ウカちゃまの首元が寒そうだったので（嘘）、沖縄のビジホでもらったヘアバンドを着用させてみた。
知らない猫になった。
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秋口から行かねば行かねばと思っていた美容院にやっと行けた。「お腹の調子も悪くないしそろそろ普通の暮らしに戻らないと」と、夕方の銀座に行ってきた（現在、担当髪切師は麻布十番と銀座の掛け持ちなのだ。そして私は、どちらかというと長く通った麻布十番店よりも銀座店のが居心地がよいのだ）。数寄屋橋阪急跡地にできたガラスのキラキラしたビルを横目で見てから床屋へ。久しぶりに会ったら、彼は白髪交じりのロン毛だった。彼はどこへ向かおうとしているのか。今年一年一番髪型が目まぐるしく変わったのは、私の中ではこの男性だ。ナンバーワンだ。確か春先には清原みたいな風体だったような記憶があるのだが。
さて、彼のお客様には景気のいい人も悪い人もいて「最近景気どうすか？」と聞くと、「港区とか中央区で暮らしてると悪い感じは全然しない」と毎回答えてくれてたけど、今回は違った。「やばいね、全然よくなる感じがしない」「日本やばい超やばい」数寄屋橋阪急跡地のキラキラビルにはロッテの免税店が入るという話をひいて「日本の一等地に免税店ですよ？ これじゃまるで新興国っすよ」。うーん。土曜の夕方ということもあって、まわりのお客さんたちは会社勤めのキラキラ属性が高そうな人たちが多かったけど、実際どうなのかしら。ボーナスが増えてよかったよかったというニュースを聞いたけど、それまでが悪すぎたんだよね。銀座で不景気な話聞くと寂しくなるなー。
その後、銀座のユニクロまで足を伸ばして、ジャケットの下に着る薄手のダウンを買った。どのフロアも「ここは何国ですか！」と日本人の客を探すのが難しいくらいの外国人旅行客だらけ。ユニクロのあの黒い買い物カゴ一杯にした上下ジャージ姿のガタイのいい外国人たちが大勢いて、あれはなにかしら、クラブ・ワールドカップのリバー・プレートと背中に名前が入ってるけれど、選手？ サポーター？ スタッフ？ イニエスタは横浜市営バスの運転手さんと楽しそうに写真撮ってたみたいだけど、この人達は？ サポーターも上下ジャージだったりするの？ どうなの？ などと気になりました。
途中でビッカメでちょっと機材も買った。ビッカメの女子トイレは４つのブースのうちに２つが水が流されてなかった。あの「自動で水が流れます」とか「手をかざすと水が流れます」というシステムは、外国人旅行客には大変不評なのではないのかしら。レバーとかボタンとかわかりやすいものにしておかないといけないのでは。おやおや、こんなところでも余分なお金がかかっちゃいそうですな、日本の夏の五輪！
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それで今日の本題ですが、普段行くスーパーではなく、駅前のスーパーで椎茸と鰤を買って自宅でぶりしゃぶ。普段行くスーパーは釣りキチ三平印の秋田の肉厚椎茸を扱っているんだけど、駅前スーパーではそれが見当たらず、ぐぬぬぬ、ではこちらでよいかな、と妥協して買った他県産の椎茸が・・・まずかった。まずい椎茸というものがこの世にあるのかと悲しくなった。鰤は美味しいのに、鰤は美味しいのに、このゴムみたいな食感の茶色いきのこは一体なんていう名前なんだろうと悲しみで目の前が暗くなった。椎茸ひとつでこれだけがっかりできるのですから、そりゃー秋田の肉厚椎茸が如何に素晴らしいものかよくお分かりいただけることでしょう。
昨夜は私の選択が間違っていたのだ。駅から家までまっすぐ帰り、荷物を一旦置いて着替えて一服して、それから普段行くスーパーに行くべきだったのだ。でも夜９時以降に食事を取ると間違いなく体重が増える、寝る前の２時間以内に食事をしたら太る、ではないのです、９時前には食事は済ませておくものなんです、それを厭うて駅前で妥協したのが諸悪の根源！ あぁ、私の馬鹿。あんなにテンションの下がる椎茸が流通していることを糾弾したい！！ がっかり椎茸事件として心に刻んでおきたいと思う。
夜中、めそめそとテンション下がったまま布団に潜り込んでいたら、猫ちゃんがやってきて胸の上で香箱をつくり「プスープスー」と私を慰めてくれた。あぁありがとうよ、ウカ、しかし１５分も人間の上に居座るのは長すぎるのではないかい、とそっと体を起こしたら、プシャーとツバをかけながら「シャァァー」って怒られた、怒られた、怒られた・・・・女三界に家なしとはこのことか。
