漫画「俺と悪魔のブルーズ」

俺と悪魔のブルーズ 迷い児の十字路(1) (アフタヌーンKC)

夏真っ盛りの頃、唐突に「そういえば昔、ロバート・ジョンソンのCD持ってたなー。しかしなんでまたロバート・ジョンソンなんて思いだしたんだろー」という事案が発生。私がCD持ってたのは二十数年前の出来事で、思い出したその瞬間までその伝説のブルース歌手のことなんてすっかり忘れていたのに、砂土原の坂を登っているとき突然、その人のことを思い出した。そのことをきっかけに映画と小説と猫があれば満足できる暮らしならああいうのを聞きながら新幹線の止まる手頃な地方都市でゆるく暮らすのもいいよねー、などと最近思っておりました。

さて、一昨日の晩、Amazon のKindle コーナーに立ち寄ったら、表題の作品が99円で売られておりました。タイトルが「俺と悪魔のブルーズ」、うーん、そうですよね、タイトルから察するにつまり悪魔に魂売って音楽の才能を手に入れたロバート・ジョンソンのお話なんですよね、そうなんですよね、と中身もよく確認せずぽちっと購入、のろっとダウンロード、読みだしてみたらド直球なロバート・ジョンソン漫画! 二十数年前、ロバート・ジョンソン コンプリート・レコーディングスのブックレットを読んだヤング・ウカ耕作は、「うわー、この歌手の人生ってまるで漫画みたいー」と素直に感じたものですが、それがっ、素直にっ、漫画にっ、なってる!!!! ド直球にっ、漫画にっ、なってるっ!!! なんだか素直に嬉しい。あんな荒唐無稽な、でも史実かもしれない伝説を表現しようと思う作家さんが出てきて、それをきっちりサポートする編集さんがいるんだね、時が経つのを待つのはいいもんですねー。

The Complete Recordings

そんでまぁこのCDはいつかのタイミングで中古屋さんに売り払ってしまったわけですが、なんでもかんでも断捨離すればいいってってもんじゃないっすよねー。ただいまiTunesで買い直しました。ばかばかー。今年になってから買い直し案件多発中。これとか。

荒野へ

–そのあとWikipedia で「俺と・・・」を調べたら、連載は2004年から2008年、連載休止を繰り返しつつ完結せずにいまにいたる、んだそうですな。ふーむー。掲載誌で購読してなかったから全然知らなかったですよ。

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