２月１１日の円相場の動きがすごかったですね。あたい、仕事に行ってたからよく追えてなかったけど（そして追っていたところで一円も儲かるわけじゃないんだけど）、ぎゅーっと行ってぷっと戻って、また下がってぎゃーっとなって大忙しでした。浜矩子さんが「それみたことか！」といえる機会がやってきたのですよ。ＩＴバブルがはじけたのが２００１年、リーマンショックが２００８年、２０１６年チャイナ発複合ショック、って考えると、１０年とかそのくらいの期間でぎゅーっとなったりぎゃーっとなったりするんだから、まぁそういうもんだと思ってりゃいいんですよね。たとえば私がリーマンショック後に株投資始めたアラサーだとしたら初めての暴落に「あんぎゃー」とこの世の終わりのような気持ちになるけれど、バブルの崩壊あたりで社会人生活を始めてそこから歴史に残りそうなあんぎゃー事案を８年おきに見ていたりすると「また波がくるからそこで乗ればいいんですよ、そんなことよりも安全安心なインデックス投信ですよ（やってないけど）」と思える。淡谷のり子さんもおっしゃってた、「あなた、八十代になったら一時間なんて１０分よ」と。私も老親介護帰省の最中は、三度の食事と二度のおやつを用意するだけで一日が終わるのにびっくりする。つまり人生って思ったよりもあっという間に時間が過ぎていく。最近、水曜日になると「あぁもう週末がくるな」と思っちゃう。橘玲さんが２０１２年だか２０１３年にだかに出した本で「いま買う商品はＶＩＸ指数がらみのじゃねぇの？」と書いてらしたけど、あれに乗った人はニヤニヤした祝日になったことでしょう。過ぎていくこの日々こそが人生なのですね。
この記事を読んでいる人は、こんな記事も読んでいます
灰色の襟巻手袋本一冊／春疾風ガールズトークを病室で 週末は近隣の昭和文化漂う喫茶店で朝ごはんを食べるのが通例なのですが、それは昨日のことじゃった。壁を背にした席につくと、反対側の壁側の席に座っている殿方が目に入る。メガネの殿方、絵面的にはオノ・ナツメさ…
