ザ・稲。白いのが花。
来月の今頃は稲刈りをしているはずです。
こうしてみると夏って意外と短いもんです、人生の夏もね。。。
ｈるみんさんへ。
映画「サマーウォーズ」のこと。監督さんが富山出身、監督の奥さんが長野の上田出身。お盆に監督さんがお嫁ちゃんの実家に帰ったとき、親戚一同が集まるのを見て、この映画の着想を得たということが信濃毎日新聞に掲載されておりました。
座敷のふすまを取っ払い、一族郎党が同じものを同じ時間に一斉に食べ、飛び交う瓶ビール、「さぁさぁこれも食べなさい」と繰り出されるおばあちゃんの食べ物攻撃！ その人数分の器があるのが、また田舎ならでは・・・監督さんはそういう情景に圧倒されたんでしょうなぁ。
しかし、こういう風景って現代では稀なものになっているのでしょうか？ 決して都会とはいえない富山出身の監督が、インスパイアを受けるくらい、レアな体験になっちゃってるの？ ばあちゃん家は限界集落でもうとっくの昔に村ごと離散しちゃってるとか？ ばあちゃんは、住みなれない東京の西の山奥の特養とかホームに入れられちゃって、集うべき家を失っちゃっているとか？ むーん。。。
とまれ、「サマーウォーズ」は、どうやら、お盆向けの、「集うべきばあちゃん家」の記憶がまだ残っている人々の郷愁を限りなくかきたてる映画のようですな。「ぼくの夏休み」みたいなものかしら。空の絵はキレイだなーと思いましたことよ。
※追記：この記事のコメント欄もあわせてぜひお読み下さい！※
そしてお盆つながりで、本格小説（上巻）の２／３まで読み進めました。２３０ページに及ぶ「本格小説の始まる前の長い長い話」、これだけだって、結構な「女の一生」っぷり。もはや戦後は終わったか終らないかというような時代に、アメリカに一足早くわたった作者のティーンエイジャー時代の話から始まる、人生の夏はあまり長くないと実感できるに足るこの物語！
本編はお盆の軽井沢から始まりますが、これもまたずいぶん夏休み向けの小説ですなー。小説にも季語がありますが、私の小説分類図の中で、この物語はおそらく生涯「夏」に分類されることでしょう。早く読み終えたくもあり、読み終えたくもなし。。いや、やっぱり、読み終えたいような。。
＞「集うべきばあちゃん家」の記憶がまだ残っている人々の郷愁を限りなくかきたてる映画
だと思って見に来た、熟年の方たちが
さっぱり内容が判らないまま
２時間ポーカーンとしてしまう映画でした。
私は勿論面白かったよ。
でもネット社会の事を多少知らないと
これはキツイよ。
フフフ、スガちゃんはきっと読んでくれると思ったわ。だって読後感想を語り合う友って必要じゃん。優雅なワンピース着てワインを飲みながら語ろうねっ。
>だと思って見に来た、熟年の方たちが
>さっぱり内容が判らないまま
>２時間ポーカーンとしてしまう映画でした。
ぎゃはは！ カヲルちゃん、冴えてる！
信濃毎日新聞の記事も、そういう熟年の方がうっかりトラップを踏みそうな紹介の仕方でした。そうなんだー。いやー、面白い。ぜひ行ってみたくなりました！
gonbey 様、ご紹介いただきありがとうございました。これは面白いですよ！ 最近面白い本に出会えてなかったから、ものすごい「大当たり」です！これから物語がめくるめいてゆく期待で今いっぱいです。冷えた白ワインたくさんと、猫を連れていって、一緒にお話したいですわー。
ああ！見に行きたいけどなかなか都合のいい場所でやっていないのが残念です。まあ、時をかける少女の時よりはマシですが。
いつも楽しみに読ませていただいています。
最初のカヲルさんのコメントを読んで大笑いしました。
確かに、今のネットを知らないときつい映画ですね。
でも、襖をとっぱらうと出現する畳の大空間。そこに集まる親戚と大勢の食事。井戸端で顔を洗ったりと、私にも夫にもとても懐かしい光景でした。
もう、笑顔で迎えてくれた祖母も広い田舎の家もありません。
田舎に就職して祖母の家かその近くに同居してくれる家族と大人数の食事作りや家事のために走り回る女性達がいないと成り立たない光景でもあるのですよね。
サマーウォーズ、意外といろいろな反応がっ！！！
高校野球県大会と並行して物語が進んでいくそうですが、そうなると「お盆」の風景じゃないんですな。８月の夏じゃなくて、７月の夏が舞台なのね。まー長野県人・野球ファンは見ておけってことでしょうか。
あぁ、追記に今きがつきましたことよ。
ありがとうございます。
映画館、もしくは、ＤＶＤでも、必ずみることになりそうな、サマーウォーズ。実はアニメ時かけも、ものすごく好き。この間もついテレビオンタイムで見ちゃいました。（何度目だ・・・）
大阪は暑いです。甲子園、生でみるなら、必ずや暑さ対策が必要と思われます。