注連飾り納屋の扉に飾り付け


 春がくる
 
スギ花粉の春もくるYO!
正月は例年通り実家でまったりと。全国的に天気の荒れた年末年始だったようですが、うちの田舎は毎日春のようなおだやかな風のない快晴の天気が続き(でも屋外の気温計を見ると氷点下3度だったりする)本当に暖かくよい天気が続きました。
実家では、姉に連れられてやってきた中学一年生の姪っ子ちゃんの英語の宿題を見てやったりした。「こんなの習ってないからわかんない!」と堪え性無く不機嫌になる姪っ子ちゃんに、「中学高校の勉強はみんな答えが用意されてるんだから、難しいことなんてないよ。人生の答えが見つからないのとはわけが違う」と諄々と諭していたら、母親に「そりゃーわけが違うわー」とたしなめられた。すみません・・・・
私には二人姉がいますが、彼女たちは松本市と千曲市にそれぞれ住んでおり、今回両方に立ち寄ってから東京へ。松本市の姉の住まいは、市街からそう離れていないのに標高650m にあり(中央本線の駅から車で5分のところなのに!)、実家よりも寒くておのろいた。松本市役所が592mのところにあるんだものー、松本平って結構高地にあるのね。
今回の旅のお供、太宰治の「津軽」。青空文庫でなにかおもちろいものはないかちら、と読み始めた、ら、すごくおもしろい。ちょっとシャイな文学BOY・太宰治クンの青森グルメ旅ブログが読めるのは、小山書店の新風土記叢書だけ!って感じで、内容も語り口も色あせてない。特に蟹田という土地で蟹を食べるシーンなんて、この人がすっごく身近に感じられて、ほほええましくなっちゃう。
食べものには淡泊なれ、といふ私の自戒も、蟹だけには除外例を認めてゐたわけである。私は蟹が好きなのである。どうしてだか好きなのである。蟹、蝦、しやこ、何の養分にもならないやうな食べものばかり好きなのである。それから好むものは、酒である。飲食に於いては何の関心も無かつた筈の、愛情と真理の使徒も、話ここに到つて、はしなくも生来の貪婪性の一端を暴露しちやつた。
このおっちゃん、悩める自殺志願BOYなだけじゃなかったんだー、と新発見。これを読んでから、青森新幹線に乗るといいんじゃないかなー、三浦春馬くんが切符切ってくれたらなお嬉しいんだが。

「不審者め!」と睨まれた。

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