図案は海外の手作りサイトで購入しました。オーナー男性。奥様が作ってて、旦那が売ってる・・のかな? いやいやいやクラフト大国アメリカのこと、そのような先入観は持ってはいけませんぞよ!
先週からブラッキーのクロスステッチをしていました。ブラッキーとは、ポケモンの相棒「かわイーブイ」なイーブイが邪悪に進化したポケモンです。
そしてこれがこうなる。
教訓
やり直ししやすいように糸は短く
右側の耳から作り始めたが、どこからチクチクし始めるのが正解かよくわからない。この時点では糸の数の数え方がよく理解できておらず、右耳からおでこに至るところで2目多く刺してしまった。少しだけ頭が長い。失敗! しかもこの時点では、刺繍を始めたばかりで長い糸のほうが作業が楽に違いないと思い込んでいたので、長い糸で一気に差し上げてしまった。これでは解くに解けず、修正できず断念。短い糸でちまちまやっておけばあとでも直せたのに、反省。
↓
・糸は50cmほどの短さで
・やり直しがしやすくなるよう部位ごとにちまちま進める
布の目選び
クロスステッチ用の布には3種類あり、1インチに入る目の数が 3.5目、5目、6目となっている。ブラッキーは布の目が5、一番長いところで50ステッチ。色数は4色に抑えたけど意外と大作。枠は18cmのを使ったが15cmでもよかったかも。
対してガーディは6目の布地で最大40ステッチ。ちまっとした可愛らしさを出すならこのくらいのステッチ数・布目数が良さそう。ややリッチなピクセルアートみたいな可愛らしさ。
↓
・全体のサイズ感を捉えるのは大事
・布の目の違いで印象が異なるのでよく検討する
対象をよく見る
あとでよく見たら、ブラッキーの目は邪悪な赤色だったーーー! ガッデーム!!!! 糸を買う前によく対象を見極めておきましょう。
体の食いしばってる感がすごい
ちくちくちくちくやっていると、刺繍枠を抑える左腕の腱が突っ張りバリバリになる。肩も凝る。気がつくと歯をものすごく食いしばっている。どういう顔して刺繍してるんでしょうか、わたくしは。あまり人様に見せられるお顔ではないかもしれません。いやーん、若草物語みたいな優雅さでやってると思ってるのに!!
耳が寂しくなる
目はがっちりと刺繍に集中しているけど、耳がとても寂しい。講演会の動画をかけっぱなしにしたり、アニメの「ゴールデンカムイ」第一シーズン・第二シーズンを全部聞き通したりした、「谷垣狩りだぜ」。早急に経済評論とか新書のリーダブルブックの導入を検討したい。英会話のラジオもいいかもしれません。刺繍している間に脳みそを別のことに使いたい、夜のマルチタスク☆
意外と楽しい
布目カウントの痛恨のミスにより額のあたりが2目分長くなってしまったが、表情の邪悪っぽさ、猫脚っぽい丸み、意志の強そうなふさふさしっぽがよく表現できたと思う。かわいい。これをじゃぁどうするかというのかはさておき、無心になって没頭できる時間を確保できたのは人生にとってもよいことだと思う。うむ。
次はこいぬポケモンのガーディ
何度もいいますが、映画名探偵ポケモンを見終わって「なぜこの現実社会にあのふさふさしたオレンジ色の犬がいないんだ!」と憤激したのがポケモン道の始まり。次はガーディに取り掛かります。が、こっちは小ぶりだし、色味もはっきりしているので進行が楽そうです。これに備えて、現在アマゾンプライムビデオで開放されている過去に放送されたポケモンアニメのガーディ回をすべて視聴しました。イヌヌワンよりガーディ、ガーディですよ!
ゆりあ先生の赤い糸
「ゆりあ先生の赤い糸」という入江喜和さんの漫画があります。
主人公はゲジマユのアラフィフガールで刺繍教室の先生。子供はおらず、旦那さんとは夜のマルチタスクが長い期間発動していませんが、とはいえその旦那のお母さんと3人で仲良く暮らしていました。そんなある日、外出先で夫が倒れたという知らせが入ります。あわてて病院に駆けつけたら、大変なイケメンが付き添っているではありませんか!
「主人のお友達の方ですか?」(意訳)
「・・・あ、僕たちつきあってるんです」(意訳)
なんだってー!! 平穏な暮らしだと思っていたゆりあ先生の明日はどっちだ!!!!
そういうお話なんですけどね、旦那の介護を自宅で始めたゆりあ先生が、「仕事(というか収入)どうしてる?」と友人に訊かれ、「こういう刺繍(の図案と糸を)キットを通販で売ってるんだけどそこそこ需要があるんですよー」と返すシーンがありました。
あぁっ! ゆりあ先生のお客さんって私か、私になるんだ!!!
なるほどなー。なるなる、私もダウンロード販売されている図案をこの先買う予定ですが、こういう商いが成立している理由を身を以て理解した次第。
それにしても、映画を見てきただけなのに・・いやー思わぬ方向へ飛ばされてきた気がするわ、どこまで行くのかなー。