麗しの横長バッグ

先日、カサヤン（ほかに友人はいないのか？）が横長のバッグを持っていて、たいそううらやましく思いました。横長のバッグ・・・意外と気持ちにすっとくるものに出会えないんだよなー。
女子の荷物は小刻みになり勝ち。お洋服や着物にあわせて鞄を替えるので、中身の移動もままある。化粧ポーチに、手帳や携帯・デジカメなんかが入ったバッグの中の子どもバッグ、それらをお召しものにあわせて民族大移動。あっちのハンドバッグの後ろポッケに入ってたメトロカードを引越しし損ねて、改札の前であたふたすることも。そんな子どもバッグを多く持つ女子の鞄は、底が深いものよりも、浅くて長いものが重宝するのです。するのです。
なんだけどなー。ほしいものがないんだよなー。こういうのじゃなくって（しかもなんだこの値段）、もうちょっと気の利いたものがないかしら。
MULBERRY のバッグが鼻息荒くなることはなるのですが、なんというか、正面から見ると顔に見える。どうもインカやマヤ文明の遺跡にあるなにかに似て見える。しかも正面にあるファスナーをあけたり、ポッケをあけたりしても、「あははは」と笑っているように見える。どうも笑いをかみ殺したくなるバッグなのだよ。
で、現在春の大掃除絶賛開催中でして、本棚の整理をしていたら雑誌のバックナンバーが出てきた。「2007年 春のバッグ特集」という50ページ超の超強力特集が組まれている。今の私にはうってつけだと思い、ページを繰ってみた。掲載されている商品点数は２００点ほどではないでしょうか？　この中で「ほしいなー」と思ったバッグは１点しかなかった。これほどまでに女子の琴線は細分化されているのです、されているのですよ、ぼかぁ！
シンデレラを探す王子様の気持ちが今ならよくわかる。私の麗しの横長バッグはどこにあるの？　だからこういうのじゃなくって･･･（だからなんなの、この値段）。