奥深き迷宮はこちら冬の夜/アンティーク絨毯展へ行ってみた

お友達に誘われて浅草橋ルーサイトギャラリーで開催されたアンティーク絨毯展へ行ってきました。「ウカやんさんのおかばん万円な感じのお値段ですよ」という謎めいたメールに誘われギャラリーに足を運んでみたら、ペルシャ絨毯がずらりと! そしてわたしが知ってるおかばん万円を軽く軽く飛び越えちゃってるんですけど! 3結城とか、5大島とか、6綿薩摩とか、そんな感じなんですけどっ!

「ペルシャ」という言葉がカバーするエリアの広大さにまず度肝を抜かれました。ペルシャ? イラン? トルコ? トルクメニスタン? ロシア? ウズベキスタン? アフガニスタン? 乙嫁語りで見たことあるぞこういうの、とか、ナウシカで見たことあるぞこういうの、とか、祇園祭で見たことあるぞこういうの、とか、すっごくわっかりやすい昔の成金の家で見たことあるなこのシルクの絨毯とか、そのカバーする年代の広さにも驚かされました。

「これはね、全財産なげうって買ったものなの。借金してまで買ったの。僕の守り神。この絨毯のおかげでいまの僕がある。ハッピーな事しかないの」 まぁ、素晴らしい! 「全部を手に持とうとすると失敗するの、ひとつは必ず手放さないと本当にほしいものは手に入らないの」 えっそれはなにかわたしのことを見透かしてらっしゃるのかしら? そしてその絨毯の気になるお値段は? 「これはね、博物館に入ってたほうがいいの。だから値段聞いちゃダメ」 ぎゃばーん、博物館クラスのものと暮らしてるんですか、オーナー!!!

ちょっとあたい高野山の曼荼羅にそっくりなヤツがほしいにゃーと思ったんだけど、どうかちら! ウカちゃん、どうかしら!! 

アンティーク絨毯の展示の内容はこちらからどうぞ。

写真に撮っても全然良さが伝わらないのでぜひ現物を見に行ってください。展示は11月20日まで!

こういう世界らしいです。奥深すぎて知らずにおいときたかった世界ですじゃ。。

2 COMMENTS

はつき

すごい世界でしたね~。
下世話な見方ですが、本当の「お金持ち」っつーのは、バッグや靴といった身に着けるものじゃなくて、絨毯にお金をかけているのかも…と思いましたよ。あれ、完全な投資だものね。使って価値が高まった所で転売…で、あの絨毯の似合うおうちを持っている人の中でぐるぐる回っている世界。

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ukasuga

はつきさん、目に円マークが浮かんでててよ! 本当のお金持ちは投資などではなく、自らの楽しみとしてお買い求めなさっているはず。しかしあの原材料の素晴らしさを聞いてしまうと、いま仕入れておいて十数年後に・・・チーン(レジの音)なんてぇことになりますわね。うひひ。
ほんとうに金は天下の周りものだし、絨毯も天下を回っているのかもしれませんねぇ。。

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