土降るや十二年後の浜矩子

「土降る」は黄砂のことで、春の季語です。
正しくは「霾」と書きます、雨冠に狸みたいな字です。
「ネッカチーフにシャネルのサングラスをかけて気分はヘップバーンだったが、ウィンドウに映った自分を見たらロシアで食料品を買うために並ぶおばさん」という文章をＹ婦人のブログで見つけて、同感・・・！、と。サングラスかけてさっそうとした気分で銀座を歩いていたら、ショウウィンドウには、髪が紫色になってない浜矩子がそこに立っているではありませんか！！　未達の浜矩子！　いやーん！！　髪型？　顔の骨格？　両方似てるから！？
やだなぁ、私、１２年後は浜矩子さんみたいになってるんじゃろうか・・・・
多分、なってるんだと思う、うぅむー（って浜矩子さんに失礼じゃろうが！）
女の最後は、扇千景か、土井たか子か、樹木希林の３パターンくらいなんじゃないかと思ってる。私の母親は土井たか子の道を歩んでる。扇千景っていうのは、髪が豊かで綺麗でいることにいくらでもお金をかけられる人たちの総称。美魔女とか妖怪トシトラズ以前の生き物たち。まぁ鳥肌実だって年月を経て普通のおじさんになっちゃったんだから、えぇ、まぁみんな年を取ってゆくのですが。

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