てのひらにまろき備前や秋澄めり/お茶会のお招きに預かり久しぶりに着物を着た話

久しぶりに着物を着ようと飼い主がオタオタしている間、猫ちゃんは帯揚げに絡まっておりました。

お友達の社中のお茶会に「ぜひお着物でいらしてね」とお招きいただき、一番つるんとした生地に見える大島を着てでかけました。

きちんとしたきものを着たのは久しぶり。なのに姿見の前で名古屋帯を手にしたらするすると帯結びができ、体に染み付いた記憶ってすごいと自らを褒めた次第。大島を手に取る前に、「この墨色の小紋はどうだろう・・・あーでもちょっと花柄が華やかすぎて目立っちゃうかも・・じゃぁこっちの江戸小紋の万筋は? いやこっちはぐっとおばちゃんっぽくなっちゃうし」と少し悩み、何しろ私はお茶をきちんと習った経験がないので「あまり詳しくないんですけど、着物で来ましたー」という印象に見える大島を選んだ。
茶室に行ったら大正解。お点前の女性のひとりが選ぼうとした小紋の柄違いのような小紋をお召で、控えの女性に万筋をシュッと着た方がいて、「オッケーかぶらなかったー!」とホッと胸をなでおろした。

列席のマダムたちはみなさん色無地。「買ったけどあまり着用の機会のないあの帯は、ああいう色無地にあわせるべきなのか。メモメモ」など勉強になった。

この茶席には何度か参加させていただいているのですが、着物で伺ったのは初めてで、帯を締めた状態で指をつけてお辞儀をすることが大変難しく、自分の体の硬さにびっくりした。反省。今後鍛えていきたい。

なにしろ、数年ぶりに箪笥を開いたら「えーこんな素敵な着物、一体誰が用意したんだろう・・・・はっ、十年前の私だ!」てな状態でしたので、大切に着ていきたいものですじゃ。わたし、偉い、センスいい、準備いい! 感動した! 自分で自分に感動した!

 

茶席には、誘ってくれたお友達の亡くなられたお義父さまのコレクションの備前焼などが出されました。どうしても一句ひねりたく、本日のタイトルといたしました。こうやって思いでの品物が巡っていくのは素晴らしいことだと思います。お招きいただきありがとうございました。

 

今日の着物
・奄美大島で買ってきた大島紬(仕立てはゑり華さんにお願いした)
・句会のマダムに頂戴した織りの帯(ゑり華さんでお買い求めになられたものと伺った)
・萌黄色の帯揚げと帯締め

 

東レのシルックて、いま2万円で色無地出してるのか。すごい時代・・・

2 Comments

あそう

おいでいただき、ありがとうございました。
お着物、菅沼さんのすらっとした大人っぽい雰囲気にとてもよくお似合いでした。
きものの人が多い場に行くと、また着物が欲しくなっちゃう…この現象ってなんていうのかしらん?

返信する
ukasuga

お招きいただきありがとうございました。でもね、あのとき髪型が海原雄山みたいでちょっと忸怩たる思いでおりましたの・・・。奥様たちのはんなりとしたお着物もよかったですし、若いお嬢さんたちの着物も、朝生さんの秋の柄のお着物も素敵でしたわ!眼福眼福!

返信する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください