健脚商売/千畳敷カール/駒ヶ岳ロープウェイの攻略

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朝7時半出発、雲海の駒ヶ根市と南アルプス、その奥に富士山

千畳敷カールから宝剣岳を。今日はここを登ります
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花崗岩の山
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岩肌ごつごつ。アホみたいな青空ですが、補正ゼロっす。

乗越浄土へはロープウェイから40分ほどで

前岳の尾根の端までちょっと歩く。
登山道独り占めでハイテンションになり、ハイジ踊りをする。

前岳でパノラマる。南アルプスのバカ尾根が!

ここは宮田村だったのかー。

乗越浄土に戻る。御嶽山。

宝剣岳手前の巨大な天狗岩。

宝剣岳の頂上に立つ人。ひええー。

その後、中岳を経由して、木曽駒が岳方面に。
ここではちょっと道をはずれて、脇の尾根道を走る。

尾根を走る青年とすれ違い、見送る。
写真には撮れませんでしたが、ここから槍ヶ岳が見えたよ。

乗越浄土に戻り、ロープウェイ乗り場に向かって下る。
千畳敷カールは登る人、降りる人でいっぱい。

標高2600m地点では秋がそろそろ終盤戦に。
土曜の午後、松本で仕事があり、まじめな服装にハイヒールで出かけた。しかし、脇に持っている小ぶりのボストンバッグの中に、よもや登山靴とリュックが入っているとは先方様も気がつかめぇ。
仕事の後、松本の石井スポーツでライムグリーンのフリースを買う。なかなかきれいな通りを歩き松本駅に戻る。ニットキャップを忘れたことに気がつく。お山の上は風が冷たいから、キャップがなかったら絶対悲しい気分になる・・・。駅ビル構内の女子高校生が行くような雑貨屋で525円のニットキャップを見つけ、これでいいや、と買う。アホみたいな柄なんだけど、うちに帰ればちゃんとしたのがあるしね、と。
そこから駒ヶ根へ移動。駒ヶ根インターの近くならいい旅館もホテルもいっぱいあるけど、あえて駒ヶ根駅のしょぼいホテルに。それもすべて翌日を有効に使うため。
・駒ケ岳へは、中央アルプス観光のロープウェイでしかいけない
・ロープウェイ乗り場のしらび平までは、マイカー規制されていて、
 一般車両が入れない。タクシーとバスのみがそこまで行ける。
・バスは駒ヶ根駅→駒ヶ根インター近くの菅の台駐車場→しらび平と
 いうルート。菅の台駐車場は1000台入るそうですが、
 ハイシーズンの週末は前夜から満車になることも。
・そのマイカー規制を前に、バスを乗るための人の渋滞も起きる
・そのロープウェイの乗員数は61人、2機の運行でやりくりしてる
 1000mを一気に上り、運行時間は7分30秒。
・その61人しか乗れないロープウェイを前に、人の渋滞が起きる
 ピーク時には2~3時間待つそうです。

となると、始発の便で、始発の停留所から乗り込むのが、一日を通して、一番待ち時間が少なく済むというもの。そのため、駒ヶ根駅前のホテルに泊まったのですが、それが大正解・・・というか、行く先々で気まずいくらいの気の毒な光景を。。。
始発のバスは朝6時、駒ヶ根駅でほとんどの席が埋まり、菅の台駐車場近くの菅の台バスセンター停留所に着く頃には満席に。ふと外を見ると、みはるかすかなたまで人の列。うぅ、すみません、すみません。ここからしらび平までバスが観光客をピストン輸送してくれるんだけど、それでもはけるのにはだいぶ時間がかかるようです。
朝6時50分にしらび平ロープウェイ駅に到着。その時間でさえロープウェイ乗り場で10分待ち、待ち時間の間に係員が拡声器で「ロープウェイは、千畳敷駅からの帰りも混雑します。ピーク時には2~3時間待つこともありますので充分ご注意を」と何度もアナウンス。
7時20分に千畳敷駅到着後、すぐに出発。乗越浄土を基点にあっち行ったりこっち行ったりしてから降りて、10時20分ロープウェイ乗り場着。もともとさくっと登ってさくっと降りて、日曜の午後には新宿に戻っていようと思っていたから、おおむねスケジュール通り。私は結構足が早いので、この短い間にもかなりの距離を歩いているのでやんす。

ロープウェイに乗って、しらび平まで戻ったら、ぎゃわー・・・なんじゃこの人の波は! ロープウェイ待ちの人の波。『あと、2時間だって・・・』といううんざりした声がちらっと聞こえたり、歩道の端っこで眠りこける人、お山で食べようと思っていたお弁当を食べ始める人など、あぁ、もうロープウェイ難民が! ひぃぃぃっ!

しかも、乗客の下車を待たせているバスも3台ほど! ひえええー、一度に上にいける乗客が限られるロープウェイが起点となるような旅では、早め早めに行動したいものですなぁ。
しかしながら、待ち時間も有効に活用してもらおうと、ロープウェイ乗り場の近くには遊歩道も整備されています。
【中央アルプス観光:ロープウェイ駅周辺遊歩道】
豆知識も載ってるよ☆
【中央アルプス観光:ロープウェイの構造】
地面から120mも高いところをするすると進んでいくこのロープウェイ、高所恐怖症の人は、ロープウェイの入り口と反対側に進んで、森側に立つといいよ。谷側の景色は雄大で壮大で高さがはっきりとわかって足がすくむけど、森側だとそんなに高さを意識しなくてもいいです。
自分の始発停留所の始発バス作戦のありがたさを、行く先々でかみ締めたのですが、持って行ったカメラのレンズがマクロレンズだったという大失態だけは、ぐぬぬぬ・・・・、今でも自分が許せません!!!! ばかーっ、あたいのバカーっ!!!


標高1600m地点ではまだまだ秋!
今回、一番、腰を抜かした光景は、安全索道株式会社の職員が、ロープの点検をしながら、ロープウェイに載ってきたことです。なにに腰を抜かしたかというと、彼の載ってる場所がすごい。
だって、彼、ロープウェイの箱の上に立っていたんですものっ!!!
ぎゃあああああー、ムリ! あんまり驚きすぎて写真が撮れなかったくらい。アンサクさんのおかげで、私たちは楽しく安全に観光を楽しめているわけですよね。ありがとうございます! 彼の姿を見たら、もうロープウェイでびびったり、怖がったりしない、と思えるようになりました。

3 COMMENTS

ナカムラ

駒ケ岳懐かしいです。今ではロープウェイはそんなに込むんですね。いぜん登ったときはロープウェイで宝剣、駒ケ岳にゆき、帰りは空木から尾根をくだりました。これだとロープウェイなしでした。

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さくまり@京都

まさに健脚! 
ようやっと「岳」を読み始めたよ。
『三歩に「良く頑張った」って言われたい』の意味がわかりました。
…が、ぜったいぜったい無理しないでねー。

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スガ¥

えぇっ、さくまりっこさんが今読み始めたとは意外! 
この週末、痛ましい事故があったようですが、私はなにしろ高所恐怖症(そしたらなぜ高いところに登る?)でムリができないタイプなので、多分事故にはならないと思います。でも、注意しますね。ありがとうございます。
ナカムラ様、昨日はその空木の尾根を一気に駆け上ってきた男性とすれ違いました。「どこから来たの?」と質問したら、「ほにゃらら」と答えてくれたのですが、早口で聞き取れず、ナカムラさんのコメントで思いがけずその地名を理解できることができ、助かりました。感謝します!

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