大友克洋ＧＥＮＧＡ展など／ベオウルフ・I AM LEGEND・逃亡者

2012年4月23日

大友克洋
講談社

￥ 1,050

(1984-09-14)

週末の出来事諸々

開いた口がちょっとふさがらないタイプの優秀な年下のいとこちゃん夫婦のおうちに遊びにいってきた。築浅の高層マンションの高層フロア、がくがく緊張しながら行ってみた、ら、とても質素に暮らしていた。毎日使っているとおぼしき使い込まれたアイロン台とアイロンが広いリビングの隅っこに置いてある。あれはおよめちゃんの嫁入り道具なのじゃろうか。あぁっ、なんて立派なのっ！　「すみませんー、食器とかバラバラで・・」、かわいい、かわいいよ、お嫁ちゃん！！！　そんな初々しい新婚夫婦さんに今半のすき焼きセットを振舞われる年上のあたし。。。なにか恥ずかしいような。。

おみやげにこれ↑と白を持ってったよ。

友人と大友克洋ＧＥＮＧＡ展に行った。会場の３３３１ってどこにあるんじゃろーと思って行ってみたら、そこは秋葉原と御徒町の間にございました。漫画ＡＫＩＲＡの原画が全ページ展示されています。音すらも止まったような瞬間を切り取ったコマにいちいち唸る。ＣＧのない時代に、これだけ濃密に書き込まれた漫画が、週刊連載されていたなんて。こんな濃い漫画、二度と出てこないんだろうな。カラーイラストの展示も素晴らしい。欧州の自転車レースを描いたイラストなんかは複製して額装してくれたら買うのになー。５００円払って金田のバイクにまたがることもできます。男の子は全員挑戦しておこう！　いいよ！　

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週末に家で映画を３本見た。『ベオウルフ』とウィル・スミスの『I AM LEGEND』、ハリソン・フォードとトミー・リー・ジョーンズの『逃亡者』。

『I AM LEGEND』のあらすじはこちら。

2012年。廃墟と化したマンハッタンを、赤いムスタングが駆け抜けてゆく。運転しているのはロバート・ネビル（ウィル・スミス）、助手席には愛犬サムがいる。…3年前、ガン細胞を撲滅するため開発されたウイルスの暴走によって人類は滅亡の危機に瀕してした。ネビルの妻と娘も、その犠牲となった。ウイルスの感染者は凶暴化したダーク・シーカーとなり、太陽の光を避けながら闇の世界に蠢いている。ネビルは要塞化させた自宅の地下にある研究室で、生体実験を繰り返しながら抗体ワクチンの完成に勤しんでいた。。。

テスト上映してみたら「イラク帰りの本物のアメリカ軍人使って、五番街を２００日も封鎖して作った映画なのに、なにこのエンディング、ありえない！！」ということで急遽ハートウォーミング・エンディングに差し替えられたという本作品。見終わってみたら、確かになぁ、という感じ。ダーク・シーカーのみなさんは、唸ることしかできなくて、確かにゾンビ化してるんだけど、知恵も知能ももちろんあるし、運動能力はすごく高いし、こういう人類の進化があってもそれはそれでいいんじゃないの、という気がしないでもない。群れをなすダーク・シーカーたちと孤独に戦うウィル・スミスのほうが、この世界では異端な存在じゃないすかー。しかも、ウィル・スミスは、彼らが動けない時間帯を狙って様々な武器弾薬を持って活動していたりして、ダーク・シーカー的には「普通の人間・ウィル・スミス」のほうが超怖い存在！　だから、伝説の男＝ウィル・スミス、なのよのさ・・・。
もともとはそういう頓知のきいたお話だったようですが、諸般の事情でハートウォーミング・エンディングになったとのことで。ほほぅ。

ダーク・シーカーのリーダーが、きしゃあぁぁっと吠えるシーンがあるのですが、あら、このアングルと構図に既視感が。レディー・ガガの「BAD ROMMANCE」でGAGAたんをおかいあげしようとする男性のお顔とよく似ているわ！　と思ったら、本作品の監督・フランシス・ローレンスさんは、映画監督兼映像作家なお方。グリーンディ、バックストリートボーイズ、シャキーラ、アラニス・モリセット、ジャスティン・ティンバーレイク、ブラック・アイド・ピーズなどのＰＶを多数手がけています。そして、レディー・ガガの「 Bad Romance 」も！　なるほど！　そういう視点で観賞するとなかなか楽しいですねー。

BAD ROMMANCE のお買い上げ男子