
出陳メモ
(◯◯◯年)は、前回出陳年。
木画紫檀双六局(2012年)
漆縁籧篨双六局龕(2012年)
双六頭(2012年)
水精双六子(2012年)
琥珀双六子(2015年)
黄瑠璃双六子
藍色瑠璃双六子(2012年)
浅緑瑠璃双六子(2012年)
緑瑠璃双六子
双六子箱(2012年)
双六筒(2012年)
投壷(2013年)(壺に矢を投げ入れて遊ぶもの。いや入らないでしょう、あれ)
投壷矢(2013年)
鳥毛篆書屏風(扇により異なる・要補足)(これも見たことがある。正倉院展の正倉院展たる人気アイテムですね。)
揩布屏風袋(1974年)
平螺鈿背円鏡(2013年)(前回も見た、前回出陳の目玉だった)
鳥獣花背円鏡(2000年)
漆皮箱(2000年)
黄熟香(2019 / 2011年 複数出陳履歴)
漆塗鞘御杖刀(2014年)
子日目利箒(1987年)
紺地浅緑目交纐纈絁間縫帯(2009年)
粉地彩絵倚几(1998年)
勅書銅板(2006年)
続修正倉院古文書 第一巻(2006年)
天平宝物筆(2010 / 1999 年)
縹縷(2010 / 1999 年)
沙金桂心請文(2012 / 2001 年)
桑木阮咸(2014年)
甘竹簫(附楸木帯)(2019 / 2012 年)
緑地錦接腰残欠
唐散楽渾脱半臂(2004年)
呉楽笛吹袍
呉楽師子兒布衫(2002年)
伎楽面 師子児または太孤児(1962年)
伎楽面 金剛(1962年)
伎楽面 太孤父(2013年)
白石火舎(2013年)
黒柿蘇芳染金銀山水絵箱(2009年)
粉地彩絵長方几(2005年)
赤地錦几褥(1976 / 1974年)
漆花形箱(2009年)
金銅八曲長坏(2008年)
金銅六曲花形坏(2013年)
磁瓶(2012年)
磁鉢(2014 / 2000 年)
牙笏(1998年)
魚骨笏(2004年)
馴鹿角(2005年)
象牙(肋骨)(2005年)
花氈(2007年)(これも見た記憶がある。どれかひとつ買っていいよといわれたら今回はこれを選ぶ、とてもいい作り)
纐纈絁幔残欠(1993年)
浅縹布(2010年)(千葉で織られた縹色の麻の布。もくもくとしたおおらかな雲を描きこまれています。端正込めて織ったじゃろうに、まさか幕として使われたとは織り手も知るよしがなかろうて)
縹地唐花文錦 ほか断片群(各片ごと異なる)
正倉院古文書正集 第40巻(2006年)
正倉院古文書正集 第30巻(2011年)
正倉院古文書正集 第13巻(2008年)
続々修正倉院古文書 第4巻
続々修正倉院古文書 第15巻(年号と月日がしっかり描かれているのに驚いた。なんのゆらぎもない正確な日時。どこからこのような日付の概念が当たり前のものに?)
密陀絵雲兎形赤漆櫃(2011年)(うさぎと孔雀の絵がとてもよかった。絵がうまい人って昔からいたんだなぁ)
本事経 巻二
大乗悲芬陀利経 巻三(2002 / 1959 / 1955 年)
十地経論 巻八甲
竹帙(中倉58)(1969年)
竹帙(中倉62)(1989年)
瑠璃坏(附受座)(2012年)(初めて見た。今回展示のオオトリ。真上からの照明が瑠璃杯を通過する空気のゆらぎをとらえ、夢のような展示だった)
音声ガイド:梅原裕一郎 20点紹介 特別開設:三木周作(奈良国立博物館主任研究員)
瑠璃杯はほんとうに美しかった。これを産んだ西の国ではひとつも残っていないのに、なぜか極東のこの島で完全体として残っている不思議。奇跡ですわ。瑠璃杯には生きている間にまた会えるのだろうかと前回の出陳年を調べてみた。前回出陳が2012年なので再会できる可能性はある。しかし「伎楽面」などは1962年の出陳なのでほんとうに一期一会になってしまうものもいくつかあるのだろう。もちろん長い期間をかけて修復しているものもあるでしょうけれども。やっぱり行けるときに行くべきなのですね、正倉院展というものは。
また、若い頃に見た正倉院展では気が付かなかったのですが、染色がかなり素晴らしくない? 残っていることもすごいのですが、今残っている染色技術のほとんどがこの時代にはほとんど生まれているのですから。深堀りするとこの世界も楽しそうです。
出陳物に夢中で距離感がおかしくなったジジィとババァにもまれて見てきた。こういう展覧会ではローゴモデルになりそうな素敵な御婦人をみかけるものですが、今回はそういう人をみかけなかった。円安と不景気と重い社会保険料と減っていく年金と有料レジ袋のせいなんだろうな(原因が多すぎる!!)。
