アン・ハサウェイが持ってたあのバッグ、かわいいよね、かわいいよね、鞄病が発動しても致し方無いよね、致し方ない、えぇ、致し方ありませんとも! というわけで仕事終わったついでにバレクストラのショップへ行ってみた。すっごい綺麗な、あらゆるところの手入れが行き届いた、春の光のような可愛らしさの、フォロワー5桁のキラキラアカウントだとしてもなんらおかしくない美人店員さんが相手してくれた、眩しかった、とてもまぶしかった、眩しかった! で、このおかばん。
「あぁ・・・申し訳ございません。あちらは完売しておりまして・・・」
あぁ。なんですか! 普通に日本で売ってたんですか!
「当店は現在、国内に7店舗ございますが」
へー。ここのお店と、銀座三越と伊勢丹新宿店で3つだね、あと4店舗あるのね。
「すべて完売となっておりまして」
あら。あれは定番アイテムなんですか?
「定番ではございません。シーズンものでして・・・もしかしたらイタリアに問い合わせればあるかもしれませんが」
いやいやいや、そこまでは大丈夫です。よくってよよくってよ。ちなみにいかほどで?
「48万円に税でございます」
おぅ、ファッキンエキシペンシブ! でも4000ドルのバッグが日本の税関通過してその金額だったらまぁ有りかなとも思います、ファッキンエキシペンシブではございますが。でもつまりこれってあれよね、iPhoneやスタバのコーヒーが世界統一価格で設定されているのと同じように、こういうお鞄もグローバルに統一価格で売るようになってきているのね、で、現地で諸税がつく、と。やちなみに、近隣アジア諸国でどこの国でなら買えますか? たとえば消費税のない香港とか?
「品揃えが国によって異なりますのでなんとも言えないのですが、香港とシンガポールにショップがございます」
まぁ香港! 香港はどちらに? IFCとか?
「IFCです。上のほうの(お高い)フロアに。でもこのお店の1/3ほどの面積なんです」
おぉー。では香港っこたちも色数豊富に見たかったら日本に来るしかないわねぇ。あー。なんだ、スレ違いアイテムだったんだ、そうかー、日本で売ってたんだー、でも全然私の視界には入ってこなかったのかー。それはそれで理解した、諦めた、僕たちは永遠にすれ違ったままだね、と囁いてこの鞄病は打ち止めることにしよう。いやーよかった、おかげで50万ほど浮いたではありませんか!! 50万! 大きいい! ちょっと大きなお屋敷の固定資産税みたいなものではないですか、あぁよかった、こんな大金が浮いて本当に助かった。(もともと払うつもりもなかったくせに!)