ケネディの娘を乗せて冬の馬車

BS1 世界のドキュメンタリーで、連日ケネディ大統領暗殺50周年特集をやってました。

http://www.nhk.or.jp/wdoc/index.html

11月11日 ダラスより速報 午後1時JFK死す
11月12日 ケネディ大統領への背信 前編 強硬派との対立
11月13日 ケネディ大統領への背信 後編 キューバ危機 そして反転攻勢へ
11月14日 リンドン・ジョンソン ~ケネディの後を継いだ男~
11月18日 秘蔵映像 忘れ得ぬJFK
11月19日 ケネディ家 宿命の子どもたち 前編(再)
11月20日 ケネディ家 宿命の子どもたち 後編(再)
11月21日 コールド・ケース “JFK” ~暗殺の真相に迫る~

この手厚さ!!!! 撃たれたケネディ大統領の隣の席に座っていたジャクリーン婦人が、車のトランクリット(であってる?)の上を這っている映像を見たことがありますが、あれは次の射撃から逃げているのではなく、ケネディ大統領の頭の断片を拾いにいっていたのですね・・・あぁ・・・・。

で、昨日は最後のドキュメンタリ、ケネディ大統領はいったいどこからどのようにして何発撃たれたのか、という検証番組。これがすごい。車に乗っていたケネディ大統領が撃たれ、同席していた州知事も負傷する。州知事は「複数の弾丸で襲われたはずだ」と訴えるが、番組ではまずこれを検証します。人肉や脳漿と同じやわらかさの物体をゼラチンで作り、シャツとジャケットと同じ程度の厚みになるよう布で覆い、その物体を同じ銃・同じ弾丸で撃ちぬく。その実験によって分かったことは、同じ車に乗っていた州知事もこのとき撃たれていますが(彼は命をとりとめます)、一発の弾が、ケネディ大統領の喉を貫通、後に彼の右腕も貫通、最後に州知事の背中から胸をも貫通したのです、ひとつの弾丸が!!! 

ケネディ大統領を狙撃した位置も謎に包まれていて、暗殺事件から数年後、後方から撃たれたはずなのに、衝撃を受けた大統領の頭は後ろからのけぞっているじゃないか、という検証映像が世に出てくる。「それではどうして後方から撃たれた人間が、後方に頭をのけぞらせるのはなぜでしょう」と、ベネディクト・カンバーバッチにちょっと似た銃専門の検死官が登場。ぎゃーん、人は後方から撃たれると(ちょっとグロいので省略)。

現代の最新技術が解き明かす50年前の一瞬のできごと、その多岐にわたった分析方法やその結果にちょっと目が離せなくなる内容でした。
犯人はオズワルドじゃないんだろうなー、豊田商事とか村井秀夫刺殺事件と同じものを感じるのよなー。

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