! 九龍城砦

吹替版と字幕版を一回ずつ見た。城塞の外に陳洛軍を送り出した後、残りの3人がかなり無理な戦いだとわかっていて多勢に無勢で立ち向かうシーンで毎回泣く。ヒンッ! 

アンジェントルメン

原題は「The Ministry of Ungentlemanly Warfare(非紳士的な戦争省)」。ガイ・リッチー監督作品、制作はジェリー・ブラッカイマー。第二次世界大戦中に特殊作戦執行部(SOE)が実行した特殊作戦、ポストマスター作戦の顛末に大まかに基づいている。このような作戦により、現代における非合法作戦の誕生につながったとされる(さすがイギリス! 褒めてない!)。
なんでこれ人気でてなかったの? 実話だよ? キャラクターの立った男子5人の愉快な特攻野郎Aチームだよ? これがなかったら「ダンケルク」も誕生しなかったんだよ? 残虐だけど間抜けなドイツ人将校も登場するよ? 見てーー。

サイレントナイト

ジョン・ウー監督作品。荒んだ街でギャングの抗争に巻き込まれた善良な男が復讐を挑む物語。感想は「ジョン・ウー監督作品だー」。
左隣の男性が姿勢が悪くていろいろはみ出していて不快で、右隣はずっと氷しか残ってない飲み物をジュルジュルとすすっていて、鑑賞中は両腕がずっと鳥肌立っていた。見る時間と場所は選ぼう。

たべっ子どうぶつ THE MOVIE

ギンビスの看板商品「たべっ子どうぶつ」がまさかの映画化! まさかの大冒険!! 
世界展開をバリバリ視野にいれた作品づくり。不慣れな若手タレントの吹替を頼もしく支えるベテラン声優陣。高石あかりちゃんの声の透明さに酔いしれ、「きみの色」でのMr.Childrenの起用についてモヤモヤした思いが再び湧き上がってきてしまいました。
7月からは香港で吹替版の公開が始まるそうで、主人公のライオン君の声をトワイライトウォリアーズのテレンス・ラウが担当するニュースに湧いた界隈でございました。

異端者の家

年を取ったヒュー・グラントのそれでもなお漂う色香とイケメン顔面を使わない手はないというホラー・スリラー映画。制作費16億。そうですよねぇ、登場人物ほぼ4人だけだもんねぇ。怖かった。見はぐっていたので5月の爽やかな日曜日の朝8時から見始めたのだけど、映画終わってから「鍵がかかってなくてちゃんと開くドアがある世界って素晴らしいな」と思ったものです。

名探偵コナン 隻眼の残像

コナン映画は見たことがなかったんだけど、長野が舞台ということで見てきた。なにしろ長野のJR主要駅の目立つところにはコナン君パネルが設置されており、県内の盛り上がりも相当なもの。コナン君コラボ牛乳パン(袋に一色刷りでコナンくんが印刷されているだけのもの)などもあり、いやはや観光コンテンツとしてのコナン君の期待値の高さよ! この期間の信濃毎日新聞のエンタメ欄は、コナン君・ミセスグリーンアップル(メンバーが東信出身)・コナン君・ミセスグリーンアップルの繰り返しだったそうな。
で、見てみたら、松本城も出てこない東信が舞台のコナン君でした。そうかー。長野県の東側エリアってあんまり詳しくないのよね、わたくし。北アルプスでどかーん、松本城がぼかーんとなる作品なのかと思ってましたが、八ヶ岳でどさーん、野辺山天文台がぼかーん、でした。やっぱり国宝のお城や著名な寺・善光寺などをぼかーんとするわけにはいかなかったのか。

ミッション・インポッシブル ファイナル・レコニング

トム様の限界スタントショー・Vol.08!! トム様の映画人生の生のドキュメント作品! アクションを取りたいから話をくっつけるという稀有な制作メソッド!
先行上映でその映画館で一番お気に入りの席をさっと予約してみてきましたわ、「わたし、もしかしてトム・クルーズのことが好きなのかな」と思いながら。前作の「デッドレコニング」とミッション・インポッシブルの第一作を見ていくとよいです。潜水艦のシーンは劇場を飛び出したくなるほどの圧迫感でした。セスナ機でわちゃわちゃやってるところはよかったよ。なんとかとトム様は高いところが好き!
「トム・クルーズ作品」と「水曜どうでしょう」と「世界一周ホモの旅」を旅行の行き先のヒントとしてきた人生でしたが、こりゃあれだ、ギニア高地にいかなきゃならないってことかな。

本作は、役者の拘束時間がめっちゃ長いそうなので、だからレベッカ・ファーガソンも前作で退場したのでしょう。「ゴースト・プロトコル」(ドバイのビルで蜘蛛男)で登場したジェレミー・レナーが二作であっさり降板したのもそういうことでしょう。「ゴースト・プロトコル」はスパイに憧れるベンジーがまだ初々しくてそこがいいよね。

秋が来るとき

原題は「Quand vient l’automne.」。えらい脚の綺麗な婆さまだなーという冒頭のシーンから既にミステリーが始まっていたヒューマンドラマだった。奥行きがある良いドラマだった。

しかし、ちょっといい作品すぎて消化不良を感じたわたくしは、子犬がきたばかりだという横浜の友人に連絡をとり、子犬ともふもふし、中華街でおごっそうになり、えへへ、いい土曜日となりました。

いい土曜日といい日曜日と、そこそこの平日を積み重ねて生きていこう。

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