WOWOWドラマ「センセイの鞄」

センセイの鞄

Huluで。2004年2月放映作品。
主演は小泉今日子、柄本明。演出・久世光彦、音楽・都倉俊一。モト冬樹が居酒屋のサトルさんで、豊原功補がお花見で出逢う同級生、竹中直人は居酒屋で居合わせる客。

「キョンキョンがなんだか随分若いなー」と思って鑑賞してみましたが、そりゃそうか2004年放映作品ですもの、10年前だもの。そりゃ若い。しかし10年前からこんなに柄本明は老けていたのか、そりゃびっくり。もうちょっと小綺麗な老齢の役者さんは他にもいると思うんだけど、柄本明でも悪くはないね、でも松本春綱先生はもっと身ぎれいで髪もこまめに整えてるこざっぱりした男性だったと思うよ。キョンキョン演じるツキコさんも、原作に比べて随分お行儀が悪くて質素すぎる暮らしで(原作のツキコさんはもうちょっと稼いでいるんじゃないかな)イメージが違うんだけど、物語の中盤、島に行ったあたりからぐんぐん可愛くなっていく。あぁかわいい、キョンキョン、前髪ぱっつんが愛しいよ、キョンキョン、抱きしめたいよ、キョンキョン、という気持に自然になっていく。

最後、センセイが死んじゃってお葬式の場面、「生前、父が大変お世話になったそうで」と息子が出てきて遺品の鞄をキョンキョン演じるツキコさんに渡すのです。しかしその息子を演じてるのがベンガルで、柄本明の息子がベンガルっちゅーのはかなり無理があるのではないかしら、どうかしら! 

素直に菅野美穂と杉浦直樹あたりの組み合わせの「センセイの鞄」を見てみたい気もしましたが、国立を舞台にしたこの作品はこれはこれでよいのかな、とも。私自身はなんとなくそんなに都心から離れていない坂の町であるところの護国寺とか江戸川橋とか白山とか、池袋のちょっと先あたりの話かとずっと思っていたので「あぁーそうかー国立かー、そうかそうか、国立という選択肢があったなー」と真夜中に一人納得したりしました。こういうときに思うんだけど、私の知ってる東京って随分範囲が狭い。

こちらは沢田研二と富田靖子。
いやいや、富田靖子さん、よいですけれども! よいですけれども!

久世光彦さんの演出ってそうだそうだこんな感じだったなーとしみじみと見たり、ガラケーの時代の恋だなぁーって思ったり。英訳版があると知ったので、取り寄せているところ。ちょっと英語の勉強し直してみる。

Strange Weather in Tokyo

The Briefcase
二冊とも「センセイの鞄」なんですって。取り寄せたのは、あのふわふわ飛ぶお嬢さんの写真が使われているほう。作品とはまったく関係ない感じがまた潔い。そしてこの本、イギリスから送られてくるらしい。すげえな。

谷口ジローファンさんはぜひ漫画でこの世界を味わってください。
センセイの鞄 1 (アクションコミックス)

※花粉症でかなりやられてます。皆様もご自愛ください。

※3月11日であるところの昨日は、TVブロスのあまちゃん特集を読み返しましたよ。

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