沖の空母見るや手袋はめ直し(大木あまり)

昨日は句会でした。ぎりぎりまで行かないつもりだったんだけど、あまりにもサボりすぎだったので、遺憾遺憾これでは遺憾とうぉらーーと叫び仕事を片付け、代官山まで行ってきました。うちからだと小刻みに3回乗り換えてゆくのよ、代官山って! 電車乗ってる時間は乗換もあわせて25分くらいなんだけどね。
冬晴れに心強けりLADY GAGA
マダム二人が取ってくれました。マダムならわかるよね。
納品の終わる夜明けや霜の花
自営業ならわかるよね!
山頂や草紅葉ただ光りをり
山ノボラーならわかるよね!
先生が(お情けで)とってくれたのはこちら。
秋の海目指す列車を途中下車
あまり先生の句。
やや重き我が青春のコートかな
立冬の波のかたちを遠くみて
沖の空母見るや手袋はめ直し

この句は格好がいいので、ぜひみなさんも覚えましょう。
沖の空母見るや手袋はめ直し
俳句は納得の文学だから、「あぁわかるわかる」という納得を引き出せる「詩」でないといけないわけです。そこらへんの勘所は、俳句をやらない人でも、こちらの本を読めばその臨場感を感じることができます。稚拙なのは「○○のような」というフレーズを句に織り込むことだと思います。
句会入門 (講談社現代新書)
句会入門 (講談社現代新書)長谷川 櫂

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