見ぬ人の五十回忌や村時雨

句会前に神保町で打ち合わせ。
ゆうなの久米島紬(昨日の着物です)+黒の塩瀬の般若の帯。
今日の俳句。
見ぬ人の五十回忌や村時雨
初時雨でもなく、夕時雨でもなく、村時雨がいいと先生に。
銀狐羽織る女の目の険し
今ってそういう時代ですよね。
苦々し絆が残り青木の実
これは私の身近な人の話。
如才なき顔向き合わせ酉の市
句会の直前に神保町にて某氏とエレベーターの中で鉢合わせ。
そのときの如才のない、薄っぺらい会話といったら!
青色のピカソの肩に霜積もり
ピカソが今やってきてるねー。
二の酉やお金の話ばかりして
最近、金の話ばかりする男が増えたような気がします。
これは、「二の酉や金の話が居座りて」という句だったのですが、「居座るってのはちょっと大げさじゃないかと」という先生の添削が入り、上の形におさまりました。「望んでないのに、賢そうに話すやつが多くてウンザリー」という感じを出したかったんですが、どうかな。。
久々の句会は、よいストレス発散もでき大変楽しかったです。
今日のほかの方の好きな句。
初冬は真綿紬の内にあり
とりかぶと薄紫の悪夢かな
棘白き薔薇の香りの冬ざるる

今日の惨敗。ヒグマニアで読んだ「残菊やそこそこ守れ首相の座」を試しに入れてみましたが、誰の歯牙にもかかりませんでした。
先生の歯牙にもかからずアソウ君
セーフ!!!

2 COMMENTS

ようこ

>最近、金の話ばかりする男が増えたような気がします。
あー。やっぱり世の中、そうなんですかね。
一番身近な男性が、株安に乗じて株をはじめ、やれ上がったの下がったのといった話したしなくなりました。
初心者特有の熱かな?と思いつつ、こういうのもなんだかね・・・。
(そういう私は、仕事以外は着物の話しかしない女って思われているのかしらん)

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スガ

そうなのよー、奥様っ! 得意げに話す男が増えて、「俺って賢いんだぜー!へへん!」って鼻息荒いヤツが多くて興ざめですー。もー。何もしなかった人が一番得をしてるかもしれないのにねー。

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