雨の日曜日、あの人はこない
ドアップちゃん。
望遠レンズはすごいんだけど、いかんせん私の、私の手ブレ問題がー!!!!
1999年に第一巻が出て、話がまとまったのが2007年。一巻と二巻まで読んだ記憶があったけど、続刊がでなくてそのままになっていた。で、あるとき、Amazonを見ていたら「この話ってまとまってたんだー!!!」ということに気が付き、全巻まとめて改めて買い直し一気読み。一巻・二巻の内容はすらすらとわかるのだけど、三巻から天の話になり、四巻から宇宙の話になり、陰陽師の最後のほうもこんな感じでわからなくなってしまったのだーわーん、と自分の読解力・理解力のたりなさが嘆かわしくなった。美しい筆絵に流麗なカラー、圧倒的な世界観にほわわーんとするものの、私ってほんとバカ。
私が理解できる「宇宙感」のあるシーンって、山岸凉子の「日出処の天子」で夢殿の中にこもっていた厩戸皇子が、毛人と一緒になって雨雲を動かすあのシーンが限界なのではないかと思う。そう思うと、人生のかなり早い段階で理解力の限界に達していたんだなーとも改めて。