大奥の単行本表紙は墨色や真っ白のぱっきりとした色味のものが多かったのですが、今回は珍しく色のついたものとなりました。それは、夜明けの空か落日の空か。西郷隆盛と勝安房守の浜松町の会談までは昨秋うっかりWEB公開されていたのを読んでおりましたが、19巻は鳥羽・伏見の戦いから江戸城開城、またその後日譚として明治時代に生きる彼らの姿が描かれています。
深夜0時に配信開始されたばかりの漫画を、眠りにつく前にiPadで読み耽るのは幸せなひととき。昨夜もそのような姿勢で読み、江戸城開城のあたりからは保湿ティッシュをわしわしと消費。「あ、これ、なんか味がする紙でしょ、ちょっとペロペロしたい」と画面の前をうろうろとする猫をちぎっては投げ、ちぎっては投げして読み終わりました。
すごいお話だったなー。歴史改変SFというにはあまりにもあまりにもそれだけでは表現しきれない、私のなかでは存在感の大きい作品でした。16年間にも及ぶ連載、よしなが先生、本当に素晴らしい作品をありがとうございました。
ところで大奥の中澤様って、ゴールデンカムイでいうところの月島軍曹みたいですよね。ふふっ。
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太平洋戦争末期のペリリュー島で「徹底持久」を強いられた日本兵たちの真実の日々を描いた作品。かわいい絵柄で綴られる地獄の話。実は全冊、通常の販売価格ですでに揃えておりますが・・・いやいいんです、いいんです、それでいいんです!
これを読んだ後、同じ北海道の酪農高校漫画「銀の匙」を読むと、日本って貧乏になったんだなーってしみじみしちゃうから、ある意味劇薬です、このカシオミニを賭けてもいい!!