概要
姉たちとの恒例冬の旅と、姉との都心から富士山を見る旅と、仕事していたら2月が終わった。
猫は元気。週二回プラセンタを打ってるようなものだからほんとうに元気。
傘をおろしたりした。鴨鍋にハマりいろいろ試した。
映画「トワイライト・ウォリアーズ 決戦! 九龍城砦」
80年代の香港九龍城を舞台にした開けてびっくりイケメンパラダイスアクション死闘人情バディ物語っ! 開けてびっくりしたぁーほんとーーー! こんな映画だとは思わなかった。1月17日に公開された本作品を私は2月1日に見たのだが、その時点で既にこの作品の話題がSNSのタイムラインを埋め尽くしており、2月22日には出演者たちが急遽来日し舞台挨拶までも実現した。さらに雑誌an・anでグラビア特集も組まれたそうでさくっと撮影もしていった! 仕事が早い!! 熱量がすごい!
冒頭の激しいアクションからあんなゴールにたどり着く話だとは予想もしていなくて、見終わったあと血が滾ったよ。まだ見てないひとは、こちらの登場人物に寄る九龍城ガイドだけでも見てみて!
ゴールデンカムイアニメコンサート
ゴールデンカムイのアニメコンサートは二回目。前回モヤモヤっとしていたところが改善されていて、また前回同様ホールもリッチで大変よござんした。小林親弘さんと白石晴香さんも登場して、大事な局面でセリフをあててくれた。「オガタァーーー」のところで客席がビリビリ響いて鳥肌がたった。あのアニメ作品が成功したのは親弘さんを起用したことだろうと確信していてる。ALIとTHE SPELLBOUNDも熱唱。指揮者の人の「かーがーやーくーーー」のところでのタクト振りっぷりが楽曲への愛を感じた。素晴らしかった。
「アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方」
若くてピュアだったドナルド・トランプがどうしてあんな化け物になったのか、その化け物を育てた男との奇妙な師弟物語。良作。主演と助演の二人にウカデミー賞をあげたい。二人の老いメイクが凄まじい。メイクアメリカグレイトアゲイン。就任式後の暴走っぷりを見ているとなんと空々しいものかと目に映る。この時代の作品に要所要所で顔を出すアンディ・ウォーホルがなぜか禍々しいものに見えてしまう。2025年の今、振り返っているからこそなんだろうけど。
「猫のユーユー」
帝政ロシアの時代の動物たちの物語の短編集。思わずほろりとするものから、人間の醜さあふれる後味悪いものまで。当然ジャケ買い。
漫画「メダリスト」
漫画の表現なんてもう全部出尽くしたと思っていたけど、それは全くの思い違いだったと思い知らされた。この作品の見開きには背筋が震える。ウカデミー賞「この漫画がすごい令和六年版」受賞作品。この漫画のおかげでフィギュアスケートという競技がどういうものかようやく理解できた。
漫画としての表現もストーリーの完成度も凄まじいし、鈴木明子さんが監修しているアニメもすごいし、アニメのOPが米津玄師でそのMVが羽生結弦と知り、なんなのこれは、天才たちの高次元の遊戯なの? 課金して全話読んだ。すごい。ユーリオンアイスの時代からフィギュア作品はこれほど進化をしましたよ、と!
「ゴールドフィンガー」
バブル期香港詐欺師物語! みんなの大好きなトニー・レオンが大物詐欺師の役をやってます。それを追う高潔な刑事がアンディ・ラウ。バブルのときって、みんな下品ですごいな。あんな下品なトニー・レオンが見られるとは。ウルフ・オブ・ウォールストリートとゴッドファーザーの合せ技みたいな作品でした。
室町無頼
大泉洋史上一番かっこいい大泉洋。歴史上の書物に一行だけ存在した室町時代のある浪人の物語。なぜか若い女の子のお客さんが多いと思ったら、なにわ男子という若い男性グループ?の男の子がでていた。あの舌足らずのところも含めて人気なのかな。
芹澤興人さんが大泉洋側のチームにいて、あーみんな死んじゃうのかと物語の中頃で予感させるのはよくない! 中村蒼の使い方が正しくて膝を打った。貴重な俳優さん!
しかしあれだ、「ぼかぁねぇ、(松方)弘樹と同期だからねぇ」などと地方の鉄道でホラを吹いてた男の子が本物の大俳優になってしまったのを目の当たりにして、人生ってなにが起きるかわからないなぁと。