水澄んですんで遺品の琴の爪 大木あまり/高値更新中の金と遺品整理のお話

 

6月に何度か実家に通ってゴミに出すものはゴミに出し、家を空にして若い家族に入ってもらえるよう整えた。ゴミ処理代〆て50万弱(税込)、それでも処分しきれなかったもの -誰とはわからぬけれどどこかに自分の父親の面影がありそうな明治時代の誰かの家族の集合写真とか- などは、「ここはすまん、ノータッチでね!」な倉庫に入れてきた。

生きている間は、生きている人が集めた、生きている人たちのための道具だったけれど、そのひとたちがいなくなってしまった後では、たとえ家族でもなかなか引き継ぎきれないものがある。買ったまま封も切られなかった新品の下着とか、上等な法事用の座布団30枚とか。使ってもらえそうなものは、そのまま家においてきた。

その中で、母親の指輪がポロポロと出てきた。デザイン的にちょっと厳しいかなというものや、逆にクラシカルな味がありむしろいまこそ使いたいものなどいろいろ十点ばかり。さて、そこで。

まずはコメ兵に売りに行った

これはもう・・・な貴金属類はコメ兵に売りに行きました。金価格の変動を田中貴金属のサイトでじっとみながら、「今だぁっ!」という日を狙って出動。今年1月に1グラム4,566円だった金が、8月最終週には5500円ですからね! 売るなら今だと思います、ようしらんけど。そして、売ったお金はそのまま茶封筒に入れて取っておき、今後の供養にあてるのです。仏壇にちょっといいお花を飾ったり、よい香りの上等なお線香を買ったり、次の法事に備えておくのです。そういうためのお金にするのです。

指輪は修理に出した

かわいらしいもの、遺品として手元に置いておきたいものはサイズ直しに出しました。母は指が太かったので、すべてサイズを縮める直しを依頼することに。

ネットで格安と謳っているショップを見つけたのだけど、正直大丈夫なのかな、自分の適正なサイズもわからないし・・ということで、そのお店の偵察も兼ねてアポイントを取ってその店まで足を運んでみた。カウンターでちょうどよいサイズをしらべてもらい、品物を預け、約1週間で修理完了、品物は宅配便で到着です。梱包を解いてとりだしてみると出来栄えに驚き、あのくすんだ宝石たちがこんなにピカピカに! 曇っていた石もキラキラに。なんと! これでひとつ3000円前後で補修してくれるとは! 

小さいエメラルドが数点連なった指輪もありました。しかしエメラルドはひとつ欠けているし、周囲のちびこいダイヤも欠けていてどうしたものかと思ったら、似たような色の石を探してきてくれて欠けているところを埋めてくれました。こちらは石のお値段と補修代を入れて14,000円、ちょっと諦めていただけにこれは嬉しい。5月生まれの母親が誕生石だからと選んだのかなというこのエメラルドの指輪は、同じ5月生まれの次女の手元に。

少し重めの凝った指輪のデザインは、金の重さでいい値段がついたのですが、コメ兵の査定の男性が「これはいいデザインなので磨いたらすぐ店頭に出しちゃいますよ?」とこっそり教えてくれたので、売却をキャンセル。たしかに凝ったデザインだけどそんなにいいものなのかなーと、こちらもあわせてサイズ修理に出したらピカピカになって戻ってきました。凝ったデザインだと思っていた箇所は、実は小さいダイヤがつぶつぶっと埋め込まれていたもので、ピッカピカに。華やかさといいその貫禄っぷりといい長女の指にぴったり収まりました。

私は、ひとつぶ真珠のかわいらしい指輪をもらいました。修理は、ヤフーショッピングで知った亀戸のジュエリーキホウさんにお願いしました。出来栄えにとても満足しています。

母親はどんな気持ちでこのかわいい指輪を選んで買ったのかな、などと思いながらたまにつけています。ここまで整理するのに3年もかかっちゃいましたが、こういうのもひとつひとつの区切りになっていくんだと思います。

2 Comments

いち

いろいろお疲れ様でした。
三姉妹は心強いね。
私の時は相談に乗って下さい。

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