桐箪笥を買うにあたって

桐箪笥なんて買うものですかっ、そんなに着物漬けになってたまるものですかっ、と当初は考えていたものですが、あふれてます、あふれまくってます。おかしいなぁー。帯か着物かといわれれば、着物に手を出すタイプなので、着物ばかりがあふれてます。
たとう紙のまま入る引き出しが10段重なった桐箪笥の購入検討中。たとう紙ってアレね、着物を包んでくれる紙ね。お店の名前が入っていたり、どの着物か書き込める欄があったり、透明な窓がついていたりするアレね。私は、2/3の長さのものよりも、3/3の長さのものが好きだなー。透明な窓がついてると尚ありがたいわ(さりげなくしゃちょうにアピール)。
10段の桐箪笥だと30枚ほど入るのでしょうか? 30枚って何年の購買意欲を満たしてくれる容量なんでしょうか? あんた、エレクターの中に入れてる夏物をしまう場所になるんじゃないかえ? はっ、そうだ、夏ものもあったんだっ! あったなぁ。うん、年間2ヶ月しか着ないからうっかりしてたけど。はっ、単の着物と帯もどっかにあったはずだ。これもなー、年間2ヶ月しか着ないから忘れていたよ。
着物暦って簡単に書くとこうなる。
 1月←      →12月
 袷袷袷袷袷単薄薄単袷袷袷
ごらんのように裏地のつく袷の時期が長いんじゃが、昨今のヒートアイランド現象・温暖化っぷりがひどくて5月から単を着てもいいんじゃないかという流れになってます。着物くらい暦通りに着られるような気象でいさせろっつの! せめて汐留のビル群とか田町の赤いビルとか丸ごとなくしてほしいわね、ずさーっと。ビル建てすぎだっつの。はっ、またなにか別の問題提起を。
というわけで、10段引き出しのついた桐箪笥を買ったところで、今あるものがきちんとおさまるだけで、将来に向けては何の足しにもならないんじゃないかのぅ。うむー。
それでも着物はいいよ、洋服のように吊るして保管する必要がないから、全部たためちゃうから。尺を基準としたユニット文化って偉大だわ。
あと、風呂敷ね。これまた偉大よ。箪笥が着物に占拠されているから、たためる洋服は色分けした風呂敷に包んでるエレクターに入れているの。便利よ。
もっとプレーンでシンプルで綺麗な色の風呂敷が世に流通しないかなー。なんでいきなり縮緬で、和柄で、民芸土産っぽいものしか売ってないんだろう。どうして『和』っていきなり『民芸』になっちゃうんだろうか。
先日は、自由が丘の布遊感さん(haruminさんが好きそうな店よ)で、ラッピング用の薄紫色の風呂敷を「どうしてもっ!」とお願いして、購入させていただきました。もうちょっと買っておけばよかったわ、アレ。

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