GSのひとの話

私が、1990年代前半に聞いた●ールドマン●ックスの人の話。
ぱっと見地方のさえない公務員といった感じのOさんは、実は凄腕トレーダーで年収も当時で一億に近いと聞いていました。ご同僚のみなさんはそりゃーよいものを身に着けている方が多かったのですが、彼だけは紳士服アオキとかで買ったよれよれのスーツにカシオのデジタル時計で、ほんとうになんだか冴えない。ある日、「Oさんってあんなに稼いでいるのに、どうしてあんなに質素なんですか?」とOさん同僚のMさんに聞いてみた。
「うん、あいつね、町田の家賃8万のアパートに家族5人で住んでてね、奥さんはOが外国のうさんくさい小さい貿易事務所で働いていると思い込まされていて、お給料全部渡すよっつって30万だけ手渡して、あとは全部自分の口座に貯金してるんだって」
 な・な・な・なななんのためにーっ!!!!
あれから十数年、さすがにその奥様も自分のご主人が勤める会社かどんなものか気づいているでしょうけど、どうなってることかしら。今頃、なにやってるんかなー、あの人たち・・・アーリーリタイヤしてるかもなー。
【ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない】
気になっていた話題だったが、今日初めて漫画で読んでみた。このくらいの規模の会社って本当に大変だと思う。仕事量も半端じゃないと思いますが、主なテーマが人間関係に収斂されていくのが本当にお気の毒。ていうか、すごい人が多すぎます。
ブラック会社というので、てっきり「キモノの展示会でうっかり着尺を羽織ってしまった女性のまわりに、太鼓持ちやらホストクラブに勤めてそうな若いあんちゃんやらがわっと取り囲み、身動き取れないようにして、不当に高い商品を買わせてて、カモだとわかった瞬間、彼女の全財産をむしりとるようにして次々と新しい商品を買わせようとする悪徳業者(実在しました。今もどこかにそういう業者はいるのでしょう)に勤めてはみたが、良心に耐え切れずその会社を2chで告発する」という反社会的な会社の話かと思っていたので、少々拍子抜け。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください