テディベアに関するいくつかの証言

A Hazy Shade of Winter
A Hazy Shade of Winter
あたくし、意外とファンシーなものが好きだったりするのですが、大人なのでただの「ファンシー」では部屋に置くのも気恥ずかしい。「ファンシー」且つ「精巧」であるものを求め勝ちです。西ドイツで生まれたクマのぬいぐるみとか、西ドイツで生まれたイノシシのぬいぐるみとか、たまに買ってしまうのです。
で、テディベア。
NHKの日曜午後7時半からやっている「ダーウィンが来た!生き物新伝説」という番組が好きで、その再放送を木曜の夜中に見るのがひそかな楽しみ。かえるとか蛇とか川魚よりはできれば毛の生えた生き物の回が楽しいものです。昨晩見たものは、「危機一髪! 木登り名人クロクマ親子」、ロッキー山脈の「クロクマ」でした。
ロッキー山脈には体重400kg、体長2.5mのちょっと気性の荒いヒグマも棲んでいるのですが、このヒグマさん、クロクマの子供が大好物らしくてたまに襲い掛かるそうです。ヒグマが「ウホッ、いいコグマ」と駆け出した時には、クロクマの子供は危険を察知し、するするっと木に登り、難を逃れます。クロクマは木登りが得意で、卵から孵ったヒナが時がくれば自然に空を飛べるように、生まれながらにして木登りのDNAが染み付いているそうなんです。なので生後3ヶ月にして、なんのとっかかりもないようなまっすぐな木にもするすると登ることができるんですって。まぁ、かわいい。リンク先の画像でもだえ死んでくるがいい!
テディベアの「テディ」はセオドア・ルーズベルト大統領の愛称からとられたもの。クマのプーさんのモデルも、このロッキー山脈のクロクマだと知りました。ほほぅ。
それにしても、どんな生き物でも、子供から大人になるまで、一人で生きていけるようになるまで育てあげるって大変なことですね。事故にもあわせず、敵から身を守り、何を食べていいのか、何を食べてはいけないのか、間違いなく教え込み、巣立ちのときには厳然と別れる。人間さまも一緒だと思う。私が比較的健康で生きていられるのは、両親の育てが健全で、しっかりと滋養に満ちたものをバランスよくたっぷりと食べさせてくれたからだと思います。本当に感謝しています。どうもありがとう。
「ダーウィンが来た!」はBBCの協力もあってなかなか実のある番組なので、みなさんも見てね。プチ・プラネット・アースと称したくなるよき番組よ。
ところで、世田谷のクマのヒーさんは、ちょっと茶色い毛が入っているからヒグマというのだね。ヒグマも更新。

今週のデスクトップフラワー。
春の光と香りが感じられるワイルドな花束を頂戴しました。

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