赤い電車


狭い場所が落ち着く。
最近のできごと。
ソウルフラワーユニオソの大衆歌ばかり集めたアルバム聞きながら、仕事してたら、お客さんから電話。かなりの大音量だったので慌てふためいてボリュームを下げようとするのだが、一瞬あせってどれがミュートボタンか見失う。しかも体を音源に近づけたため、受話器からは先方に楽曲がだだ漏れ。「なんだか楽しそうな音楽ですねぇー」
大人やわ、大人だわ、あんたぁ。ちなみに聴いていたのはストトン節。
「白い馬の季節」を見た後、劇場のエントランスでじんわりと余韻に浸っていたら背後からおばさまたちのがやがやとした声が。
「ほら、モンゴルって今朝青龍が逃げ帰ってるところよね」
そんな社会意識の人がなんでこんなマイナーな映画を見にきたのかわかりません。
キャバレーを見終わった後、劇場を出るとき、耳に入ってくるさまざまな感想の声。若い男の子が彼女に向かって「小刻みなネタの展開って松尾スズキにありがちで、松尾スズキファンのためのミュージカルだよね。舞台としては全然評価できないな」としたり顔で語ってやがる。映画見た後、お芝居見たあと、美術館に行った後に、まずマイナスなことからしか話せない男って一緒に飲んでるとイライラするから、とっとと別れちまいなよ、嬢ちゃん、とアイコンタクトを必死に送った。届かなかった。
最近、「ピューと吹くジャガー」を買いなおしている。週刊少年ジャンプのなんだかわからないこのエネルギーってやっぱりすごい。なんのかんのいって時代を感じさせないこともすごい。

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