朝の挨拶

ふっさり。
朝起きて、「ウカー」と声をかけると、
どこで寝ていても「みゃー」と返事をする。
たたたと走る音がする。
私は仰向けになる。
猫は、ベッドの上で不動の体勢をとる私のおなかの上に飛び乗る。
ふぐるーふぐるーと喉を鳴らしながら、顎の下をなでろという。
毎朝１０～１５分ほどその時間がある。
おなかの上にどっかりと寝る猫の顎を右手でなでながら、
手近なところにある本をとり、左手で読む。
しかし本と私のそんなに広くない隙間に猫の顔が入ってくる、
「なでることに集中しろ」と。
あぁ、萌え死にするとはこのことか、と！

今まで押したことのないアイコンをクリックしてみた。
ウェブサイトの上のディレクトリに移動できて腰抜けた。
えぇー知らなかった。灯台下暗しとはこのことよ。
日本橋のある鰻屋にこの前行った。麻布十番には今、鰻屋がないんじゃよ。寂しいことなんじゃよ。
このお店、鰻屋のくせにお高くなくて、タレが薄味でおいしくて、お酒の種類も豊富で、だいたい鰻屋さんってメニューが少ないお店が多いけど、このお店は「まぁまぁお客さん、夜は長いんですから、いろいろご用意してますし、鰻の前にゆっくりやってくださいよ、あ、もちろんもちろんお得な御膳コースでさくっと食べていかれても全然問題ないんですよ、どうぞどうぞゆるーくおくつろぎください」というゆるーい雰囲気が満ち満ちており、老舗でゆるいっていうのは私にとってすっごく高いポイントで、おぅ、日本橋は用が多いさけーまた来てやるわい、ガハハハーという満足した思いで帰途に着きました。はー満足満足。
友達との間で鰻食べに行こうかーという話になったので、この店はいんじゃなかろうかと思い、ググってみたら、自意識過剰の貧乏くさい書き込みばかりが行列をなしているグルメサイトがたくさん出てきてやんなった。