代打関川・あるいはノーヒットノーラン

広島名物ベース投げ夜の打ち合わせがなくなったので、神宮球場に野球を見に行った。楽天対ヤクルト。ヤクルトはさ、娯楽としてのプロ野球道を邁進しておりまして、その球場に足を運んだファンが楽しくすごせる工夫をいろいろしてくれているわけです。この柔軟性を他球団にももっていただきたいものです。広島は、コンテストをやるのもいいけど、あのTシャツを売ったほうがいい、立派な財源にもなると思う。
ヤクルトファンの人って、あだち充大先生に代表されるように、あんまりマッチョで好戦的な人がいない感じがするのよねー。そこが私も好きなんだけど。
さて、そんなわけで、ちょっと肌寒い外野指定席でビールを飲んでおりましたら、ウグイス嬢(今もそういうのか?)が「代打・関川」とアナウンス。99年の中日優勝の立役者といったら言い過ぎかもしれないけど、あのときの中日を応援していた人たちの中にはそう思っていた人が多かったんじゃないかと思う。そんで日本シリーズの前にためていたヒゲをそっちゃって、日本シリーズでは大不振、スランプに陥ってそのまま楽天へ移籍した関川。
その関川が代打に立ち、ファーストゴロであえなくアウト。うわーん。
その瞬間の私の心境といったら、スザナ(楽天)と一緒になりニューヨーク(名古屋)を去ったテリー(関川)を偶然場末の舞台(神宮球場)で見かけたキャンディ(あたい)のようなもの! ばかー。わーん!
というわけで、昔の恋人と神宮の杜で再会したあたくしですが、試合は進むよ9回表。球場全体がざわざわしてきて、スコアボードを見ると、どうやらノーヒットノーランを達成しそうな雰囲気。そしてうっすらとした緊張感の中、ガトームソンさんノーヒットノーラン達成。うーん、偉業達成の瞬間にうっかり立ち会うってのが野球の楽しいところよね。
ヤクルトってSNSやってんだ!IT球団だわー。はっ、まさか野村監督のID野球のむこうをはって、IT野球を目指してるとか?
※IT球団といえば、この前乗ったタクシーではiPod搭載車で、運転手さんの趣味の心地よさげな音楽を聞かせていただきましたわ。
※7回のラッキータイムで、外野席の楽天ファンの皆さんが風船を飛ばしたんだけど、それを見てヤクルトファンの女性が「しょぼー」と言ってるのが聞こえた。確かに寂しい量だったけど、ヤクルトのほうが風船の数は少なかったと思う。ジェット風船は阪神のお家芸だからヤクルトファンは遠慮してるのかな?
※ヤクルトの外野席は応援のバリエーションが少なくてちょっと寂しいですな。そういうときは千葉の海へ野球を見に行くと、すっきりします。あるいは、サッカーの試合でゴール裏に行くとか(怖くて行けない)。

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