鳩尾を踏みつけ猫が飛び去りて/今日の日経ビジネスオンライン

痛いっすよ、ウカ様・・・
ふぐるーふぐるーとマナーモード香箱座りで私のお腹の上で寝ているウカ様が、瞬間野性に戻り、したっと飛び降りるとき、どうして毎回毎回的確に鳩尾を踏んづけていくのかと・・・。
2010年8月24日(火)
中流マーケティングを捨てよ! “下流が主流”の時代のビジネスのあり方

 中流層の没落と下流層の拡大という現実に対して、「正社員と非正規社員の格差が問題だ」という主張が勢いを得ている。確かに中流層には正社員が多く、下流層には非正規社員が多い。しかし規制などによって非正規社員の雇用を抑制しても、下流化の流れは止められないであろう。企業が非正規社員を拡大させることによって人件費を抑制しようとしたのは、既得権で守られた正社員の賃金を下げにくかったからだ。言い方を変えれば、非正規社員は、人件費抑制のしわ寄せを受けた被害者であり、その加害者(受益者)は正社員であったと言うこともできる。だから非正規社員を正社員化し、彼らが加害者側に回れば問題が解決するということにはならない。非正規社員の増加は、あくまで表面上の問題にすぎないのである。
 問題の根源をさかのぼるならば、グローバル化こそが日本人の所得減少の“元凶”であると考えられる。経済が地球レベルで一体化する現実の前では、日本人だけが高所得を謳歌するわけにはいかないのだ。現在日本の労働者の多くは、アジア諸国の5倍から10倍の賃金で処遇されている。日本人労働者は概して勤勉で、教育水準も高く、その労働価値は新興国の労働者より高いと考えられる。しかし、だからといって、日本人労働者の生産性がアジア諸国の労働者より5倍以上も高いとか、5倍以上も付加価値の高い仕事をしているということはないであろう。
 したがってグローバル化が止められない以上、日本人労働者の賃金の下落は今後も続くと考えざるを得ないのである。
(中略)
 ここから言えることは、この10年間で上流から中下流、中流から下流へと転落した人が少なくないということである。その一方で、「グローバル化により、勝ち組と負け組の格差が拡大した」という世間一般のコンセンサスは、それほど正しいとは思われない。なぜなら上流層の構成比は増えるどころか、激減しているのが実態であるからだ。むしろ日本の消費者は、上から下まで一様に貧しくなっていると認識すべきであろう。
(中略)
 上中流マーケットの衰退と下流マーケットの拡大傾向は、おそらく構造的・宿命的なトレンドであり、これにあらがうことは困難であると認識しておく必要がある。そして従来型の中流マーケティングに固執する企業が、日本の中流層の没落と運命を共にする可能性は少なくないと考えられる。

グローバル化のツケってこういうカタチでやってくるんだってこと、この時代が来る前に誰か気がついていたのかちら。警鐘ならしてくれた人もいたんだろうけど、大きな別の声にかき消されちゃったんだろうね。
ニコニコのクレしんの動画での
「初期は日本の代表的な中流家庭だったのに、
今じゃ裕福な家庭にみえる」ってコメントに泣きそうになった

このtwitterに私も泣きそうになった。
さて、私の明日はどっちだ!
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