花茨ジロ・デ・イタリア始まるる

土曜の夜に久しぶりに大きなテレビの電源を入れた、ジロ・デ・イタリアが始まったので。おぉーテレビの大画面ってでっっかい！！　冬の五輪が終わった頃から電源落としてたので、約１２週間ぶり。おぉ、自転車レースは大画面でみたいものですじゃ。

全然関係ないけど、羽田空港国際線の待合室においてある巨大テレビがサムソンのだったんだけど、ものづくりジャパンとかクールジャパンとか言ってるわりに肝心な場所でなぜ他国の機材を入れてるのかちら！　あれはちょっと解せん。にほんのメーカーってもしかしてもうテレビ市場から全部撤退してたりするの？　いやぁぁ、と思って、Panasonicのサイトに行ったらまだちゃんとやってるみたいで安心しました。どういうことなのかなー。

※ここ、ちょっと追記。
「日本のものづくりがここまで衰退してしまったのか！！！」という話ではなく、羽田空港国際線ターミナルが待合エリアに日本製ではなく海外のものを選ぶに至った理由が気になるの。なぜ？　ご予算に見合ったのがそれしかなかったのかしら。空港の出国ロビーなんてメーカーが「ぜひぜひうちのものを置いてください！」と売り込みにくるような場所だと思うのだけど。この待合室が日本滞在最後の地となる人もいるだろうに、なぜここに日本製ではないものを？　なーぜー？　不思議！！

話は戻ってジロ。今年は、アイルランドで三日間ステージをこなし、今日はお休み、明日からイタリア本土でレースです。アイルランド！！！　ウカやんの映画の記憶の一割はダブリンが舞台の作品で埋められているよ！！　初日と二日目は北アイルランド、昨日の日曜はダブリンがゴール。集団を追っかけるヘリの映像が映してくれる彼の地は、天気の移り変わりが激しく、風が強く、しかし色濃い緑、豊かに自生している鮮やかな花々、３Ｄプリンタでいくつも複製したようなかわいらしい小さな同じ作りの家々。公園を走り回る犬の姿が何度も映り込んだけど、やはり彼の土地の人々は犬が好きなのね。レースは半分そっちのけで、google map を地図モードにしたり航空写真モードにしたりして、土地の追体験をし続けました。

世界三大自転車レースを見るようになって早十数年経過してますが、google map のおかげで楽しみ方がだいぶ変わってきたような気がします。行くにはとても大変面倒そうなユーロ圏各地の美しい夏の景色を、お茶の間でふっさりしたいきものと楽しむイベントになってきた、とでもいいましょうか。そんな季節がやってきました。

マリア・ローザのピンク色はこの季節のバラの色かと思ってたら、ガゼッタ紙の紙面の色だったのね。なーんだ。つまんない。パンターニが死んでから今年でもう10年なんですよ。