冬晴れに猫の話を聞いてくれ／シニア猫が一年間通院と腎臓ケアフードで頑張った話

昨年、年の瀬も押し迫った頃、猫の尿がとんでもない量になっていることに気が付き、オーニョーと動物病院に駆け込んだら「膀胱炎でしょう」。でも先生、この２日でカリカリを３０ｇしか食べてないんですと訴え血液検査など開始。年を越えてからもあれしたりこれしたりと、通院のたびに勢いよく羽ばたいていく諭吉たちを見送る私。しかし原因はまだわからない、食べる量も増えない。体重は減るし諭吉も減っていく。なんやかんやして諭吉旅団を三回見送ったあと、他の先生に変わってもらい食欲増進剤を打ってようやく食欲復活。「なんだー食欲の問題だったのか、わっはっは、しかし各種検査費は高くつきましたね、ぎりぎりぎり（歯を食いしばる音）」と安心していた頃に「腎臓が悪くなってます。ステージ１か２の始まりくらい」という悪い検査結果が届く。

うちの、猫の、腎臓が？

とうとうきたか、うちの猫の腎臓にアレが。

そこから先生おすすめの破産価格帯のフードに変え、さらに毎週一回点滴のために通院するようになった。

しかしですね、おくさま、たくの猫は家では全然元気だし、リビングの家具家具諸島の上をぴょんぴょんぴょんと渡りながら移動しているし（おばあちゃんだからたまに失敗して前脚でテーブルクロスをひっつかんでガラガラドシャーンてのを二ヶ月に一回くらいやるけど）、目はキラキラしてて眼力満載だし、高いフードのおかげでどんどん毛艶はよくなってくるし、甘え方のバリエーションもどんどん増えてくるし、「ウカちゃん寝るよ？」と声をかければ一緒に布団に入ってくるし、布団の中で暑いとニャーと小さく声をあげるし、外に出たら「やっぱ寒い」とまた戻ってくるし、動物病院に行けば医師に向かって激しく威嚇するし、それを聞いた待合室の柴犬二頭がガクガクブルブル震えてたし、とにかく今世紀最高にコミュニケーションが取れているこんな愛らしい血気盛んな生き物に、死が、死がやってくるというのですか。知ってはいましたが、その時期が近づいてきているというのですか。

そんな猫の血液検査を今朝してきた。

BUN（尿素窒素）　39.7　→　30.3　（標準値 17.6 ～ 32.8）
Cre（クレアチニン）　1.9　→　1.66　（標準値 0.90 ～ 2.10）

6ヶ月前の検査時から劇的に改善していた。
腎臓ケアフードが効いたんだなぁとしみじみしているところです。あ、もちろん通院加療もね！

腎臓ケアフード

一番食べさせたい腎臓ケアフード

［特別療法食］ヒルズ プリスクリプション・ダイエット 猫用 腎臓ケア k/d ツナ＆野菜入り、でもこれは、味がないらしく、猫ちゃんの食いつきは大変悪いです。

腎臓ケアを食べないときの代打

うっかり与えたらこ以外食べなくなってしまった超破産フード

スペシフィック 猫用、７缶３０００円前後、ひっ、１缶がスタバの一番小さい珈琲と同じ値段っ！　これは食いつきが他のものとは違って大変によいです。「ないのないのもうないの頂戴ちょうだいちょうだいよぅ」と催促してくるほどのお味のようで、食欲がないときの切り札フードです。

それでも全然食いつかないときの魔法の食事

そうはいっても全般的に食が細いことには変わりないので、いなばのちゅ～るをこれらのフードに混ぜたりかけたりして与えています。いなばさんが悪いもの作ってるはずがないと信じながら。そして120本入り箱まとめ買いしかしなくなりました。

ともあれ、世界中の猫が健康で元気に楽しい現世を過ごして寿命をまっとうできますように。